チームビルディングの方法とは?強いチームの作り方を解説
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メンバー全員で成果を上げられるようなチームを作るためには、チームビルディングが欠かせません。しかし、「チームビルディングとは、具体的に何をすればいいのだろう?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。
本記事では、まずチームビルディングとは何かを簡単に説明し、チームビルディングの具体的な方法を8つ紹介します。
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チームビルディングとは?
チームビルディングとは、チームの各メンバーが能力を最大限に発揮して、全員で目的を達成できるようなチームを作る取り組みのことです。どれだけ優秀なメンバーがそろっていても、チームとしてまとまりがなければ求める成果が得られないこともあります。チームビルディングにより、同じ目的に向かって協力し合える強いチームを作ることで、全体のパフォーマンスが向上し、継続的に成果を上げられるようになります。
チームビルディングの具体的な実践方法としては、以下の8つが挙げられます。
- ゲーム
- ワークショップ
- グループディスカッション
- スポーツ
- イベント
- 1on1
- 環境づくり
- 研修
次項よりこの8つの方法を、具体例を交えながら一つずつ解説します。
「そもそもチームビルディングとは?」「何から進めればいい?」という方のために、基本の考え方からチームづくりの5段階、すぐ使えるフレームワーク15選までを1冊にまとめた入門ガイドをご用意しました。
チームビルディングの方法①ゲーム
チームビルディングには、メンバー同士のコミュニケーションを促すゲームが有効です。特にチームができたばかりの段階は、お互いのことをまだあまり理解できておらず、信頼関係も築けていない状態です。メンバーの緊張をほぐし、自然にコミュニケーションが生まれるようなゲームを実施することで、相互理解が深まり、信頼関係を築きやすくなります。
チームビルディングを目的とするなら、ただ「楽しい」だけでなく、メンバーで協力してクリアや勝利を目指すゲームがおすすめです。同じ目的に向かって協力する体験を通じて、一体感も醸成できます。役割分担や時間配分、チーム対抗のゲームの場合は他チームの動向も意識する必要があるため、思考力も養われるでしょう。
ここでは具体例として、チームビルディングで実施されることが多い3つのゲームを紹介します。
マシュマロチャレンジ
マシュマロチャレンジは、チームで協力して以下のアイテムだけを使い、自立可能なタワーを作るというゲームです。
- マシュマロ(1個)
- パスタの乾麺(20本)
- ひも(90㎝)
- マスキングテープ(90㎝)
- はさみ
1チームの人数は4人、制限時間は作戦タイム込みで18分間とし、最後に出来上がったタワーの高さを競います。コミュニケーションはもちろん、役割分担や戦略を立てること、試行錯誤することの重要性を学べるゲームです。「ゲームを実施する → 振り返る」の流れを数回繰り返すと、効果をより高められます。
マシュマロチャレンジの詳しいやり方は、以下の記事で解説しています。
マシュマロチャレンジとは?ルール・研修での実施方法・効果を解説
ヘリウムリング
ヘリウムリングとは、チーム全員でフラフープを持ち(利き手の第一関節に乗せる)、誰の指からも離れないように床まで降ろすというチームビルディングゲームです。フラフープが誰かの指から離れたり、第一関節からずれたりした場合は失敗となります。
ルールが簡単で短時間で実施できるため、研修のアイスブレイクとしてもよく用いられるゲームです。チームの人数に決まりはありませんが、人数が多いと難易度が上がるため、はじめは少ない人数(5人程度)でやってみるとよいでしょう。
ヘリウムリングについて詳しくは、以下の記事もご覧ください。
ヘリウムリングとは?研修での活用方法や注意点も解説
NASAゲーム
NASAゲームは、合意形成によりチームとしての答えを導き出すコンセンサスゲームの一つです。参加者は宇宙飛行士で、宇宙船が月面に不時着してしまったという設定のもと、生存には何が必要かを話し合って、15のアイテムに優先順位をつけていきます。ビデオ会議ツールとスプレットシートさえ用意すればオンラインでも実施できるので、リモートワークの割合が高いチームにもおすすめです。
メンバーに納得してもらうには、「なぜそのアイテムの重要度が高いと思うのか」という理由をしっかり述べる必要があります。意見を交わす中で、一人ひとり考え方や価値観が違うこと、認め合うことの大切さ、異なる意見のまとめ方などを学ぶことができるでしょう。
NASAゲームの詳しいやり方については、以下の記事で紹介しています。
NASAゲームとは?ストーリー・公式解答・進め方やポイントを解説
チームビルディングの方法②ワークショップ
ここでのワークショップとは、複数人で実施する体験型の講座やイベント、グループ学習を指します。ワークショップによるチームビルディングは、自然とコミュニケーションが活発になるだけでなく、体験することで記憶に残りやすくなる、メンバーの主体性を引き出しやすいというメリットがあります。
研修会社などが提供しているワークショップを受講してもよいですし、コストをかけずに手軽に実施できるワークショップも多数あります。チームとメンバーの状態、人数、目的、予算などに合わせて、適切なものを選びましょう。どのワークショップがよいのか迷ってしまう場合は、メンバーにアンケートをとってみるのもおすすめです。
ここでは具体例として、チームビルディングで実施されることが多いワークショップを3つ紹介します。
チェックイン
チェックインとは、会議や研修の冒頭で行うウォーミングアップのようなワークショップです。ファシリテーターから与えられる簡単な質問に、一人ずつ順番に答えていきます。
【質問の例】
- 今どのような気持ちですか?
- 今の気分を〇〇に例えると何ですか?
- 最近気になっていることを教えてください。
このような簡単な質問に答えるだけで、お互いの状態を把握しやすくなり、「発言しやすい空気」が生まれます。実施することで、その後のコミュニケーションや意見交換が活発になる効果が期待できます。
WIND&ANCHOR
WIND & ANCHORは、自分がポジティブになれるもの(WIND)と、反対にネガティブになるもの(ANCHOR)をメンバー同士で共有するというワークショップです。それぞれのWINDとANCHORを色の異なる付箋に書き出し、一人ずつ発表します。
(※WINDは船を前進させる「風」、ANCHORは船を停止・低速させる「イカリ」を意味しています。)
このワークショップを実施すると、各メンバーのモチベーションに影響を与える要素、個人の価値観や大切にしているものなどを把握できます。相互理解を深められるだけでなく、チーム全体のモチベーション管理がしやすくなるというメリットもあります。
リーダーズインテグレーション
リーダーズインテグレーションとは、リーダーとメンバーの信頼関係を強化し、チームを統合(インテグレーション)するためのワークショップです。
【流れ】
- リーダーがメンバーに向けて、これまで取り組んできたこと、今後の目標・方針などを発表する。
- リーダーが退室する。
- メンバーだけでリーダーについて話し合い、意見を付箋に書き出す(リーダーについて知っていること、知らないこと、メンバーができること など)。
- メンバーが退室する。
- リーダーが入室し、メンバーの意見を見ながら回答を考える。
- メンバーが入室し、リーダーからメンバーに回答する。
- 自由に意見交換をする。
リーダーが変わったときや、リーダー自身が「チームにまとまりがない」と感じるようなときにおすすめのワークショップです。
チームビルディングの方法③グループディスカッション
グループディスカッションとは、その名の通りグループで行うディスカッション(議論、討議)のことです。参加者は与えられたテーマついて、自由に話し合います。意見を交わすことを通じて相互理解を深められるため、チームビルディングにも有効です。新しい視点や気づきが得られる、ビジネスに必要なコミュニケーション能力が鍛えられるというメリットもあります。
グループディスカッションは、お題によっていくつかの種類に分けられます。ここでは、代表的な「問題解決型」「自由討論型」「選択肢型」の3つを簡単に紹介します。
問題解決型
問題解決型は、与えられた問題または課題に対する解決策を話し合うディスカッションです。ただ1つの「正解」を導き出すものではないため、自由な意見が出やすいのが特徴です。
【テーマの例】
- 少子高齢化を止めるにはどうすればよいか?
- ブランドの認知度を上げるにはどのような施策が有効か?
- 残業時間を削減するにはどのような取り組みが必要か?
自由討論型
自由討論型は、与えられた抽象的なテーマについて自由に意見を交換するというものです。さまざまな意見が出やすいため、お互いの考え方や価値観に対する理解を深めることができるでしょう。
【テーマの例】
- 無人島に1つだけ持っていけるなら何を持っていく?
- 「幸せ」とは?
- 「理想の社会人」の条件とは?
選択型
選択型は、テーマと複数の選択肢が提示されるので、話し合ってどの選択肢を選ぶのかを決める、または選択肢に優先順位をつけるというものです。他の参加者を納得させるには、なぜその選択肢を選んだのかを説明する必要があります。意見交換を通して他者の価値観を知ることができるでしょう。
【テーマの例】
- 人生において最も大切なのは「愛」と「お金」のどちらか?
- 企業は「利益」と「社会貢献」のどちらを優先すべきか?
- 採用で見るべき項目、「意欲」「コミュニケーション能力」「ポテンシャル」の優先順位は?
チームビルディングの方法④スポーツ
スポーツも、チームビルディングに有効です。特にチームで取り組むスポーツは、役割分担や戦術が求められるものも多いため、同じ目的に向かっていく中で、自然に一体感や結束力を高められるでしょう。また、身体を動かすことで緊張がほぐれ、年齢や役職などを超えてカジュアルなコミュニケーションが生まれやすくなります。デスクワークが多い仕事の場合は、社員の運動不足解消につながるというメリットもあります。
チームビルディングの効果を高めるには、「何のスポーツを実施するか」が重要なポイントになります。メンバーの性別や年齢も考慮し、全員が楽しく取り組めて、かつ能力差が出にくいスポーツを選びましょう。「社内運動会」として複数のスポーツを実施するのも一案です。
【チームビルディングにおすすめのスポーツ】
- 大縄跳び
- フットサル
- ソフトボール
- 登山
- モルック
- ボッチャ など
チームビルディングの方法⑤イベント
社内イベントも、チームビルディングに有効です。強いチームを作るためには、信頼関係の構築が欠かせません。信頼関係を構築するには、まずメンバー同士で相互理解を深めることが求められます。業務から離れ、「イベント」という形で交流の機会を設けることで、フラットなコミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。いつも一緒に働いているメンバーの違った一面が見えることもあり、相互理解が促進されます。
また、業務中はどうしても限られたメンバーとしかコミュニケーションをとる機会がありません。社内イベントは、部署や役職の垣根を超えた交流を促せる機会でもあります。組織全体の一体感を高める方法としても有効です。
【社内イベントの例】
- 新年会・忘年会
- バーベキュー
- 季節のパーティー(お花見、クリスマスパーティーなど)
- 社内運動会・スポーツ大会
- 社員旅行 など
上記のような定番の社内イベントの他に、チームビルディングやコミュニケーション活性化のためにユニークな社内イベントを企画・実施する企業もあります。社員が楽しく、積極的に参加してくれそうな内容を考えてみてください。
チームビルディングの方法⑥1on1
1on1とは、上司と部下の組み合わせで定期的に行う1対1のミーティング(対話)のことです。
一般的な人事評価面談は「上司 → 部下」の一方向のコミュニケーションが多いですが、1on1は双方向のコミュニケーションで部下の成長を支援するという特徴があります。また、人事評価面談の一般的な頻度が四半期~半期に1回であるのに対し、1on1は週~月に1回と高頻度で実施します。1回あたりの時間は15~30分程度とするケースが多いようです。
「チームビルディング」と聞くと、“結束力を高めるために、メンバー全員で何かに取り組む”というイメージがあるかもしれませんが、強いチームを作るためには、リーダーが各メンバーとの関係を強化することも重要です。日頃から職場でコミュニケーションを多くとることももちろん重要ですが、1on1を導入し、マンツーマンでじっくり向き合う時間を作ることで、メンバーと信頼関係を築きやすくなります。各メンバーの状態を把握しやすくなり、必要なサポートがスムーズに行えるようになるでしょう。
チームビルディングの方法⑦環境づくり
チームビルディングにおいて重要なキーワードに、「心理的安全性」があります。心理的安全性とは、チームの中で、メンバーの誰に対しても安心して自分の意見を言えたり、思った通りに行動できたりする状態の程度を表す言葉です。
チームの心理的安全性が低いと、メンバーは「他のメンバーにどう思われるだろう?」「何か言われたら嫌だな」などと感じ、発言や行動をためらいがちになります。このような状態では、ここまでに紹介した取り組みを実施しても、十分な効果が得られない可能性が高いでしょう。チームを強くするためには、心理的安全性の高い環境を作ることも重要です。具体的な方法としては、
- 普段から業務以外のコミュニケーション(あいさつ、雑談)を多くとり、話しやすい雰囲気を作る。
- サンクスカードなどを導入し、メンバー同士で感謝や賞賛を伝え合う仕組みを作る。
- 挑戦しやすい(失敗を許容する)文化を醸成する。
などが挙げられます。
心理的安全性については以下の記事でも詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。
心理的安全性を高める研修とは?チームの条件や計測方法も解説
チームビルディングの方法⑧研修
強いチームを作るために、チームビルディング研修を実施するという方法もあります。チームビルディング研修は、チームのリーダーを対象とするのか、メンバーを対象とするのかによって、目的や内容が異なります。
チームのリーダーを対象とするチームビルディング研修は、リーダーに「チームビルディングの実践方法や必要なスキルを学んでもらう」ことが目的です。目標の設定・管理方法、心理的安全性を高める方法、メンバーとのコミュニケーションのとり方などを学ぶプログラムが組まれます。
一方、メンバーを対象とするチームビルディング研修は、「メンバー同士のつながりを強くすること」が目的となります。自己理解・他者理解を深めるために、先ほど紹介したようなゲームやワーク、ディスカッションなどをグループに分かれて行うことが多いです。
「あそぶ社員研修」では、チームビルディングにつながるゲーム・アクティビティを取り入れた研修プログラムを多数提供しています。チームビルディング研修を実施したいと考えている方は、ぜひ導入をご検討ください。
まとめ
チームビルディングの具体的な方法8つを紹介しました。メンバー個人の能力がどれだけ高くても、チームとしてまとまりがなければ、成果を上げ続けるのは難しくなります。強いチームを作るために、本記事で紹介した内容も参考にしていただきながら、チームビルディングに取り組んでみてください。
チームづくりのヒントは見つかりましたか?「あそぶ社員研修」では、謎解きやチャンバラ合戦などの体験型アクティビティを通じて、部署や世代を越えた一体感を育むチームビルディング研修をご用意しています。
「どの研修が自社に合うかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。目的やご予算に合わせて最適なプログラムをご提案します。
この記事の著者
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