チームビルディングは新入社員にこそ必要!実施方法やポイントを解説

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この記事の監修者
株式会社motch me 取締役
石野 太一
同志社大学在学中に大学生向けクリエイティブスクールの立ち上げに携わる。25歳の時に「地頭を鍛える」をコンセプトに、謎解きやパズルを用いた学習塾「たいち数楽教室」を開塾し、延べ300名以上を指導。その後ベンチャー企業の一号社員として研修事業の責任者を務め、営業・コンテンツ開発から講師登壇までを担い、年間88回登壇した実績を持つ。「講師は現場を離れて講師だけをやっていてはいけない」をモットーに、現在はイベント制作会社の取締役として経営企画・人事に携わりながら、講師活動を続けている。

チームビルディングとは、メンバーそれぞれが自分の能力を最大限に発揮しながら、全員で目標を達成できるチームを作る取り組みや、そのプロセスを指す言葉です。「ただの個々の集まり(集団)から組織に変えること」ともいえるでしょう。チームビルディングは、新たに組織に加わった新入社員にこそ必要です。

本記事では、新入社員にチームビルディングが必要な理由と、具体的な実施方法、成功させるポイントについて、詳しく解説します。

 

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新入社員にチームビルディングが必要な理由

新入社員にチームビルディングを行うことで、新入社員にも組織にもさまざまなポジティブな効果がもたらされる可能性があります。新入社員にチームビルディングが必要なのは、そのためです。まずは、具体的にどのような効果が期待できるのかについて、詳しく解説します。

同期との距離を縮められる

チームビルディングを目的とした研修やワークは、同期と交流を深める機会になります。

もちろん、日々の業務の中でしっかりとコミュニケーションをとることも大切ですが、どうしてもかかわるメンバーは限られます。特に規模の大きな会社になると、入社後はなかなか他部署の同期とかかわる機会がないというケースも少なくありません。また、日々の業務の中では、当然業務に関するコミュニケーションがメインになります。仕事から離れた交流の場を設けることで、さまざまなコミュニケーションが生まれ、心理的な距離が縮まりやすくなります。

新入社員に早く職場に馴染んでもらうためには、チームビルディングなどで関係構築をサポートすることが重要なのです。

早期離職のリスクが下がる

毎年4月になると、「入社〇日で退職代行に新入社員からの依頼殺到」などというニュースをよく見かけるようになりました。そこまで短期間ではなくても、新入社員の早期離職は多くの会社で課題となっています。

退職を決める理由は人それぞれですが、人間関係の悩みやストレスにより早期離職となることも少なくありません。厚生労働省の資料では、初めて勤務した会社をやめた理由として、「人間関係がよくなかった」の回答割合が最も高かったことが紹介されています(勤務期間1年未満の場合)。

出典:令和5年若年者雇用実態調査の概況 – 厚生労働省(PDF)

職場の人間関係が良好でない場合、社員に大きなストレスがかかります。早期離職を防ぐため、そして社員の心の健康のためにも、会社としてチームビルディングなどで関係構築をサポートし、安心して働ける職場環境を作ることが求められます。

モチベーションとエンゲージメントの向上につながる

チームビルディングで同期と交流を深めることで、ポジティブな刺激を受け、仕事に対するモチベーションが高まる可能性があります。また、「自分もこの会社の一員だ」「同期は同じところに向かっていく仲間だ」という意識が芽生え、個人ではなくチームとして仕事に取り組む姿勢が身につくでしょう。その結果、帰属意識やエンゲージメントが高まることも期待できます。

エンゲージメントとは、社員が自発的に会社やチームに対して「貢献したい」という意欲を持つ状態を指す言葉です。会社の成長を考えるうえでも重要な要素であるとして、近年注目度が高まっています。

モチベーションやエンゲージメントが高まれば、仕事にも前向きかつ積極的に取り組んでくれるようになるでしょう。

主体性と協調性を育める

チームで成果を出すためには、一人ひとりが自分の役割を理解して、主体的に動くことが求められます。また、他のメンバーの意見をしっかり聞いて尊重し、お互いに助け合うことも重要です。

チームビルディングとして、何かチームで取り組む問題や課題を与えることで、それらを体験して学ぶことができます。その結果、個人の主体性や協調性が育まれることが期待できます。職場に戻ってからも、自分で考え行動し、周りのメンバーと協力しながら仕事を進められるようになるでしょう。

生産性の向上につながる

入社したばかりの頃は、新入社員たちはただ集まっただけの「集団」の状態です。チームビルディングによりつながりを強くし、これを「チーム」に変えることで、パフォーマンスも高まります。それぞれが強みを発揮し、お互いにカバーし合えるようになるため、ミスやトラブルも起きにくいでしょう。

また、お互いに尊重し合って多様な視点からアイデアを出せるため、イノベーションも生まれやすくなります。

これらの結果として、生産性の向上も期待できるでしょう。

 

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新入社員向けチームビルディングの実施方法

では、どのような活動がチームビルディングに効果的なのでしょうか。新入社員を対象に実施する場合は、参加者が自然に交流を深められる活動がおすすめです。かつ、コミュニケーションや役割分担、協力することの重要性を学べるような内容にできるとよいでしょう。

具体的には、以下のような方法が考えられます。

ゲーム・アクティビティ

新入社員研修などでも、チームビルディングを目的にゲームやアクティビティが実施されることがあります。たとえば、以下のようなゲーム・アクティビティが挙げられます。

  • 限られたアイテムを使ってタワーを作り、高さを競うゲーム(マシュマロチャレンジ、ペーパータワー、ストロータワー など)
  • 合意形成を体験できるコンセンサスゲーム(NASAゲーム、雪山での遭難、船長の決断 など)
  • 身体を動かすチーム対抗のアクティビティ(チャンバラ合戦、サバイバルゲーム など)

遊びの要素を加えることで、楽しく交流を深めることができ、信頼関係を築きやすくなります。また、チームで「勝つ」「制限時間内にクリアする」など同じ目標に向かって取り組む過程で、チームの一員としての意識や姿勢、チームとしての成果の上げ方なども学ぶことができるでしょう。

スポーツ

スポーツも、チームビルディングにおすすめです。身体を動かすことで緊張がほぐれ、初対面の人同士でもコミュニケーションが生まれやすくなります。また、チーム対抗のスポーツは、戦術や役割分担が求められるものが多いため、自然にチームビルディングができるでしょう。

さまざまなスポーツがありますが、全員が楽しく参加できて、性別や体格、能力などによる差が出にくいスポーツを選ぶのがポイントです。ユニークな競技を取り入れた社内運動会を開催するのもよいでしょう。実際に、入社式や新入社員研修とあわせて社内運動会を実施する会社もあります。全社員を対象とすれば、先輩社員との交流も深めてもらうことができ、職場にも早く馴染めるようになるでしょう。

ワークショップ

ここでのワークショップとは、体験型のグループ学習を指します。たとえば、実際の業務に近いテーマで企画立案やプレゼンテーションを行う、自己理解や相互理解を深めるワークに取り組むなどの方法が考えられます。

また、研修会社が提供するチームビルディングワークショップを受けるのも一つの方法です。研修会社のワークショップなら、ファシリテーターがついてくれることも多いため、高い効果が期待できます。

新入社員の人数や実施するタイミング、予算などに合わせて、適切な内容を企画しましょう。

グループディスカッション

新入社員同士でグループディスカッションを行うのもおすすめです。与えられたテーマについて自由に意見を交換する中で、お互いの考え方や価値観に対する理解を深められます。他の参加者から刺激を受けたり、新しい視点に気づけたりすることもあるでしょう。自分の意見をわかりやすく伝える力、相手の話をしっかり聞く力など、ビジネスに必要なコミュニケーション能力も鍛えることができます。

また、ディスカッションの様子を観察していると、採用活動では気づけなかった新入社員一人ひとりの個性や性格なども見えてきます。会社としては、得られた情報を今後の人事に役立てられるというメリットもあります。

アウトドア

チームビルディングを目的に、アウトドア活動を行うケースもあります。たとえば、キャンプやバーベキュー、登山、ヨガ、清掃活動などです。

職場から物理的にも離れることで、参加者の間にコミュニケーションが生まれやすくなります。非日常を味わえるような体験を用意すれば、一体感も高められるでしょう。

ただ、体力は個人差がありますし、身体を動かすのが苦手という人もいます。全員が楽しく参加できる内容にしなければ逆効果になる可能性もありますので、対象の新入社員のことをよく理解したうえで、内容を考えることが大切です。

合宿

宿泊を伴う合宿という形でチームビルディングを行うこともあります。いつもとは違う環境の中で寝食を共にすることで、必然的にコミュニケーションの量も増えます。職場ではわからなかった意外な一面に気づけることもあるでしょう。お互いの理解が深まり、短期間でぐっと距離を縮められる可能性があります。

また、新入社員には覚えてもらわなければならないことが多数あるため、新入社員研修を合宿という形で集中的に行い、その一環としてチームビルディングを実施するというケースもあります。

ただ、合宿はここまでに紹介した他の方法に比べてコストがかかります。また、拘束時間が長く、参加者が負担やストレスを感じやすいというデメリットもあります。費用対効果をよく考慮すること、体調やメンタル面のケア体制を整えておくことも重要なポイントです。

新入社員向けのチームビルディングを成功させるポイント

次に、新入社員向けチームビルディングの効果を最大にするために押さえておきたいポイントを5つ紹介します。

明確な目的を共有する

まずは、チームビルディングを行う目的を明確にし、対象の新入社員に共有しておくことが重要です。これをしないと、新入社員はどのような意識・姿勢で参加すればよいのかわかりません。せっかくチームビルディングを行っても、狙った効果が得られない可能性があります。特にゲームやアクティビティ、スポーツなどは、ただ「楽しかった」だけで終わってしまう恐れがありますので、しっかり目的を伝えておきましょう。

あらかじめ目的を共有しておくことで、チームビルディングに対する意識が高まり、積極的に取り組んでくれるようになります。チームビルディング後の意識や行動も、変化しやすくなるでしょう。

目的の具体例としては、「同期と交流を深め、信頼関係を築く」「主体性・協調性を身につける」などが考えられます。

実施後は振り返りを行う

チームビルディングの活動を行ったあとは、振り返りの時間を設けましょう。与えた問題や課題をクリアできたとしても、振り返りをしなければ、その後の行動変容は期待できません。気づいたことや感じたこと、良かった点、改善点などを振り返り、言語化して、他の参加者と共有することが重要です。

また、ゲームやアクティビティ、スポーツなどは現場とのつながりもわかりにくいため、これを考える時間も設けられるとよいでしょう。

チームビルディング活動にプラスしてこのような時間を設けることで、参加者の意識や行動が変わり、その状態が持続しやすくなります。

適切な難易度を設定する

参加者に与える問題や課題が簡単すぎると、チームで協力しなくてもクリアできてしまいます。反対に難しすぎると、クリアできず達成感を共有できない可能性があります。

問題や課題の難易度は、参加者にとって「少しだけ高め」に設定することがポイントです。チームで協力して、テストと失敗を繰り返し、試行錯誤を重ねてクリアできるようなものが望ましいでしょう。もしくは、ゲームであれば最初は初心者向けのルールで実施し、クリアできたらルールを追加して難易度を上げていくというやり方もあります。

役割が固定されないようにする

チームビルディング活動では、チーム内で役割分担が必要になることがあります。役割を固定すると、体験できることも限られます。違う役割を担うことで新たな視点や強みに気づけることもあるので、一人ひとりができるだけ多様な役割を体験できるようにしましょう。

ファシリテーターを置く

チームビルディングを行うときは、講師や進行役とは別に、ファシリテーターを置くことをおすすめします。

新入社員を対象に実施する場合、参加者はまだお互いをあまりよく知らない状態です。初対面の人ばかりというケースもあるでしょう。その状態で「チームでこの課題に取り組んでください」「自由に意見交換をしてください」といわれても、参加者としてはなかなか難しいものです。発言の機会が特定の人に偏ってしまったり、役割が固定されてしまったりする可能性があります。

ファシリテーターが発言・行動しやすい雰囲気を作り、適切に介入してサポートすることで、全員が平等に参加できるようになります。状況に応じてファシリテーターが気づきを促したり、意見を引き出したりすることで、学びも深まるでしょう。

ファシリテーターは、チームビルディングの効果を左右する存在といっても過言ではありません。もし外部サービスを利用してチームビルディングを行うなら、ファシリテーターの質もチェックしておきましょう。

新入社員向けチームビルディングなら「あそぶ社員研修」がおすすめ

新入社員向けのチームビルディングを行うなら、チームビルディングを研修に組み込むのはいかがでしょうか。少し前まで学生だった新卒の新入社員には、覚えてもらわなければならないことが非常に多くあります。そのため、「新入社員研修で多くの時間をとられてしまい、チームビルディングまで行う余裕がない」という会社もあるのではないでしょうか。

あそぶ社員研修では、テーマを楽しく学べるアクティビティと講義・ワークを組み合わせた没入型の研修プログラムを提供しています。どのアクティビティも、自然にチームビルディングにつながるよう設計されているのが特徴です。

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まとめ

新入社員に早く職場に馴染んでもらうためには、チームビルディングが有効です。同期と仕事以外で交流を深める機会を提供することで、信頼関係を築きやすくなります。さらに、早期離職リスクの低減や、モチベーション・エンゲージメントの向上、さらに生産性の向上にもつながる可能性があります。社員個人と会社の成長のために、新入社員向けにチームビルディングを実施されてはいかがでしょうか。

また、新入社員には習得してもらわなければならない知識・スキルが多々あるため、新入社員研修で学びながらチームビルディングも行えるとよいと思いませんか? そのようなサービスをお探しなら、ぜひ、あそぶ社員研修のご利用もご検討ください。

 

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

あそぶ社員研修は、企業の研修担当者向けのお役立ち情報を発信するメディアです。研修に関するノウハウ、組織・人材開発の手法、ビジネススキルなどをわかりやすく紹介します。

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