他己紹介とは?研修での活用方法や注意点も解説

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この記事の監修者
株式会社motch me 取締役
石野 太一
同志社大学在学中に大学生向けクリエイティブスクールの立ち上げに携わる。25歳の時に「地頭を鍛える」をコンセプトに、謎解きやパズルを用いた学習塾「たいち数楽教室」を開塾し、延べ300名以上を指導。その後ベンチャー企業の一号社員として研修事業の責任者を務め、営業・コンテンツ開発から講師登壇までを担い、年間88回登壇した実績を持つ。「講師は現場を離れて講師だけをやっていてはいけない」をモットーに、現在はイベント制作会社の取締役として経営企画・人事に携わりながら、講師活動を続けている。

他己紹介は、ペアでお互いに自己紹介をして相手の情報を引き出し、それに基づいて全体に向けて紹介する自己紹介ゲームです。

他己紹介ゲームでは積極的な傾聴を通じて相手のプロフィール情報をヒアリングする必要があるため、自然と相手に対する興味・関心が醸成されることが特徴です。また、お互いに自己紹介をし合うことでコミュニケーションが促進され、ヒアリングした内容を紹介する際に全体との接点も生まれるため、関係性の構築にもつながります。

本記事では、他己紹介の概要、求められるスキル、実施手順、注意点について紹介します

 

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他己紹介とは

他己紹介は、ペアを組んで出身地、趣味・好きなことなどのプロフィール情報をお互いにヒアリングして、それに基づいて紹介する自己紹介ゲームです。

「私も出身地が同じです」、「私もフットサルが好きで月1回ほどやっています」など、ヒアリングするなかで双方向性のあるコミュニケーションが生まれるため、一般的な自己紹介よりも興味・関心を持ちやすくなることが特徴です。また、プレゼンテーション形式で全体に向けてペアになった相手のことを発表することで、積極的傾聴を促す効果も期待できます。

他己紹介は準備物が不要で簡単に実施可能です。懇親会や研修のアイスブレイクなど、初対面の方々が多いビジネスシーンで活用することに適しています。

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他己紹介に関係するビジネススキル

ここからは、他己紹介と関連性があるビジネススキルについて紹介します。

傾聴力

傾聴力とは、相手の話に耳を傾け、熱心に聴くスキルです。傾聴力はコミュニケーション能力における「聞く力」に含まれます。傾聴は心理カウンセリングなどで用いられるテクニックですが、ビジネスシーンにおいても役立つ場面が多いため、ビジネスパーソンに求められるスキルとされています。

傾聴力には、相手の話を聴く「受動的傾聴」、相手が話した内容を繰り返して理解や共感を示す「反射的傾聴」、聴き手が働きかけてヒアリングする「積極的傾聴」の3種類があります。他己紹介は「積極的傾聴」との関連性が高く、自発的なコミュニケーションを促進させる効果が期待できます。

関連記事:傾聴力とは?高めるメリットや研修などでのトレーニング方法を解説

プレゼンテーション能力

プレゼンテーション能力とは、情報を整理したうえで資料を作成して、わかりやすく伝えるスキルです。他己紹介にはPowerPointPDFなどのプレゼンテーション資料を作成する工程は含まれませんが、ペアになった相手にヒアリングしたうえでメモを作成する際に情報を整理し、発表を通じてわかりやすく伝えることが求められます。

他己紹介のルール

以下が他己紹介の基本的なルールとなります。

  • ネガティブな内容を他己紹介に含めない
  • 詳細な個人情報はヒアリングも発表もしない
  • 自己紹介の項目は自由とする

他己紹介ではペアになった相手のことを紹介するため、ネガティブな内容が含まれると発表する際に紹介しにくくなったり、関係性を構築していくことの妨げになったりする可能性があります。また、人によっては、一部のプロフィール情報を全体には周知させたくないと考える場合もあります。

他己紹介を実施する際には、自己紹介の項目を限定しない方法がおすすめです。自己紹介の項目を限定すると、参加者が公開したくないプロフィール情報がその項目に含まれる可能性があります。他己紹介でヒアリングする際に、公開してほしくないプロフィール情報について確認するなど、参加者が安心して取り組めるように工夫して実施することが大切です。

他己紹介を実施する際に用意する物

他己紹介を実施する際に必要な物は以下の通りです。

  • メモ用紙
  • 筆記用具

他己紹介を実施する際には、ヒアリングした内容をメモするための紙と筆記用具が必要となります。

他己紹介を実施する際の手順・流れ

他己紹介を実施する際の手順・流れは以下の通りです。

  1. ペア分け
  2. 相互ヒアリング
  3. 発表

相互ヒアリングについては、お互いに自由にヒアリングする形で実施することで、ユニークなプロフィール情報が引き出されたり、答えたくない質問を共有したりすることができます。答えたくない質問については、参加者が安心して気軽に伝えられるようにするために、バツ印を書いたカードを用意したり、ユニークな合図を事前に決めたりして、ゲーム感覚でNGを出せるように工夫する方法がおすすめです。

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他己紹介の質問例

他己紹介で使える質問例を書きにまとめて記載します。

基本的なプロフィールに関する質問例

  • 名前は?
  • 出身地は?
  • 高校生・大学生の頃に所属していた部活・サークルは?
  • 特技・得意なことは?
  • 趣味・好きなことは?
  • 好きな食べ物は?
  • 好きな音楽・映画は?
  • 座右の銘は?

仕事・業務に関する質問例

  • 社歴は?
  • 所属している部署やチームは?
  • 役職は?
  • 職種は?
  • 主な担当業務は?
  • チャレンジしたい仕事は?
  • 学びたい・関心があるテーマは?
  • 好きな業務は?
  • 会社の好きなところは?

プライベートに関する質問例

  • 休日の過ごし方は?
  • 日常のルーティーンは?
  • 大切にしている価値観は?
  • ターニングポイントになったエピソードは?
  • プライベートでチャレンジしてみたいことは?
  • 長期休暇には何をする?

ユニークな質問例

  • 人生で一番ハマったアニメは?
  • 推しは?
  • 無人島に何か1つ持っていくなら?
  • 100万円あったら何に使う?
  • 子どもの頃の夢は?
  • 24時間以内にあった良いことは?
  • 自分を漢字1文字で表すと?

他己紹介を実施する際の注意点

以下では、他己紹介を実施する際に押さえておきたい注意点を紹介します。

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プライバシーに配慮する

他己紹介では、自己紹介を通じて必然的に自己開示をすることになります。人によって、聞かれたくないことはさまざまです。また、質問の内容によっては、ハラスメントに該当する可能性もあります。

他己紹介を実施する際には、恋人・結婚などの踏み込んだプライベートに関する質問は避けるように促し、参加者のプライバシーに配慮することが大切です。

質問を押し付けないように配慮する

他己紹介を実施する際には、質問をする側が主導してヒアリングを進めます。そのため、場合によっては、回答する側が答えにくい質問を押しつける形になる可能性があります。

他己紹介では、回答する側が答えにくい質問に対してNGを出せるようにすることが大切です。しかし、回答する側が拒否する形にはなるため、人によってはNGを出しづらいと感じる場合もあります。NGカードを用意してゲーム感覚で気軽にNGを出せるようにするなど、質問の押し付けが発生しないように配慮して他己紹介を実施することが重要です。

質問例を用意する

他己紹介を実施する際には、ある程度は参加者同士に委ねて、自由に質問をすることで主体性が高まったり相互理解が深まったりすることにつながります。しかし、質問に関するヒントがないと、時間内に多くの質問をすることができず、十分にヒアリングすることができない場合があります。

参考になる質問例を用意し、参加者全員に共有することで、効率的にヒアリングをすることができるためおすすめです。

質問に対する答えを掘り下げるように促す

相手に対してヒアリングする際には、自分が興味・関心を持てることを掘り下げていくことで、より主体的に取り組めるようになります。他己紹介を実施する際に、「質問⇒回答」をしたら次の項目に行くのではなく、回答に対してさらに質問をして掘り下げていくことで、より深く相互理解を深めていくことができます。

他己紹介を研修で効果的に活用する方法

以下では、他己紹介を研修で活用する際に押さえておきたい方法について紹介します。

アイスブレイクとして活用する

他己紹介は、アイスブレイクに適しています。アイスブレイクとは、参加者の緊張をほぐしてコミュニケーションを促進させるための短時間で実施できるゲームを指します。短時間でコミュニケーションを取れる自己紹介ゲームはアイスブレイクに適しており、他己紹介を活用することで効果的にコミュニケーションを促進させることができます。

コミュニケーション能力に関する研修と組み合わせる

他己紹介には、積極的傾聴力や、自分のことをわかりやすく相手に伝える力などのコミュニケーション能力に関する要素が多く含まれています。そのため、他己紹介とコミュニケーション能力に関する研修を組み合わせることで、講義やワークで得られる学びを高め、より具体的・実践的に理解することにつながります。

コミュニケーション研修、傾聴力研修、報連相研修、アサーティブコミュニケーション研修など、コミュニケーション能力に関連する研修を実施する際に他己紹介が適しています。

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まとめ

他己紹介を活用することで、参加者同士のコミュニケーションを促進させ、相互理解を深めたり関係性の構築につなげたりすることができます。研修や懇親会のアイスブレイクなどで効果的に活用しましょう。チームビルディングを目的とした研修や懇親会の実施を検討している際には、ぜひIKUSAにお気軽にご相談ください。

 

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

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