コミュニケーション研修の事例21選|目的別の内容と選び方を紹介
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コミュニケーション研修を企画する際、他社の事例は参考になりますが、実施内容を見るだけでは自社に合う研修かどうか判断しにくいものです。自己発信や社員同士の関係構築、情報共有など企業が抱える課題によって必要な取り組みは異なります。
そのため、事例を参考にする際は、研修の目的や対象者、具体的な実施内容を確認し、自社の課題と照らし合わせることが大切です。
本記事では、企業・団体が実施したコミュニケーション研修の事例21選を目的別に紹介し、自社の課題に合う事例の選び方や研修成果の確認方法も解説します。
※本記事は敬称略とさせていただいております。
報連相や傾聴・伝達といったビジネスコミュニケーションの基礎は、座学だけではなかなか身につきません。謎解きゲームを通じて「聴く・伝える」を自然に実践できるのが、あそぶ社員研修のコミュニケーション研修です。
自己発信・対話力を高めるコミュニケーション研修の事例6選
会議で意見が出ない、相手の話を十分に聴けないといった課題には、発言や対話を練習する研修が参考になります。ここでは、自分の考えを伝える力や相手を尊重した対話を扱った事例6選を紹介します。
1.SATO社会保険労務士法人
SATO社会保険労務士法人では、新入社員12人を対象とするコミュニケーション研修を実施しました。
前半はコンセンサスゲーム「ジャングルサバイバル」に取り組み、個人で考えた優先順位をチームで共有し、話し合って結論を出しました。その後は、伝える力・聴く力に関する講義やペアワークを行っています。
研修開始時には発言をためらう様子が見られたものの、終了時には主体的に意見交換する姿が報告されています。研修後アンケートの満足度は5段階評価で平均4.6でした。自分の考えを伝え、他者の意見を聴きながら結論をまとめる力を学ぶ事例です。
2.宅島グループ
宅島グループでは、新入社員・若手社員向けの3日間のフォローアップ研修を実施しました。グループ会社間の垣根を越えたコミュニケーションの強化を目的としています。
研修では、名刺交換、自分の考えを伝える練習、グループディスカッション、先輩社員との座談会などを行いました。参加者からは、考えを相手に伝えることの重要性や難しさを実感したという感想が寄せられています。
自己発信の練習と先輩社員との交流を組み合わせた事例であり、若手社員のフォローアップ研修を検討する際に参考になります。
参考:宅島グループ新入社員と若手社員のフォローアップ研修を行いました!|宅島建設株式会社
3.船橋市福祉サービス公社
船橋市福祉サービス公社では、中堅職員を対象に、アサーティブ・コミュニケーションの基本を学ぶ研修を実施しました。
テーマは、仕事中に生じる「言いにくいこと」を相手にどう伝えるかというものです。4人1組のグループワークで普段の伝え方を振り返り、相手の立場を尊重しながら自分の考えを伝える方法を検討しました。
参加した職員全員が発言し、活発な意見交換が行われたと報告されています。日常業務で伝えにくいことを話し合う研修の例です。
参考:コミュニケーション研修(職員向け)|船橋市福祉サービス公社
4.新東海製紙株式会社
新東海製紙株式会社では、新入社員研修の一環として、自己紹介や他己紹介、コミュニケーションゲームを実施しました。
「部課長ゲーム」では、指示や報告、相談を行いながらチームで1つの目標を目指します。また、イラスト伝言ゲームでは、図形やイラストを言葉だけで伝える難しさを体験しました。
相手に伝わる説明の仕方や聞き手から質問することの重要性を学ぶ構成です。伝える側と受け取る側の双方の行動を振り返る際に参考になります。
5.河村繊維株式会社
河村繊維株式会社では、管理監督者や役職者を対象に、社内のコミュニケーション改善を目的とした傾聴研修を実施しました。
研修では、世代によるコミュニケーションの違いを学び、実際に職場で起きたトラブルを題材としたグループワークに取り組みました。また、傾聴トレーニングでは「話す・聴く・観る」の役割を通して、相手の話の受け止め方や自分の反応を振り返っています。
管理職が部下の話を聴く力を高め、相談しやすい職場づくりにつなげる研修事例です。
6.サイボウズ株式会社
サイボウズ株式会社では、新入社員を対象に対面とオンラインを組み合わせた集合研修を実施しました。
研修では、対面でのグループワークや先輩社員との交流に加え、テキストコミュニケーション講座も実施しています。文章だけのやり取りでは相手の状況が伝わりにくいことを踏まえ、送り手と受け手の双方に必要な配慮を学びました。
また、顧客への提案を想定した課題にグループで取り組む実践研修も行っています。新入社員同士の関係構築と、対面・オンラインそれぞれで必要なコミュニケーションを学べるよう工夫した事例です。
参考:2023年の集合研修はハイブリッド型で開催!「サイボウズ流」を学ぶ4週間を徹底紹介!|サイボウズの舞台裏
「そもそもチームビルディングとは?」「何から進めればいい?」という方のために、基本の考え方からチームづくりの5段階、すぐ使えるフレームワーク15選までを1冊にまとめた入門ガイドをご用意しました。
関係構築・相互理解を促すコミュニケーション研修の事例6選
所属する部署や拠点、役職が異なると、日常業務で交流する機会が限られることがあります。ここでは、新入社員と教育担当者の合同研修や、拠点・立場を越えた対話など、社員同士が互いを知る機会を設けた事例6選を紹介します。
1.日本乾溜工業株式会社
日本乾溜工業株式会社では、新入社員8人と教育担当者7人の計15人を対象に合同研修を実施しました。
午前は謎解きアクティビティ「ミッションスクランブル」に取り組み、新入社員と教育担当者が同じチームで協力しながら課題に挑戦しました。午後には体験を振り返り、伝える力・聴く力についての講義やワークを行っています。
研修を通じて互いの新しい一面を知る機会が生まれ、満足度は5段階評価で平均4.6でした。教える側と教わる側が同じ目標に向かって協力することで、普段とは異なる関わり方を経験できる点が特徴です。
2.株式会社アイル
株式会社アイルでは、全国の拠点から社員を集め、階層別の社内研修を行っています。
入社1年目のフォローアップ研修では、ビジネスマナーやコミュニケーション強化をテーマにした講義・ワークを取り入れています。また、若手マネージャー向けの研修でも異なる拠点の社員が集まり、情報交換や意見交換を行う機会を設けました。
同社は対面で研修を開催することにも力を入れており、普段は別々の拠点で働く社員同士が、経験や課題を共有できるよう工夫しています。拠点を越えた横のつながりを築きたい企業にとって、参考になる取り組みでしょう。
参考:「全社研修プロジェクト」のすべて ~若手も管理職も。全拠点のメンバーが集合する対面研修の背景~|株式会社アイル
3.株式会社ウイング
株式会社ウイングでは、協業パートナーである株式会社トータルシステムデザインと、新入社員同士の合同交流研修を実施しました。
全4回の研修では、互いの会社紹介や経営理念の発表に加え、仕事や人生で大切にしている価値観を共有するグループワークを取り入れています。参加者は自分が選んだ価値観について理由を説明し、相手との共通点や違いを話し合いました。
会社の特徴だけでなく、社員一人ひとりの考え方を知る機会にもなっています。日頃から協力する企業同士の関係構築を考える際にも、取り入れやすい方法です。
参考:株式会社トータルシステムデザイン様と新入社員交流会を実施しました!~全4回の研修レポート~|株式会社ウイング
4.株式会社ネットビジョンシステムズ
株式会社ネットビジョンシステムズでは、全社員が集まる社内研修で「逆1on1」という対話型ワークを実施しました。
一般的な1on1とは異なり、部下側から上司へ質問する形式を採用しています。役職者と一般社員が少人数でテーブルを囲み、普段の仕事で工夫していることや考え方などを共有しました。
参加者からは「話題があれば会話しやすいことに気づいた」「普段接点のない社員との共通点が見つかった」といった感想が寄せられています。質問する側と答える側の役割を変えることで、役職にとらわれず互いを知る機会につなげた事例です。
参考:【開催レポート】第10回 全社員総会を開催しました✨|株式会社ネットビジョンシステムズ
5.株式会社フロンティアコンストラクション&パートナーズ
株式会社フロンティアコンストラクション&パートナーズでは、CS部門の社員19人を対象に、相互理解と信頼関係の構築を目的とするチームビルディング研修を行いました。
研修では「ジョハリの窓」を活用し、自分が認識している特徴と、他者から見た自分の特徴について考えました。参加者は自身の長所や弱点、今後目指す姿などを共有し、ほかのメンバーから質問やフィードバックを受けています。
終了後には「普段接点のない人と話せた」「意外な共通点を知ることができた」という感想が寄せられました。単なる自己紹介にとどまらず、互いの特徴を理解し、今後の関わり方を考える内容となっています。
参考:「チームビルディング研修」を実施しました ―相互理解を深め、より良いチームづくりへ―|株式会社フロンティアコンストラクション&パートナーズ
6.株式会社サンフーズジャパン
株式会社サンフーズジャパンでは、新入社員のコミュニケーション研修の一環として、社会連携プロジェクトに取り組みました。
新入社員は学生とともに社内エンゲージメントを高める方法を検討し、意見交換や企画の準備を進めました。その成果を部署の異なる従業員が集まる社内コミュニケーションイベントで発表し、従業員から感想や意見を受け取る機会も設けています。
この取り組みでは、社員同士の交流に加え、企画を考えて相手に伝える経験も得られます。新入社員の発信力を育てながら、社内のつながりを深めたい場合に参考になるでしょう。
参考:今期の社内コミュニケーションイベントで、社会連携活動を発表!|株式会社サンフーズジャパン
情報共有・協働・合意形成を学ぶコミュニケーション研修の事例5選
必要な情報が共有されない、チーム内で意見がまとまらないといった課題には、役割分担や情報交換を伴う活動が参考になります。ここでは、共同作業や課題解決を通じて協働する力を学んだ事例5選を紹介します。
1.株式会社ナリス化粧品
株式会社ナリス化粧品では、入社3年目の社員と中途採用社員を含む10人を対象に、2日間の研修を実施しました。
1日目は「リアル探偵チームビルディング」に取り組み、各グループが持つ断片的な情報を整理しながら、全員で答えを導き出しました。初めは情報共有に苦戦する場面もありましたが、ホワイトボードに書き出すことで、不足する情報や矛盾点を確認する動きが生まれています。
2日目には「ジャングルサバイバル」を通じて合意形成を経験しました。特に、情報を整理する際に事実と解釈を区別する重要性を学べた点が特徴です。複数の情報を持ち寄り、論理的に判断する力を高めたい企業に参考になるでしょう。
2.株式会社大谷商会
株式会社大谷商会では、社員同士の報連相や協力を促すため、PDCA研修を実施しました。
前半は「ロケットPDCAチャレンジ」で、チームごとにロケットの開発と改良に取り組みました。実際にロケットを発射して結果を確認し、改善を重ねながら目標達成を目指します。活動中には、役割分担や話し合いの進め方によって、チームごとの成果に違いが生まれました。
後半は講義と「指示書達成ゲーム」を通じて、情報共有や報連相の重要性を学んでいます。試行錯誤による改善と、業務上のコミュニケーションを組み合わせた研修です。
3.ヤマエグループ
ヤマエグループでは、新入社員研修にドミノを使ったグループワークを取り入れました。
参加者は仕様書どおりの構造物を制作する課題に挑戦し、役割を分担して作業を進めました。1回目の挑戦後には反省点を話し合い、作戦を立て直して再び取り組んでいます。
公式報告によると、優勝したチームは、役割分担とメンバーの得意分野を活かしたことを勝因に挙げていました。互いの特徴を踏まえて役割を決め、振り返りで見つけた改善策を実行する流れが参考になります。
参考:新入社員研修の様子|ヤマエグループホールディングス株式会社
4.株式会社北川組
株式会社北川組では、社内環境の改善を目的として社員研修を実施しました。
研修ではグループに分かれ、コミュニケーションで大切なことや会社の魅力、今後目指す姿などについて話し合いました。さらに、社内で改善したいことを洗い出し、その理由や期待できる効果、行動計画、責任者などを整理して役員へ提案しています。
本社勤務と現場勤務の社員が交流する機会にもなり、互いの考えを知るきっかけが生まれました。意見を出し合うだけで終わらせず、具体的な行動計画にまとめた点が特徴です。
5.松井証券株式会社
松井証券株式会社では、部署や役職、年次を越えて社員が学び合う取り組みの1つとして、社内ワークショップを実施しています。
DEI(多様性・公平性・包摂性)をテーマにしたワークショップでは、日本国内のジェンダーギャップ問題や国内外の他社の取り組みなどを参考に、自分たちができることをディスカッションしました。
共通のテーマについて異なる立場から意見を出し合うことで、組織の課題を考える機会につなげています。部署横断の対話を促し、多様な視点を取り入れたい場合に参考になる事例です。
実務での伝え方・報連相を学ぶコミュニケーション研修の事例4選
上司への報告や相談、オンラインでの情報共有など、仕事の場面に応じた伝え方を学ぶ研修もあります。ここでは、新入社員のビジネスマナーや報連相、オンラインでの相談方法などを扱った事例4選を紹介します。
1.株式会社NVC
株式会社NVCでは、約80人の新入社員を対象に「ビジトレ」を活用したビジネスマナー研修を実施しました。
従来の研修では受講者が消極的だったため、主体的に学べる内容を求めていました。そこで、敬語のカードから適切な表現を選ぶゲームや、上司の指示から不足している情報を見つける演習、ビジネスメールを修正する活動などを取り入れています。
研修後の満足度は5段階評価で平均4.51でした。実際の仕事で使う言葉や伝え方を、講義だけでなくゲームや演習を通じて学んだ事例です。
2.ヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)
ヤフー株式会社では、新入社員のエンジニア研修をオンラインで実施するにあたり、同期同士が質問や相談をしやすい環境づくりに取り組みました。
研修ではグループごとに先輩社員がサポートを担当し、新入社員同士でわからないことを教え合う機会を設けています。疑問点は先輩社員へ質問し、必要に応じて専門チームに問い合わせる流れも整えました。
オンラインでは質問するタイミングをつかみにくい場合があります。同社の取り組みは、相談できる相手と方法をあらかじめ明確にすることで、受講者が学びやすい環境を整えた事例といえるでしょう。
参考:ヤフー式新人研修 〜 フルオンラインでエンジニア研修を作った話|Yahoo! JAPAN Tech Blog
3.タウンライフ株式会社
タウンライフ株式会社では、内定者向けの入社前研修の一環として、ビジネスコミュニケーションを学ぶ社内研修を実施しました。
報連相の基本やビジネス会話、敬語の使い方などを学ぶとともに、ロールプレイやペアワーク、グループディスカッションにも取り組んでいます。
新入社員は、社会人として必要な知識を覚えるだけでなく、実際のやり取りを想定して練習する機会を得られます。入社前から職場での伝え方を身につけるために、実践的な活動を取り入れた事例です。
参考:26卒|タウンライフグループ入社前研修の実施|タウンライフ株式会社
4.大丸鐵興株式会社
大丸鐵興株式会社では、社員のコミュニケーション力向上を目的として、報告・連絡・相談をテーマにした社内研修を実施しました。
研修では、コミュニケーションを単なる会話ではなく、相手との認識をそろえる行動として捉えて目的や状況を確認する重要性を学びました。
報連相については、報告は過去の出来事、連絡は状況の変化、相談は問題を共有することだと整理しています。さらに、要点をまとめて伝える方法や相手の理解を確認すること、状況に合った伝達手段の選び方なども扱いました。
情報を伝えたつもりで終わらせず、相手との認識のずれを防ぐことに重点を置いた研修です。
参考:コミュニケーション・報連相研修を実施しました|大丸鐵興株式会社
自社の課題に合うコミュニケーション研修事例の選び方
21事例を自社の研修選びに活かすには、活動の名称だけでなく、改善したい行動と研修内容を照らし合わせることが大切です。
まず、会議や部署間の連絡、チャットなど、問題が起きている場面を洗い出しましょう。そのうえで「誰が、誰に対して、どのような行動を取れていないか」を整理し、研修で目指す行動を決めます。
例えば、同じコミュニケーション上の課題でも、意見を伝えることと必要な情報を確認することでは、研修で練習すべき内容が異なります。代表的な課題とそれぞれに適した研修内容を次の表にまとめました。
| 自社の課題 | 目指す行動 | 参考にする研修内容 |
| 会議で意見が出ない | 自分の考えと理由を伝える | 個人で考えた後に意見交換する活動 |
| 部署間で情報が共有されない | 必要な情報を自ら確認する | 異なる情報を持ち寄る活動 |
| 新入社員が相談しにくい | 不明点を早めに質問する | 先輩社員との対話・共同作業 |
| チャットの依頼が伝わらない | 依頼内容や返信の必要性を明確にする | 実際の文章を修正する演習 |
このように、改善したい行動から研修内容を考えることで、自社の課題に近い事例を絞り込みやすくなります。そのうえで、候補となる事例を以下の6項目で比較します。
- 実施前の課題が自社と共通しているか
- 研修の目的が改善したい行動と一致しているか
- 参加者の立場や経験が近いか
- 研修中に必要な行動を練習できるか
- 成果として何が確認されているか
- 人数・時間・実施形式などの条件が合うか
特に重視したいのは、課題・目的・実施内容が自社と合っているかという点です。同じ業種の事例でも目的が異なれば、自社にそのまま取り入れられるとは限りません。反対に、異業種でも改善したい行動が共通していれば、研修内容を考える材料になります。
また、問題の原因が個人のコミュニケーション能力ではなく、会議での発言機会や情報共有の仕組みにある場合は、研修以外の対応も検討する必要があります。
英国の人事・人材開発専門団体CIPDも、人材育成の必要性を判断する際には、求められる能力と現状の差を把握し、適切な対応を検討する考え方を示しています。
参考:Learning needs analysis|CIPD
コミュニケーション研修の成果を判断する際の確認項目
事例に紹介されている成果は、研修直後の評価なのか、研修中の行動なのか、職場での変化なのかによって意味が異なります。
例えば、研修の満足度が高くても実際の業務でコミュニケーションが改善したとは限りません。事例からどのような成果を読み取れるのか判断するために、確認する内容を3つに分けて整理しました。
| 成果の種類 | 確認する内容 |
| 研修直後の評価 | 満足度・理解度・受講者の感想 |
| 研修中の行動 | 発言・情報共有・協力の様子 |
| 研修後の行動 | 職場で報連相や相談を実践しているか |
事例を比較するときは、どの段階まで成果が確認されているかに注目しましょう。満足度の数値や参加者の感想だけでなく、研修中の行動や職場での変化が報告されているかも判断材料になります。
自社で研修を実施する場合は、研修直後のアンケートに加え、一定期間後に職場での行動を確認する方法も考えられます。たとえば報連相の改善を目指すなら、必要なタイミングで相談が行われるようになったかを、上司が確認する方法があります。
米国疾病対策センター(CDC)の研修評価資料でも、研修で学んだ内容と、職場での活用を区別して評価する考え方が示されています。
参考:Evaluate Training: Measuring Effectiveness|CDC
まとめ
コミュニケーション研修の事例を選ぶ際は、自社でどのような問題が起きているかを具体的にし、改善したい行動を明確にすることが大切です。自己発信、関係構築、情報共有、合意形成など、目的に合う事例を参考にしながら、対象者や実施条件に合う研修内容を検討しましょう。
あわせて、研修後にどのような行動を確認するかも事前に決めておくと、研修での学びを実務につなげやすくなります。
職場のコミュニケーション改善のヒントは見つかりましたか?「あそぶ社員研修」のコミュニケーション研修は、謎解きゲームへの没入を通じて、報連相・傾聴・伝達の基礎を「体験として」習得できるプログラムです。 「どの研修が自社に合うかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。目的やご予算に合わせて最適なプログラムをご提案します。
この記事の著者
あそぶ社員研修は、企業の研修担当者向けのお役立ち情報を発信するメディアです。研修に関するノウハウ、組織・人材開発の手法、ビジネススキルなどをわかりやすく紹介します。











