ヘリウムリングとは?研修での活用方法や注意点も解説
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大学卒業後、クラシック音楽業界にて制作・マネジメント・プロデュースに従事し、アートと教育の融合をテーマに、「体験を学びとして届ける」手法を追求してきた。
その後、体験型コンテンツ会社を経て、株式会社IKUSAにクリエイティブプロデューサーとして入社。
現在は研修事業部の責任者として、体験型・ゲーム型の社員研修事業を統括している。
ユーザー視点に立ったサービス開発を得意とし、「楽しさが行動変容を生む」という信念のもと新しい研修体験を創出している。
ヘリウムリングとは、5~6人程度の1本の手指の上にフラフープを乗せて、全員の指が離れないように床に置くことができたら成功となる簡単なゲームです。短時間かつ簡単に実施することができるため、参加者の緊張をほぐしたり心理的安全性を高めたりするために実施するアイスブレイクとしても適しています。
本記事では、ヘリウムリングの概要、求められるビジネススキル、ルールや用意する物、実施する際の流れ・注意点、研修で実施する際のメリット・効果やポイントについて紹介します。
ヘリウムリングとは
ヘリウムリングは、5~6人のグループを組み、1本の手指(人差し指)の上に乗せたフラフープを床に置く協力型の簡単なゲームです。グループ内の1人以上の手指がフラフープから離れたら最初からやり直しとなります。
ヘリウムリングを成功させるには、グループ内の他者と同じ速度で手指を床に近づけていくことが必要です。他者よりも速く指を下げるとフラフープから離れやすくなり、失敗につながります。そのため、ヘリウムリングではグループ内の連携や協力が必須になり、チームビルディング効果が期待できます。
また、ヘリウムリングを実施する際には、グループ内におけるリーダーシップや、コミュニケーションスキル、合意形成スキルなどのビジネススキルが求められます。
ヘリウムリングで求められるビジネススキル
ここからは、ヘリウムリングを実施する際に求められるビジネススキルを紹介します。
コミュニケーションスキル
ヘリウムリングではグループで協力することが必須となるため、伝える力・聞く力などの基礎的なコミュニケーションスキルが求められます。コミュニケーションの手段が制限されたり、難しいことを伝えたりすることはないため、基本的なビジネスコミュニケーションが取れていれば問題ありません。
リーダーシップ
ヘリウムリングを成功させるには、グループ内の誰かがリーダーシップを発揮して先導することが重要です。「手指がフラフープから離れないようにする」という方向性は明確ですが、実際に体験してみると少しの気の緩みで手指がフラフープから離れることがあります。集中してゆっくりと床に近づけていくようにリーダーシップを発揮することで、ヘリウムリングの成功につなげることができます。
合意形成スキル
合意形成スキルとは、グループの全員の意見を引き出したうえで、論理的に擦り合わせて合意を得ることで、最善の結論を導き出すスキルです。ヘリウムリングでは、「手指を床に近づけていく」という方向性は明確にありますが、何に気を付けるか、どのように進めるかなどはグループで決定する必要があります。より早く効率的にヘリウムリングを成功させるように合意形成をはかることが重要です。
ヘリウムリングのルール
ヘリウムリングをおこなう際の基本的なルールは下記の通りです。
- グループの全員が円形に並んで片手の人差し指の上にフラフープを乗せること
- 誰かの手指がフラフープから離れたらやり直しとなる
- 手指がフラフープから離れた場合は自己申告する
- 手指から離れずに最も早くフラフープを床に置くことができたグループの勝利
「手指がフラフープから離れたら失敗」というのが実質的には唯一のルールです。手指がフラフープから離れた場合は最初からやり直しとなり、最も早く失敗せずにフラフープを床に置けたグループの勝利となります。
ヘリウムリングを成功させるまでのプロセスとしては、さまざまな方法があります。たとえば、床と水平な状態でフラフープをゆっくりと下げていく方法や、グループ内の1人が代表して床に対して斜めに下げてから反対側の人がフラフープを下げる方法などがあります。
また、等間隔に並ぶ必要はなく、ほうき型のような配置で片側に人数を集めるような工夫をすることも可能です。研修にヘリウムリングを取り入れる際には、そうした工夫ができるルールにするのがおすすめです。
ヘリウムリングを実施する際に用意する物
ヘリウムリングをおこなう際に必要な物は下記の通りです。
- フラフープ
- タイマー
グループ数と同数以上のフラフープを用意すればヘリウムリングをおこなうことができます。タイマーはスマートフォンアプリなどで問題ありません。
フラフープは軽量かつ円形のものを使用します。分割して大きさを変えられるものや、重たい素材でできているもの、円形ではなく不規則な形をしているものは避けましょう。
ヘリウムリングを実施する際の流れ
ヘリウムリングをおこなう際の基本的な流れは下記の通りです。
- ルール説明
- 実施タイム
- 振り返りタイム
- 再挑戦タイム
- 結果発表
以下で詳しく紹介します。
ルール説明
まずはヘリウムリングの進行役となるファシリテーターがルール説明をおこないます。ヘリウムリングのルールはシンプルですが、実際に体験してみると難しく感じる場合も多いため、グループで協力して工夫しながら成功させられるように促すとよいでしょう。
実施タイム
実施タイムは5~10分程度となります。胸の高さがフラフープの位置の目安となりますが、地面から近いほど有利になってしまうため、各グループの参加者のどの位置を開始地点とするかを決めておくとよいでしょう。
最も早く失敗せずにフラフープを床に置くことができたグループの勝利となりますが、振り返りタイムや再挑戦タイムにつなげるために、自チームが何分で成功できたのかがわかるように全グループに達成時間を伝えることが重要です。
振り返りタイム
振り返りタイムは3~5分程度となります。実施タイムにおける反省点を洗い出し、グループ内で話し合って合意を得ます。振り返りタイムを有効に活用し、再挑戦タイムで改善させることで、合意形成の重要性を実感できます。
再挑戦タイム
再挑戦タイムは実施タイムと同じ制限時間でおこない、同様に達成時間を全グループに伝えます。焦ったり勝ち急いだりせず、落ち着いておこなうことができれば、多くの場合に実施タイムより達成時間が改善されます。
結果発表
再挑戦タイムが終了したら、結果発表をおこないます。研修で実施する場合は、コミュニケーションのポイントなどを解説する振り返りも合わせておこなうとよいでしょう。
ヘリウムリングを実施する際の注意点
以下では、ヘリウムリングを実施する際に押さえておきたい注意点を紹介します。
実施前にアイスブレイクを実施しておく
ヘリウムリングではグループ内の協力や連携が重要となり、チームワークが求められます。自己紹介ゲームなどの簡単なアイスブレイクを取り入れ、グループ内の心理的安全性を高めた状態で参加者がヘリウムリングに挑戦できるように工夫することが重要です。
自己申告制で実施できるように協力してもらう
ヘリウムリングをおこなう際に手指がフラフープから離れた瞬間に判定することは難しく、審判を配置するには人手がかかります。ヘリウムリングを実施する際には、人差し指がフラフープから離れた人が自己申告するように協力してもらうのがおすすめです。
ヘリウムリングを研修で実施するメリット・効果
以下では、ヘリウムリングを研修に取り入れることで期待できるメリットや効果について紹介します。
グループの一体感が醸成される
ヘリウムリングでは、グループの全員が協力・連携することに加え、参加者の全員が同じ目標をもって共通体験をすることができるため、自然と一体感が醸成されます。また、ヘリウムリングを体験する際にグループ内の相互理解が深まり、チームビルディングにつながります。
リーダーシップや合意形成スキルが発揮される
ヘリウムリングを成功させ、勝利するためには、グループ内の参加者がリーダーシップやフォロワーシップ、合意形成スキルなどのさまざまなビジネススキルを発揮することが重要となります。ヘリウムリングの実施を通じて参加者の特性・性格などを運営側が知ることにもつながるため、新入社員研修の他に、新卒採用におけるグループワークなどにも適しています。
ヘリウムリングを研修で活用する際のポイント
以下では、ヘリウムリングを研修に取り入れる際のポイントを紹介します。
求められるスキルと研修内容を関連付ける
ヘリウムリングでは、コミュニケーションスキル、リーダーシップ、合意形成スキルなどのビジネススキルが求められます。それらのスキルと研修内容を関連付けて、実践的な学びと座学的な学習を組み合わせることで学びを深め、知識・スキルの定着につなげることができます。
1回目の挑戦から改善させるプロセスを含める
1回目の実施について振り返り、どうすれば改善できるかをグループで協力して考えることでPDCAサイクルを回すことができます。短時間でグループの成長が感じられ、各々が発見を得られるため、振り返りタイムや再挑戦タイムを設けるのがおすすめです。
まとめ
ヘリウムリングは、グループの全員で協力・連携し、人差し指から話さずにフラフープを床に置くシンプルなゲーム性・ルールの協力型ゲームです。研修に取り入れる際は、研修テーマと関連付けて、研修全体の学びを深められるように工夫しましょう。また、ヘリウムリングにはチームビルディング効果があり、参加者同士の関係性構築や相互理解の促進などにつなげることができます。深い学びやチームビルディングを目的とする研修の実施については、ぜひIKUSAにご相談ください。
以下では、講義・アクティビティ一体型の研修テーマの例を紹介します。 1.合意形成研修 合意形成研修のアクティビティ「コンセンサスゲーム」では、危機的な状況下でどの物資を優先して確保すべきかをチーム内で議論し、最適な結論を導きます。 学びのポイント 2.PDCA研修 PDCA研修のアクティビティ「ロケットPDCAチャレンジ」では、パーツを組み合わせてロケットを制作し打ち上げ結果から原因を考えて、より良く飛ぶロケットに改善していき、目標の達成を目指します。 学びのポイント 3.戦略思考研修 戦略思考研修のアクティビティ「ワールドリーダーズ」では、労働力や資本を使って事業を設立し、利益を稼ぐことを目指します。 学びのポイント 4.コミュニケーション研修 コミュニケーション研修のアクティビティ「謎解き脱出ゲーム」では、チームでコミュニケーションをとりながら問題に隠された法則を発見する謎解きゲームのクリアを目指します。 学びのポイント 5.ロジカルシンキング研修 ロジカルシンキング研修のアクティビティ「リアル探偵チームビルティング」では、チームに配られた断片的な情報を取捨選択し、論理パズルを完成させ、全問正解を目指します。 学びのポイント 6.クリティカルシンキング研修 クリティカルシンキング研修のアクティビティ「混乱する捜査会議からの脱出」では、推理ゲームで論理的に情報を整理するなかで証拠の違和感に気づき、仮説立てや検証を行って目標を達成します。 学びのポイント 7.リーダーシップ研修 リーダーシップ研修のアクティビティ「グレートチーム」では、チームの運営を疑似体験することでリーダーシップやマネジメントを学びます。 学びのポイント 8.ビジネスマナー研修 ビジネスマナー研修のアクティビティ「ビジトレ」では、実践形式・クイズ形式のアクティビティを通して、ビジネスマナーを楽しく学びます。 学びのポイント 9.防災研修 防災研修のアクティビティ「先が見えない防災訓練からの脱出」では、チームで協力して、防災のアイテムや知識を使用しながら謎解きゲームのクリアを目指します。 学びのポイント 10.OODA LOOP研修 OODA LOOP研修では、瞬間的な判断力が求められる運動系のアクティビティである「サバイバルゲーム」または「チャンバラ合戦」を実施することで、意思決定のフレームワークである「OODA LOOP」を実践的に習得することを目指します。 学びのポイント
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