内定者懇親会の自己紹介の進め方|事前準備・ゲーム例・司会進行まで解説
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内定者懇親会の自己紹介は、名前や所属を伝えるだけでなく、同期や先輩社員、人事との会話を始めるきっかけにもなります。ただし、当日に自己紹介を順番に行うだけではその後の交流につながらないこともあります。企画する際は、誰との関係づくりを目的にするのかを決めたうえで、社員側の準備や内定者への事前案内、自己紹介ゲーム、当日の進行まで一連で考えることが大切です。
本記事では、内定者懇親会で自己紹介を行う目的から事前準備、具体的な自己紹介ゲーム例、司会の声かけまで解説します。
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内定者懇親会で自己紹介を行う目的
自己紹介は、内定者が抱える入社前の不安を和らげ、社員や同期との距離を縮めるための重要なステップとして機能します。
株式会社マイナビの調査では、社会人になることへの不安として「職場での人間関係」を挙げた学生は57.7%でした。また、入社予定先の「社内の人間関係に関する情報」を理解している割合は47.6%にとどまっています。
参考:2027年卒 大学生キャリア意向調査8月<社会人への不安と期待>|株式会社マイナビ
こうした状況を踏まえると、自己紹介では「上手に自己PRしてもらうこと」よりも、その後の歓談で話しかけられる相手や話題を見つけてもらうことが大切です。
企画時は、同期同士の交流を重視するのか、先輩社員・人事との接点づくりまで含めるのかを決めておきましょう。目的が決まれば、話すテーマや参加する社員、当日の進め方も選びやすくなります。
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内定者懇親会で自己紹介を行う前の準備
自己紹介の目的が決まったら当日に向けて準備を進めます。確認しておきたいのは、参加する社員、社員側が話す内容、内定者への事前案内です。それぞれを当日任せにすると、社員によって自己紹介の内容がばらついたり、内定者が何を準備すればよいのか分からなかったりすることがあります。
ここでは、人事・先輩社員と内定者の双方に必要な準備を解説します。
参加する人事・先輩社員を決める
先輩社員にも自己紹介へ参加してもらう場合は、懇親会の目的に合わせて人選します。
例えば、入社後の職場の雰囲気を知ってもらいたい場合は、内定者と年次の近い社員や、配属予定部署の社員に参加してもらう方法があります。一方、同期同士の交流を中心にしたいのであれば、人事や先輩社員は進行や会話のフォロー役に回る形でも構いません。
人選の際は、所属や年次だけでなく、次のような点も確認しておくとよいでしょう。
- 懇親会の目的を理解している
- 内定者からの質問に、自分の経験を交えて答えられる
- 一方的に話すのではなく、相手にも質問を返せる
「若手社員だから」「配属予定部署だから」と形式的に決めるよりも、内定者にどのような社員と話してもらいたいかから考えると選びやすくなります。参加を依頼する際には、開催日時だけでなく、「今回の懇親会でどのような交流をつくりたいか」「自己紹介ではどの程度話してほしいか」まで共有しておきます。
人事・先輩社員の自己紹介内容をそろえる
社員側の自己紹介も内容を完全に本人任せにしないほうが進めやすくなります。例えば、1人は詳しい業務説明、別の人は趣味の話だけ、と内容が大きく異なると、内定者も何を参考に自分の話をすればよいのか迷いやすくなります。
そこで、あらかじめ共通する項目を設定しておきます。
- 氏名・部署・入社年次
- 最近ハマっていることや休日の過ごし方
- 入社前に気になっていたこと
- 当日、内定者と話してみたいこと
例えば、次のような内容です。
「営業部2年目の〇〇です。最近はキャンプにハマっています。入社前は職場の雰囲気になじめるか少し気になっていました。今日は、みなさんが入社までにやってみたいことを聞いてみたいです」
ここで意識したいのは、詳しい経歴や実績を伝えることではなく、内定者があとから話しかけられる材料を残すことです。
社員側からも質問を返すことや答えにくそうな内容を無理に掘り下げないこともあわせて共有しておくと当日の関わり方がそろいやすくなります。
内定者へ案内する内容を決める
社員側の準備と並行して内定者への事前案内も整えます。
「当日は自己紹介があります」とだけ伝えるよりも、「何を話すのか」「どこまで準備が必要なのか」「どのような形式なのか」が分かる状態にしておくほうが参加者も準備しやすくなります。
案内には、例えば次の内容を入れます。
- 懇親会の目的
- 自己紹介で話すテーマ
- 資料や持ち物など準備の有無
- ペア、小グループなど当日の実施形式
資料が不要であれば、「プレゼン資料などの準備は必要ありません」と明記します。
反対に「お気に入りのものを1つ持参」など事前準備を求める場合は、持ち物だけでなく「自己紹介で使用します」と目的まで添えておくと分かりやすくなります。
話すテーマも、事前に示しておくとよいでしょう。たとえば、「お名前・呼ばれたい名前」「最近ハマっていること・休日の過ごし方」「同期や先輩社員に聞いてみたいこと」などです。
「選考や評価の場ではありません」「私服で参加できます」と記載する場合は、実際の運用と一致していることを確認してから案内します。
内定者へ事前案内を送る
案内内容が決まったら、メールや内定者向けの連絡ツールで共有します。
何日前に送るかを固定するよりも、準備物の有無や社内スケジュールに合わせて、内定者が無理なく確認・準備できるタイミングを設定します。必要であれば、開催前にもう一度内容を確認できるようにしておくとよいでしょう。
準備不要の場合は、例えば次のように案内できます。
件名:【〇月〇日開催】内定者懇親会のご案内 内定者のみなさん、こんにちは。〇〇株式会社 採用担当の〇〇です。 〇月〇日に開催する内定者懇親会についてご案内します。 当日は、みなさん同士や先輩社員・人事がお互いを知るため、簡単な自己紹介の時間を予定しています。プレゼン資料などの準備は必要ありません。 自己紹介では、次の内容をお聞きする予定です。
当日は、ペアまたは小グループでお話しいただく予定です。答えにくい内容があれば、無理にお話しいただく必要はありません。 みなさんとお会いできることを楽しみにしています。 |
事前案内では、長い説明を加えるよりも「何をするのか」「何を準備するのか」「どのような形式なのか」が一目で分かることを優先します。
人事・先輩社員と内定者の双方への準備が整ったら、次は懇親会の目的や参加人数に合わせて、当日の自己紹介ゲームを選びます。
内定者懇親会で使える自己紹介ゲーム
事前準備ができたら、懇親会の目的に合わせて自己紹介の方法を選びます。自己紹介は、1人ずつ順番に話す形式だけではありません。ペアで質問し合ったりグループで共通点を探したりする方法を取り入れると、その後の歓談でも使える話題を見つけやすくなります。選び方に迷ったときは、「じっくり相手を知ってほしいのか」「複数の人と話してほしいのか」「社員との接点もつくりたいのか」を基準にすると整理しやすくなります。
ここでは、内定者懇親会で取り入れやすい3つの方法を紹介します。
1.他己紹介
他己紹介は、2人1組で互いにインタビューし、聞いた内容をもとに相手を紹介するゲームです。自分のことを一方的に話すのではなく、相手の話を聞く時間があるため、1人の相手についてじっくり知ってもらいたい場合に取り入れやすいでしょう。
まずペアをつくり、事前案内で伝えた自己紹介テーマから3つ程度を提示します。その後、交代しながら互いに質問し、最後に「〇〇さんは最近△△にハマっていて、入社までに□□をしてみたいそうです」のように相手を紹介します。
質問内容を完全に参加者へ任せると、「何を聞けばよいか分からない」と会話が止まる場合があります。最初は共通の質問を示し、時間に余裕があれば「気になったことをもう1つ聞いてみてください」と自由質問を加える形にすると進めやすくなります。
同期同士でペアを組むだけでなく、内定者と先輩社員を組み合わせる方法もあります。先輩社員との接点づくりを目的に含める場合は、社員側にも同じ質問へ答えてもらうと、一方的な質問会になりにくくなります。
2.共通点探し
共通点探しは、少人数のグループで会話しながら、メンバー全員に共通することを見つけるゲームです。自己紹介のテーマを一人ずつ発表するのではなく、全員で質問し合いながら進められる点が特徴です。
例えば、「5分以内に全員の共通点を3つ見つける」とルールを設定します。ただし、「全員同じ会社に入社予定」「全員服を着ている」など、見れば分かるものは除き、「好きな食べ物」「休日の過ごし方」「学生時代」など、話さなければ分からない内容をテーマにします。
進行時は共通点を見つけて終わるのではなく、最後に各グループから1つ紹介してもらう方法もあります。「私たちのグループは全員、旅行が好きでした」「全員、学生時代に運動系の活動をしていました」と共有してもらえば、その話題を後の歓談でも使えます。
話題が広がりにくい場合は、「食べ物」「休日」「学生時代」など、いくつかカテゴリを提示しておくと考えやすくなるでしょう。
3.シャッフル・ペアトーク
シャッフル・ペアトークは、短い時間で相手を替えながら、複数の参加者と話すゲームです。1人の相手と深く話すよりも、懇親会の早い段階で多くの人と接点をつくりたい場合に使いやすい形式です。
進め方は、まずトークテーマを1つ決め、数分間ペアで話します。たとえば「入社までにやってみたいこと」など、短時間でも答えやすいテーマを設定します。
毎回同じテーマにすると、相手によって話の広がり方がどう変わるかを楽しめます。一方、ラウンドごとにテーマを変えれば、趣味・学生生活・入社後など、異なる面を知るきっかけになるでしょう。
参加者が多い場合は、誰と誰が話すかを事前に決めておくと、同じ相手と何度も組むのを避けやすくなります。オンラインで実施する場合はラウンドごとに組み合わせを変えて進めましょう。ただし、相手を替える回数を増やしすぎると、一人ひとりとの会話が慌ただしくなるため、懇親会全体の時間とのバランスを見ながら回数を決めるのが大切です。
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内定者懇親会で行う自己紹介当日の進め方
自己紹介の形式が決まったら、当日の時間配分や司会の声かけまで具体化します。参加者が「何を話すのか」「いつ交代するのか」「次に何をするのか」をその場で判断できるよう、進行を細かく決めておくことがポイントです。また、予定どおり進まない場合にどこを短縮するか、会話が止まったときにどうフォローするかも事前に考えておきます。
ここでは、25分程度で実施する場合を例に当日の進め方を紹介します。
タイムラインを決める
シャッフル・ペアトークを行う場合は、たとえば次のように進められます。
- 00~03分:自己紹介の目的とルールを説明する
- 04~05分:各自で話す内容を考える
- 06~10分:ペアトーク1回目
- 11~15分:相手を替えてペアトーク2回目
- 16~20分:相手を替えてペアトーク3回目
- 19~23分:印象に残った共通点や話題を共有する
- 24~25分:次の歓談やプログラムへ案内する
25分はあくまで進行例です。参加人数や懇親会全体の時間によって、ラウンド数や1回あたりの時間を調整します。
時間を決める際は、会話時間だけでなく、説明やペアの移動にも余裕を持たせます。特に対面では、席を移動する時間が必要です。オンラインでもブレイクアウトルームへの移動に時間がかかる場合があります。
予定より進行が遅れたときに備えて、「3回目のペアトークを省く」「全体共有を数名に絞る」など、短縮できる部分をあらかじめ決めておくと対応しやすくなります。
司会の声かけを準備する
司会は、時間を知らせるだけでなく、参加者がその場で何をすればよいか分かるように案内します。
開始時には、たとえば次のように目的を伝えます。
「この時間は、上手に自己PRするための時間ではありません。この後にもう少し話してみたいと思える相手や話題を見つける時間です。相手の話で気になったことがあれば、1つ質問してみてください」
自己紹介の内容だけでなく、「1人ずつ話すのか」「交互に質問するのか」「何分で交代するのか」まで説明してから始めると、その後の進行も分かりやすくなります。
交代前には「残り1分です。最後に、相手に聞いてみたいことがあれば1つ質問してみてください」などと知らせます。終了直前になって急に会話を切るのではなく、残り時間を伝えて区切りをつけましょう。
会話が止まったときにフォローする
すべてのペアやグループで会話が同じように進むとは限りません。話題が続かない場合に備えて、司会側でも補助となるテーマを用意しておきます。
たとえば「最近食べておいしかったもの」「休日に何をして過ごすことが多いか」「学生生活で印象に残っていること」など、答えやすい話題をいくつか準備しておく方法があります。
会話が止まっているペアがあれば、「次はこちらのテーマで話してみてください」と提示します。また、内定者同士だけでは話が広がりにくい場合は、人事や先輩社員が会話に加わり、質問を1つ投げかける方法もおすすめです。
一方で、1人が長く話し続けている場合は、「そろそろ交代して、〇〇さんのお話も聞いてみましょう」と司会側から区切り、全員が話せる時間を確保することを優先しましょう。
開催形式に合わせて進め方を調整する
オンラインでは、ラウンドごとにブレイクアウトルームの組み合わせを変えます。トークテーマは、口頭で伝えるだけでなく、チャットなど参加者がいつでも確認できる場所にも表示しておくと進めやすくなります。
対面では、誰がどの相手へ移動するのかを事前に決めておきましょう。番号やテーブル名で移動先を示しておけば、毎回ペアを探す時間を減らせます。
質問テーマは、スクリーンやカードで見える状態にしておくと、会話の途中で「何を話すんだっけ」と迷った場合に確認できておすすめです。
開催形式にかかわらず、「自由に交流してください」とすべてを参加者に任せるのではなく、話す相手、時間、テーマをある程度決めておくと運営しやすくなります。
自己紹介で出た話題を歓談につなげる
自己紹介が終わったら、そこで出た共通点や話題をそのまま歓談にも引き継ぎます。たとえば、「旅行の話で盛り上がっているペアが多かったので、歓談でもぜひ続きを聞いてみてください」と司会が声をかければ、新しい話題を一から探す必要がありません。
自由歓談で何を話せばよいか迷いそうな場合は、「入社までにやってみたいこと」「先輩社員に聞いてみたいこと」など、自己紹介で使用したテーマを各テーブルに残す方法もあります。
自己紹介をそこで完結させるのではなく、そこで見つかった相手や話題を次の交流でも使える状態にするところまで、当日の進行として考えておきます。
まとめ

内定者懇親会の自己紹介は、名前や所属を伝えるだけでなく、その後の会話につながるきっかけをつくる時間として設計します。
まずは、同期同士の交流を重視するのか、人事・先輩社員との接点づくりまで含めるのかを決めましょう。そのうえで、参加する社員への共有、内定者への事前案内、自己紹介ゲーム、当日の進行へと具体化していきます。
企画を始める際は、最初に「誰と誰が話せる状態をつくりたいのか」を整理してみてください。目的が決まれば、話すテーマや参加者、自己紹介の形式も選びやすくなります。
内定者フォローの成否は、入社後の定着と活躍を左右します。「あそぶ社員研修」では、内定者同士が自然に打ち解け、入社意欲が高まる体験型プログラムをご用意しています。 「どの研修が自社に合うかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。目的やご予算に合わせて最適なプログラムをご提案します。
この記事の著者
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