コミュニケーション研修におすすめのグループワーク25選!進め方と得られる学びを紹介
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コミュニケーション研修のグループワークは、活動中にどのようなやり取りを経験できるかで選びます。例えば、指示の行き違いを見直すなら説明と確認を行う活動、話し合いがまとまらないなら意見の理由を聞いて結論を導く活動が候補です。
本記事では、コミュニケーション研修におすすめのグループワーク25選を、具体的な進め方や活動を通じて得られる学び、職場での活かし方とあわせて目的別に紹介します。
報連相や傾聴・伝達といったビジネスコミュニケーションの基礎は、座学だけではなかなか身につきません。謎解きゲームを通じて「聴く・伝える」を自然に実践できるのが、あそぶ社員研修のコミュニケーション研修です。
伝達・傾聴・相互理解を学べるグループワーク8選
説明が伝わったかを確かめ、相手の考えを聞く活動があります。ここでは、伝達・傾聴・相互理解を学べるグループワーク8選を紹介します。
1.謎解き脱出ゲーム
株式会社IKUSAが提供する謎解き脱出ゲームは、物語の主人公となってチームで協力しながら謎の解決を目指すアクティビティです。
答えが見つからないときは、気づいたことを言葉にして伝えたりほかのメンバーの考えを聞いたりしながら進めます。1人が手がかりを見つけても、共有しなければチーム全体の判断にはつながりません。
解決までのやり取りを振り返ることで、職場でも必要な情報を自分から伝えることや役割を相談して決めることの大切さに気づくきっかけになります。
2.背中合わせのお絵描き
背中合わせのお絵描きは、2人1組で背中合わせに座り、片方だけが見ている図形を言葉で説明し、もう片方が描くワークです。
完成後に元の図と見比べると、同じ説明でも受け取り方が異なることがあります。たとえば「右に丸を描く」と伝えても、位置や大きさの認識が一致するとは限りません。
どのような質問や言い換えがあれば正確に伝わったのかを話し合うことで、具体的な言葉の選び方や確認の必要性を学べます。業務指示や作業依頼など、相手と認識をそろえる場面にも活かせるでしょう。
3.シンク・ペア・シェア(Think-Pair-Share)
シンク・ペア・シェア(Think-Pair-Share)は、1人で考えた意見をペアで共有し、最後に全体へ広げるグループワークです。
たとえば「仕事を依頼されたときに確認すべきこと」をテーマに、まず各自で答えを考えます。その後、ペアで意見を交換し、共通点や違いを整理して全体に共有します。
いきなり大人数で発言するのではなく、少人数で意見を交わしてから発表する点が特徴です。相手の考えを聞いて自分の意見を整理する経験が得られ、会議での意見交換にも活かせます。
東京大学も、協調学習や能動的学習(アクティブ・ラーニング)で用いられる基本的な教授法として紹介しています。
参考:1:シンク・ペア・シェア(Think-Pair-Share)|東京大学ファカルティ・ディベロップメント
4.Check-Backを応用した復唱練習
Check-Backを応用した復唱練習は、伝えられた情報を受け手が復唱し、双方の認識を確認するワークです。
担当者や期限などを含む業務指示を伝達役が読み上げ、受け手は聞き取った内容を自分の言葉で伝え返します。伝達役は内容が正しいかを確認し、食い違いがあれば説明し直します。
指示を聞いて終わりにせず、相手との認識をそろえる行動を練習できる点が特徴です。米国政府の医療研究・品質調査機構(AHRQ)が医療チーム向けに紹介する確認手法を、企業研修に応用した方法です。
参考:Tool: Check-Back (or Repeat-Back)|Agency for Healthcare Research and Quality
5.他己紹介
他己紹介は、ペアで互いにインタビューし、聞き取った内容をほかの参加者に紹介するグループワークです。
「仕事で大切にしていること」や「最近工夫したこと」などを尋ね、回答の理由まで掘り下げます。発表では、単に聞いた内容を並べるのではなく、相手が伝えたかったことを整理して紹介します。
紹介後に本人の意図と合っていたか確認すれば、質問・傾聴・要約・伝達を一連で経験できます。相手の話を正確に理解し、第三者に伝える練習として、面談や業務の引き継ぎにも応用できる活動です。
6.共通点探し
共通点探しは、ペアや小グループで会話し、互いの経験や考え方に共通する部分を見つけるワークです。
「仕事で達成感を覚えた場面」など、参加者が答えやすいテーマを設定して質問し合います。初めは共通点が見つからなくても、理由や具体例を尋ねるうちに似た考え方が見えてくることもあります。
共通点の数だけを競うのではなく、相手に関心を持って質問を重ねる過程に意味があります。普段接点のない社員同士が互いを知るきっかけをつくりたい場合に適した活動です。
7.Find Someone Who… Bingo
Find Someone Who… Bingoは、条件が書かれたビンゴカードを使い、当てはまる参加者を探して質問するゲームです。
たとえば「別部署と協力した経験がある人」などの条件を設定し、参加者は自分から声をかけて該当する人を探します。見つかったら名前を記入し、指定されたマスをそろえましょう。
多くの人に自分から話しかける点が特徴で、初対面の相手への質問や交流を促せます。米国の西ミシガン大学も、参加者同士の交流を目的とした活動として紹介しています。
参考:Find Someone Who… Bingo|Western Michigan University
8.2つの真実と1つの嘘
2つの真実と1つの嘘は、参加者が自分について3つの内容を話し、そのうち1つの嘘をほかのメンバーが推測するゲームです。
正解を発表する前に質問する時間を設ければ、聞き手が気になった点を掘り下げる機会も生まれます。予想が外れた理由を共有すると、相手に対する思い込みに気づくこともあるでしょう。
主な目的は交流や相互理解であり、業務連絡の正確さを練習する活動とは異なります。参加者が話す内容を自由に選べるようにし、個人的な事情の開示は求めないことが前提です。
「そもそもチームビルディングとは?」「何から進めればいい?」という方のために、基本の考え方からチームづくりの5段階、すぐ使えるフレームワーク15選までを1冊にまとめた入門ガイドをご用意しました。
情報共有・協働を学べるグループワーク8選
仕事を進めるには、互いの情報や担当を把握する必要があります。ここでは、情報共有・協働を学べるグループワーク8選を紹介します。
1.リアル探偵チームビルディング
株式会社IKUSAが提供するリアル探偵チームビルディングは、情報を整理・共有しながら事件の真相を推理するアクティビティです。
まず小グループで情報を読み解き、その後、複数のグループが集まって情報を共有します。自分たちのグループでは理解できていても、別のメンバーに説明する際に肝心な情報が抜けてしまうことがあります。
要点を整理して伝え、相手の情報も聞きながら全体像をつくる過程が特徴です。部署間で情報を引き継ぐ際に、何をどこまで説明すべきか考える題材になります。
2.グレートチーム
株式会社IKUSAが提供するグレートチームは、リーダーの立場で人員や資源を管理し、プロジェクトの成果を目指すビジネスゲームです。
参加者はメンバーの状況を踏まえて配置や育成を考え、判断を重ねながら進めます。方針を決めるだけでは、メンバーが同じ意図で動けるとは限りません。
判断の理由をどう伝え、変化した状況をどのように把握したかが振り返りのポイントです。基本的な会話練習というより、リーダーが状況を聞き取り、チームを動かす場面を考えたい研修に適しています。
3.ジグソー法
ジグソー法は、参加者がそれぞれ異なる情報を担当し、互いに教え合いながら課題の解決を目指すグループワークです。
同じ情報を持つ人同士で内容を確かめた後、元のグループに戻って情報を共有しましょう。全員の情報を持ち寄らなければ答えを出せない題材にすることで、説明や質問の機会が生まれます。
情報を伝える側は、相手が何を知らないのかを意識する必要があります。受け手も疑問点を質問しなければ情報がそろいません。部署ごとに専門知識が異なる場面や担当者間の引き継ぎを考えるのに適した活動です。
関連記事:情報整理ゲーム7選!グループワークで実施する際のポイントも解説
4.Send a Problem
Send a Problemは、グループで考えた課題の解決案を別のグループへ回し、複数の視点から解決策を検討するワークです。
最初のグループが課題と解決案を記録し、次のグループへ渡します。受け取った側は前の解決案を見ずに独自の案を考え、最後に集まった案を比較・検討しましょう。
同じ課題でも、着目する点や判断の理由が異なることに気づけます。複数の案を整理する際は、どの情報や根拠を重視するかを共有する必要があります。米国ジョージア大学が協働学習の方法として紹介している手法で、部門をまたいだ課題解決の練習にも応用できます。
参考:Send a Problem|University of Georgia
5.ペーパータワー
ペーパータワーは、紙を折ったり組み合わせたりして、できるだけ高い自立式のタワーを作るグループワークです。
参加者は最初に形や役割分担を相談し、協力しながら組み立てましょう。しかし、実際に作業を始めると予定した形が安定せず、途中で方針変更が必要になることもあります。
その際、誰が問題を伝え、どのように改善案を決めたかに注目します。完成した高さだけでなく、共同作業中の相談や情報共有を振り返ることで、日常業務での進捗報告や役割分担にも結びつけられます。
6.マシュマロ・チャレンジ
マシュマロ・チャレンジは、スパゲッティやひも、テープなどで自立するタワーを作り、頂点にマシュマロを載せるグループワークです。
組み立てるうちに、計画段階では気づかなかった問題が見つかることがあります。うまくいかなければ原因を共有し、メンバーと相談しながら修正案を考えましょう。
「最初の案に固執していなかったか」「問題に気づいた時点で周囲に伝えたか」を振り返ることで、仕事での早めの相談や協働について考えられます。米国スタンフォード大学のデザイン教育機関d.schoolも、協働しながら試作と改善を行う活動として紹介しています。
参考:The Spaghetti Marshmallow Challenge|Stanford d.school
関連記事:マシュマロチャレンジとは?ルール・研修での実施方法・効果を解説
7.ロールプレイ
ロールプレイは、業務上の役割や場面を設定し、複数人で実際の仕事に近いやり取りを演じるグループワークです。
たとえば、納期変更を伝える場面では、依頼者・担当者・上司などの役割を分担します。担当者は変更理由を説明し、依頼者の希望を確認したうえで上司と対応方法を相談しましょう。観察役を設けて、情報共有の仕方を確認する方法もあります。
終了後は、それぞれの立場で必要としていた情報が伝わっていたかを振り返ります。役割を交代して再び演じることで、相手の状況を踏まえた説明や、関係者間で認識をそろえる練習につながるでしょう。
8.ケーススタディ型の討議
ケーススタディ型の討議は、業務上のトラブルなどを題材に、グループで対応策を話し合うワークです。
まず確認済みの事実と推測を分け、判断に必要な情報を整理します。その後、参加者が対応案を出し合い、それぞれの理由を説明して結論を検討します。
意見が異なる場合でも、どの情報を重視したかを聞くと判断の前提が見えてきます。相手の根拠を確認する経験が得られるため、複数の担当者で対応方針を決める場面にも応用できます。
対話・合意形成を学べるグループワーク9選
意見を集める活動と、結論を決める活動は異なります。ここでは、対話・合意形成を学べるグループワーク9選を紹介します。
1.コンセンサスゲーム
株式会社IKUSAが提供するコンセンサスゲームは、異なる意見を持つ参加者同士が話し合い、チームで一つの結論を導くゲームです。
限られた状況で必要な物資の優先順位を考え、まず個人で順位を決めた後、理由を説明し合ってチームの順位をまとめます。
優先する理由が異なるため、自分の結論を主張するだけでは話し合いが進みません。相手が何を基準に判断したかを聞き、意見を調整する経験を通して、会議での合意形成や異なる立場の意見を取り入れる方法を考えられます。
2.ワールドリーダーズ
株式会社IKUSAが提供するワールドリーダーズは、資金や資源を活用して事業を運営し、他チームとの交渉も行う経営シミュレーションゲームです。
チーム内で戦略を考えるだけでなく、相手チームの条件を確認しながら提案を調整します。交渉が思いどおりに進まなければ、何を譲り、何を守るかを考え直す必要があります。
自分たちの事情を説明するとともに、相手の利害も聞く経験が得られるため、部署間の条件調整や交渉の進め方を考える題材になるでしょう。経営判断も扱うことから、交渉を重視した研修に適しています。
3.ブレインストーミング
ブレインストーミングは、1つのテーマに対して参加者が自由に意見やアイデアを出し合うワークです。
たとえば「部署間の連絡漏れを減らすには」という問いを設定し、出された意見をすぐに評価せず、ほかの発想を手がかりに案を増やします。
自分とは異なる考えを受け止め、そこから発想を広げる経験が得られます。ただし、アイデアを集めることが中心なので、それだけでは方針は決まりません。実行案まで選ぶ場合は、評価基準を決めて比較する工程も組み合わせます。
4.名目集団法
名目集団法は、参加者が個人で考えた案を順番に共有し、整理・評価して優先順位を決めるグループワークです。
最初に各自が案を書き出し、全員分の意見が出てから内容を整理します。その後、案を比較し、どれを優先するかを決めていきます。
自由に話し始める前に各自の考えを用意するため、一部の参加者の意見だけで議論が進む状況を見直す題材になります。複数の選択肢について、理由や判断基準を共有しながら結論を出す練習にも活用できます。
5.1-2-4-All
1-2-4-Allは、個人で考えた意見を2人、4人、全体へと段階的に広げるグループワークです。
まず一人で答えを考え、ペアで共有した後、2組が合流して4人で話し合います。4人の段階では意見の共通点や違いを整理し、最後に全体へ共有します。
いきなり大人数で議論するのではなく、少人数から順番に発言の機会を設けられる点が特徴です。会議で意見が一部の人に偏る場合に、参加者の考えをどのように集めるか検討する材料になります。
対話や協働のための手法を体系化したLiberating Structuresの公式サイトでも、1-2-4-Allの名称と進め方が紹介されています。
参考:1-2-4-All|Liberating Structures
6.ワールド・カフェ
ワールド・カフェは、少人数のテーブルで共通のテーマについて話し、メンバーを入れ替えながら対話を重ねるグループワークです。
前のテーブルで出た意見を新しいメンバーに伝え、それをもとに話し合いを続けます。参加者が入れ替わることで、異なる部署や立場の考えが共有されていきます。
自分たちにはなかった視点に触れられるため、部署間の相互理解や課題の洗い出しに向いています。一方、1つの結論を決めることが中心ではないため、実行策まで選ぶ場合は最後に意見を整理する工程も設けましょう。
7.フィッシュボウル
フィッシュボウルは、内側の参加者が議論し、外側の参加者がその様子を観察するグループワークです。
観察役は、発言が偏っていないか、相手の話を遮っていないか、質問がどのように行われているかなどを記録します。議論後に観察内容を共有し、必要に応じて役割を交代しましょう。
自分が話し合いに参加している間は気づきにくい行動を、第三者の視点から見直せる点が特徴です。議論の結果だけでなく、意見を交わす過程そのものを改善したい研修に適しています。
8.トロイカ・コンサルティング
トロイカ・コンサルティングは、3人1組で1人の仕事上の課題について質問や助言を交わすグループワークです。
1人が相談者となって悩みを説明し、残る2人は質問を通じて状況を確認します。その後、相談者が背を向けて聞き役となり、助言者同士が解決のヒントを話し合います。最後に相談者が気づきを共有し、役割を交代しましょう。
助言者には、相手の事情を理解してから提案する姿勢が求められます。相談者も異なる視点から課題を見直せるため、同僚への相談や後輩との対話を考える題材になるでしょう。
対話と協働の手法を公開するLiberating Structuresでも、正式な手法の1つとして紹介されています。
参考:Troika Consulting|Liberating Structures
9.Save the Last Word for Me
Save the Last Word for Meは、文章の一節についてほかの参加者の解釈を聞いた後、選んだ本人が最後に考えを伝えるグループワークです。
参加者が気になった一節を選び、ほかの人が先にその意味や捉え方を話します。本人はそれらの意見を聞いてから、なぜその一節を選んだのか説明しましょう。
同じ文章でも着目する点が異なることに気づけるため、自分の考えを述べる前に相手の理解を聞く練習になります。会社の方針や会議資料などを題材にすれば、認識の違いを確かめる活動としても活用できます。
米国ワシントン大学も、授業で多様な視点を共有するための討議方法として紹介しています。
参考:Discussions|University of Washington
まとめ
コミュニケーション研修のグループワークには、伝達・傾聴・相互理解を深めるものから、情報共有・協働、対話・合意形成を体験するものまで、さまざまな種類があります。活動ごとに求められるやり取りが異なるため、研修で身につけたい行動を明確にしたうえで選ぶことが大切です。
実施後は結果だけでなく、「必要な情報を伝えられたか」「異なる意見の理由を聞けたか」など活動中のやり取りを振り返りましょう。今回紹介した25選を参考に、自社の課題に合ったグループワークを取り入れてみてください。
職場のコミュニケーション改善のヒントは見つかりましたか?「あそぶ社員研修」のコミュニケーション研修は、謎解きゲームへの没入を通じて、報連相・傾聴・伝達の基礎を「体験として」習得できるプログラムです。 「どの研修が自社に合うかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。目的やご予算に合わせて最適なプログラムをご提案します。
この記事の著者
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