リモートチームビルディングの重要性、具体的な方法、つながりを強くするポイントを解説

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この記事の監修者
株式会社motch me 取締役
石野 太一
同志社大学在学中に大学生向けクリエイティブスクールの立ち上げに携わる。25歳の時に「地頭を鍛える」をコンセプトに、謎解きやパズルを用いた学習塾「たいち数楽教室」を開塾し、延べ300名以上を指導。その後ベンチャー企業の一号社員として研修事業の責任者を務め、営業・コンテンツ開発から講師登壇までを担い、年間88回登壇した実績を持つ。「講師は現場を離れて講師だけをやっていてはいけない」をモットーに、現在はイベント制作会社の取締役として経営企画・人事に携わりながら、講師活動を続けている。

チームビルディングとは、メンバー全員が能力を最大限に発揮し、協力して目標を達成できる強いチームを作る取り組み、またはそのプロセスを指す言葉です。日本でもリモートワークが普及し、ビデオ会議ツールなどを利用してリモートで実施するチームビルディングに注目が集まっています。

本記事では、オンラインで実施するチームビルディング「リモートチームビルディング」の重要性や、実施することで得られる効果、具体的な実践方法と、効果を高めるポイント、リモートチームビルディングにおすすめのゲームを紹介します

 

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リモートチームビルディングの重要性

リモートワークの導入により多くの企業が直面するのが、コミュニケーションの課題です。オフィス勤務の場合は、業務に関する連絡や情報共有だけでなく、給湯室や休憩室、廊下などさまざま場所で気軽な「雑談」が多く発生します。リモートワークになると、雑談の機会がなくなるため、メンバー同士で信頼関係を築きにくくなるのです

さらに、リモートワークではメールやチャットなどテキストでのコミュニケーションが中心となります。細かいニュアンスや相手の感情などがつかみにくいため、心理的な距離も感じやすくなるでしょう。テキストばかりでやり取りをしていると、次第に音声のコミュニケーションに対してハードルが高く感じられるようになり、必要最低限の連絡しかとらなくなってしまうこともあります。

コミュニケーションが少なくなると、業務に支障が出る可能性もあります。また、メンバーの状況を把握しにくくなるため、リーダーやマネージャーとしてはメンバーの管理も難しくなるでしょう。

このようなリモートワークの課題を解決するためにも、意図的にチームビルディングの機会を設け、メンバー同士のつながりを強くすることが重要なのです。

 

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リモートチームビルディングで得られる効果

次に、リモートチームビルディングを実施することで得られる効果について解説します。

コミュニケーションが活発になる

リモートワークは、どうしてもオフィス勤務に比べてコミュニケーションの量が少なくなります。先ほどお伝えしたように、オフィス勤務の場合はあらゆる場所で自然に雑談が生まれます。また、業務の中でわからないこと、確認しておきたいことが出てきたときも、すぐにコミュニケーションをとることができます。しかしリモートワークでは、相手の今の状況が把握できないため、「こんな小さなことで連絡してよいのだろうか?」「集中しているところだったら邪魔をすることになるので、申し訳ない」などと、コミュニケーションをためらいがちになります。

リモートチームビルディングを実施することで、チーム内にどのようなことでも連絡を取りやすい空気が生まれ、コミュニケーションが活発になることが期待できます

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一体感が生まれる

リモートワークの割合が高くなるほど、企業のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)などを共有する機会も少なくなります。リモートチームビルディングは、MVVを浸透させる方法としても有効です。MVVに関連するワークやクイズなどを取り入れることで、メンバーは楽しみながら理解を深めることができます。

また、チームビルディングで同じワークやゲームなどに取り組むことで、相互理解も深まります。「同じ目標に向かっていくチームだ」という意識も芽生えやすくなるでしょう。

これらの結果として、チームに一体感が生まれることが期待できます。離れた場所で仕事をしていても、同じ方向に協力して進んでいけるチームとなれるでしょう。

モチベーションやエンゲージメントが向上する

リモートワークでコミュニケーションが少なくなると、メンバーが孤独を感じやすくなります。また、仕事とプライベートとの線引きが難しくなることも、リモートワークのよくある課題の一つです。これらの不安な気持ちやストレスから、モチベーションが下がってしまうこともあります。さらに、一人で仕事をしていると「自分はチーム(企業)の一員である」という意識も薄れがちです。

定期的にリモートチームビルディングという形でコミュニケーションの機会を設けることで、メンバーが「自分は一人じゃない」と感じられるようになり、モチベーションが高まりやすくなるでしょう。さらに、チームへの帰属意識や貢献意欲が高まり、エンゲージメントの向上につながることも期待できます。

パフォーマンスが高まる

ここまでに紹介したメリットが得られると、チームとしてより良いパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。

コミュニケーションが活性化すれば、情報共有や意見交換が活発に行われるようになり、業務がスムーズに進むようになります。チームの一体感が高まれば、一人ひとりがチームのために主体的に動くようになり、ミスやトラブルが起きたときでも、協力して乗り越えられるようになるでしょう。モチベーションやエンゲージメントが高まり、一人ひとりが持てる能力を最大限に発揮できるようになれば、チーム全体のパフォーマンスも高まります。その結果、生産性の向上につながることも期待できます。

リモートチームビルディングの実践方法

次に、リモートチームビルディングの具体的な実践方法を5つ紹介します。

オンラインでゲームをする

あえて「ゲーム」という楽しい要素を取り入れることで、自然なコミュニケーションが生まれやすくなります。オンラインゲームというと、ソフトやアプリをダウンロードして実施するというイメージがあるかもしれませんが、ビデオ会議ツールさえあれば、さまざまなチームビルディングゲームを実施することができます。

簡単にできる短時間のゲームを、リモート会議前のアイスブレイクとして実施するのもよいでしょう。リモートワークでは運動不足になりがちなので、ストレッチを兼ねたゲームもおすすめです。ある程度の時間を確保して実施するなら、何か同じ目標に向かって協力して取り組むようなゲームを選ぶと、チームの一体感を高められます。

さまざまなゲームがありますので、実施するタイミングや目的に合わせて選ぶことが大切です。

オンラインの朝礼・夕会を取り入れる

ビデオ会議ツールを使ったオンラインの朝礼や夕会を取り入れるのも、チームビルディングに有効です。

今日の予定や業務の進捗、1日の振り返りを、チームのメンバーと一緒に行うことで、それぞれの状況を把握しやすくなります。業務に関する話だけでなく、アイスブレイクとして少し雑談をしたり、テーマに沿って順番に話をしたりするのもおすすめです。コミュニケーションや相互理解が促進され、チームのつながりを強化できます。

「毎日は負担になりそう」と感じるなら、曜日限定とするのもよいでしょう。短時間で構わないので、顔を見ながらコミュニケーションをとる機会を定期的に設けることで、リモートワークにおけるコミュニケーションのハードルも下がりやすくなります。

オンラインの食事会を開催する

食事をしながら会話をすると、心理的な距離が縮まりやすくなります。定期的に、ビデオ会議ツールを使用してオンラインで食事会を開催するのもおすすめです。

飲み会だとどうしても業務時間外の開催となるため、最近はランチ会が好まれる傾向があります。メンバーのニーズに合わせて企画しましょう。食事は各自で好きなものを用意してもよいですし、宅配サービスを利用するケースもあります。飲食代は会社負担とし、少し豪華な食事を用意すると喜ばれるのではないでしょうか。

自由に雑談をする時間としてもよいですが、話題に困らないようにいくつかトークテーマを用意しておくとよいでしょう。また、参加人数が多いと発言できない人が出てくる可能性があるので、4~6人程度のグループに分かれて実施することをおすすめします。

バーチャルオフィスを活用する

バーチャルオフィス(仮想オフィス)とは、オンライン上の仮想空間に構築するオフィスのことです。メンバーはアバターなどでバーチャルオフィスに出勤します。誰がどこで何をしているのかが見てわかるため、オフィス勤務のように「同じ空間で働いている」という感覚が得られます。また、チャット機能などで気軽に声かけができるため、ちょっとした相談や確認も行いやすく、チームでの作業のスピードが上がることも期待できます。

さまざまなバーチャルオフィスツールが提供されており、無料で利用できるものもありますので、一度探してみてはいかがでしょうか。管理やマネジメントに役立つ機能があるツールを選べば、業務を大幅に効率化することもできるでしょう。

雑談専用のチャンネルを作る

リモートワークを導入するなら、情報共有を円滑に行うためにコミュニケーションツールを導入することをおすすめします。そしてツールを導入したら、メンバー同士の交流を促すために、雑談専用のチャンネルを作ってみてはいかがでしょうか。共通の趣味や特定のテーマでチャンネルを分けたり、気軽な質問・相談用のチャンネルを作ったりするのもおすすめです。

このようなチャンネルを作ることで、「このくらいで連絡してよいのだろうか?」とためらってしまいがちなことでも共有しやすくなり、メンバーの孤独感の解消やストレス軽減にもつながります

ただ、業務時間外に通知が来ることがストレスになる可能性があるため、あらかじめ使用時間や通知設定などのルールを決めておくことが大切です。

リモートチームビルディングの効果を高めるポイント

次に、リモートチームビルディングの効果を高めるポイントを解説します。

継続的に取り組む

チームビルディングは、一度実施するだけでは十分な効果は得られません。これは、リモートでも対面でも同じです。

たとえば、チームビルディングのためにオンラインでゲームをする機会を作ったとします。その日は盛り上がったとしても、その後何もしなければ、時間の経過とともにチームの状態はもとに戻ってしまう可能性が高いです。定期的にゲームをする機会を設けつつ、日々積極的に雑談専用チャンネルでコミュニケーションをとるなど、複数の方法を組み合わせるのがおすすめです。

参加を強制しない

チームビルディングは、基本的に自由参加としましょう。特にゲームや食事会など「イベント」の要素が強いものは、強制参加とすると逆効果になってしまう可能性もあります。

前項で、チームビルディングは「継続的に取り組む」ことがポイントとお伝えしましたが、継続していくためには「全員が無理なく続けられる」ことも重要なポイントとなります。メンバーの意見も取り入れながらチームに必要な施策を考えると、多くのメンバーに参加してもらえるでしょう。

リーダーが積極的に取り組む

リーダーの姿勢や行動は、他のメンバーに大きな影響を与えます。

たとえば、雑談専用チャンネルを作っても、はじめのうちは「本当に仕事のツールで雑談をしてよいのだろうか?」などと感じ、使用をためらってしまうメンバーも多いでしょう。リーダーが率先して使わなければ、せっかく導入した取り組みも定着しない恐れがあります

また、リーダーのほうから積極的にメンバーとコミュニケーションをとることで、チームの雰囲気も変わるはずです。忙しくても、なるべくこまめにコミュニケーションをとることを心がけましょう。

リモートチームビルディングにおすすめのゲーム

最後に、リモートチームビルディングにおすすめのゲームを3つ紹介します。

謎解き脱出ゲーム

謎解き脱出ゲームとは、その名の通り謎を解くことで、制限時間内にある状況から脱出することを目指すゲームです。参加者は物語の主人公になり、ストーリーに沿って順番に謎を解き進めていきます。

「あそぶ社員研修」では、オリジナルの謎解き脱出ゲームを取り入れた研修プログラムを提供しています。個人ではなく4~6人のチームで取り組むものとなっており、自然にチームビルディングができるように設計されているのが特徴です。

オンラインで実施できるプラン(ストーリー)も用意しています。特別なものを用意していただく必要はなく、ビデオ会議ツールさえあれば実施が可能です。

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コンセンサスゲーム

コンセンサスゲームとは、チームでコンセンサス(合意形成)を体験できるゲームのことです。

たとえば、有名なコンセンサスゲームに「NASAゲーム」があります。宇宙で生き延びるためには何が必要かをチームで話し合って、限られた15のアイテムに優先順位をつけるというゲームです。ビデオ会議ツールとスプレッドシートがあれば、オンラインでも実施できます。

コンセンサスゲームは、多数決ではなくメンバーで意見を出し合い、全員が納得できる答えを導き出すことが求められます。意見交換を通じて相互理解が深まり、チームの一体感も高められるでしょう。

「あそぶ社員研修」では、オリジナルのコンセンサスゲームを取り入れた研修プログラムを提供しています。「NASAゲーム」と同じように、危機的な状況から脱するためには何が必要かを考え、アイテムに優先順位をつけるというゲームです。オンラインにも対応しています。こちらのゲームも、ビデオ会議ツールさえあれば実施が可能です。

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陽口ワーク

陽口(ひなたぐち)ワークとは、チームの中の一人のメンバーのことを、他のメンバーが全力で褒めるというゲームです。褒められる人には、「その場からいなくなったフリ」をしてもらいます。本人がいないところでその人の悪口をいうことを“陰口”といいますが、“陽口”はその反対の意味を持つ造語になります。

用意するものはビデオ会議ツールだけで、やり方は以下の通りです。

  1. チームの中で誰の陽口をいうかを決める。
  2. 選ばれた人はカメラとマイクをオフにして、いなくなったフリをする(※音声は聞ける状態)。
  3. メンバー全員で、そのメンバーを全力で褒める(3~5分程度)。
  4. 時間が来たら、陽口をいわれていたメンバーはカメラ・マイクをオンにして、感想を述べる。

これを、全員が陽口の対象になるまで繰り返します。

他者から褒められると、自己肯定感が高まります。また、「自分はそんな風に見えていたのか」などと気づきが得られることもあるでしょう。陽口ワークについては以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。

陽口ワークとは?やり方と効果・ポイントを紹介

まとめ

リモートワークは、通勤の負担やストレスが減る、仕事と家庭を両立しやすくなるなどのメリットがありますが、どうしても社内コミュニケーションが少なくなりがちです。コミュニケーション不足を放置すると、ミスやトラブルの発生、ストレス増加、新メンバーの早期離職など、さまざまなリスクが高まります。リモートワークの割合が高い企業こそ、チームビルディングに取り組み、つながりの強化を図ることが重要です。

リモートチームビルディングの具体的な実践方法としては、オンラインでゲームや食事会を実施する、朝礼・夕会を取り入れるなどの方法があります。IKUSAでは、チームビルディングにつながるオンラインゲーム、およびゲームを取り入れた研修プログラムを多数提供していますので、お気軽にご相談ください。

 

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

あそぶ社員研修は、企業の研修担当者向けのお役立ち情報を発信するメディアです。研修に関するノウハウ、組織・人材開発の手法、ビジネススキルなどをわかりやすく紹介します。

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