図形伝達ゲームとは?研修での活用法や注意点も解説

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この記事の監修者
株式会社motch me 取締役
石野 太一
同志社大学在学中に大学生向けクリエイティブスクールの立ち上げに携わる。25歳の時に「地頭を鍛える」をコンセプトに、謎解きやパズルを用いた学習塾「たいち数楽教室」を開塾し、延べ300名以上を指導。その後ベンチャー企業の一号社員として研修事業の責任者を務め、営業・コンテンツ開発から講師登壇までを担い、年間88回登壇した実績を持つ。「講師は現場を離れて講師だけをやっていてはいけない」をモットーに、現在はイベント制作会社の取締役として経営企画・人事に携わりながら、講師活動を続けている。

図形伝達ゲームは、言葉を発することによるコミュニケーションのみで図形を他者に伝え、それに基づいて同じように描くことを目指すコミュニケーションゲームです。

図形について正しく伝えるには、形、位置、大きさなどの情報をわかりやすく正確な表現で言語化する必要があります。そのため、図形伝達ゲームを活用することで、基礎的なコミュニケーションスキルや論理的思考力(ロジカルシンキング)に関する研修における受講者の学びを深めることが期待できます。

本記事では、図形伝達ゲームの概要、ルール・用意する物、実施する際の流れや注意点、研修に取り入れるメリット・効果・ポイントについて紹介します。

 

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図形伝達ゲームとは

図形伝達ゲームは、言葉を発するコミュニケーションで図形について他者に伝え、それに基づいて同じように描くことを目指すコミュニケーションゲームです。基礎的なコミュニケーションスキルとされている伝える力・聞く力の両方が求められます。

図形を他者に対して正しく伝えるには、図形の形、位置、大きさなどをわかりやすく言語化することが重要です。また、聞き手は得られた情報を正しく解釈する必要があり、伝える側と聞く側の両方をおこなうことで、コミュニケーションの基礎を実践的に学ぶことができます。

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図形伝達ゲームで求められるビジネススキル

ここからは、図形伝達ゲームを体験する際に求められるビジネススキルを紹介します。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルとは、情報共有や意志疎通のためのスキルです。伝える力と聞く力が基本となります。図形伝達ゲームは図形を言葉で伝えるゲームであり、聞き手の聞く力も求められるため、わかりやすく伝える・正しく聞き取るために試行錯誤をする過程でコミュニケーションスキルの向上が期待できます。

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論理的思考力

論理的思考力とは、情報と抜け・漏れがないように整理し、正しい結論を導き出す思考力です。論理的思考力もコミュニケーションスキルと同様に伝える力・聞く力との関連性が高く、図形伝達ゲームを体験することで高めることが期待できます。

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図形伝達ゲームのルール

図形伝達ゲームの基本的なルールは下記の通りです。

  • 4~5人程度のグループで実施する
  • 制限時間は1つのお題あたり1~3分程度に設定する
  • 表現者は図形を見て言葉(言語コミュニケーション)のみで特徴を伝える
  • 表現者以外の参加者が質問をすることはNG
  • お題と同じ図形を描くことができれば成功となる
  • お題と同じ図形を描けているかの判定は1人の審判がおこなう

図形伝達ゲームでは、表現者から図形の特徴を説明する一方的な言語コミュニケーション以外の言葉を参加者が発することはできません。たとえば、「この中央の円の上にある三角形はどれくらいの大きさですか?」のように、聞き手から質問をすることはNGです。また、公正・公平に実施するために、正しく図形を描けているかを判定する審判は1人に任せることもポイントとなります。

図形伝達ゲームの特徴は、「表現者からの一方的な言語コミュニケーション」により、伝える側と聞く側が明確に分かれることで、伝える力・聞く力が求められることです。コミュニケーションを制限し、表現者からの図形に関する説明に限定させることで、コミュニケーションスキルや論理的思考力の向上につなげることができます。

図形伝達ゲームを実施する際に用意する物

図形伝達ゲームを実施する際に用意する物は下記の通りです。

  • お題となる図形
  • 紙
  • 鉛筆またはシャープペン
  • 消しゴム
  • タイマーのスマートフォンアプリ

図形伝達ゲームを実施する際に必要な準備はお題の作成です。グループの全員が表現者を体験できるようにするために、その人数より多くのお題を準備しておく必要があります。また、図形の大きさや形の微調整をすることができるようにするために、ボールペンではなく、鉛筆またはシャープペンと消しゴムを用意しておくこともポイントとなります。

時間を計るタイマーは無料のスマートフォンアプリで問題ありませんが、残り時間をアナウンスすることが重要です。残り1分、30秒、10秒など、参加者に周知しながら進めましょう。

図形伝達ゲームを実施する際の流れ

図形伝達ゲームを実施する際の基本的な流れは下記の通りです。

  1. 4~5人程度のグループに分かれる
  2. ルール説明・お題の共有
  3. 1人の表現者が図形を見て言葉で伝える
  4. 表現者以外の全員が図形を書く
  5. 答え合わせをする

以下で詳しく紹介します。

ルール説明・お題の共有

まずは参加者に対してルール説明とお題の共有をおこないます。ルール説明をする際には、表現者以外は発言してはいけないこと、表現者は図形の説明に関することのみ発言できることなど、ポイントを絞ってわかりやすく伝えることが大切です。また、お題を共有する際には、表現者以外に見えないように注意することが重要となります。

ルール説明やお題の共有は、図形伝達ゲームの進行役となるファシリテーターがおこないます。研修で実施する場合は、求められるスキルや研修の目的なども合わせて共有し、効果的に実施できるようにしましょう。

実施タイム

実施タイムでは、グループ内の1人が表現者となり、お題となる図形を言語コミュニケーションで他の参加者に説明します。表現者以外の参加者は、表現者からの説明を受けて、紙に図形を描いていきます。その際に、「今のところをもう1回教えてください」など、表現者以外の参加者が表現者に質問をすることはできません。そのため、表現者以外の参加者は集中して聞く必要があり、主体的に没入して取り組むことができます。

なお、実施タイムではグループ内の全員が表現者の役割を担えるようにします。グループが4~5人程度であれば、制限時間2~3分として、答え合わせの時間を含めても15~20分程度で実施することができます。研修で実施する場合は、図形伝達ゲームでの伝え方を改善するプロセスを含めるために、1人あたり表現者を複数回できるようにするのがおすすめです。

振り返り

図形伝達ゲームが終了したら、振り返りをおこないます。振り返りでは、コミュニケーションスキルや論理的思考力に関する知識・スキルを具体的に紹介し、スキルアップや業務上での実践につなげることが重要です。

図形伝達ゲームを実施する際の注意点

以下では、図形伝達ゲームを実施する際に押さえておきたい注意点を紹介します。

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言葉以外のコミュニケーション手段はNG

図形伝達ゲームでは、言葉以外のコミュニケーション手段を用いて図形を伝えることができません。たとえば、丸や三角などをジェスチャーで示すこともできますが、そうした非言語コミュニケーションで伝えることはNGです。

図形の難易度を調整する

丸、三角、四角などのシンプルな形は伝えやすく、大人には簡単すぎてしまう可能性があります。歯車、ギザギザの円、ドクロマークなど、さまざまな形を創造することができるため一言で簡単に伝えることはできない形を取り入れ、図形の難易度を難しくしましょう。たとえば、「ギザギザの円」の場合には、ギザギザの部分はどれくらいの長さなのか、どれくらいの幅なのかなどを伝えることが必要になり、難しくなります。

図形伝達ゲームを研修で実施するメリット・効果

以下では、図形伝達ゲームを研修に取り入れる際に得られるメリットや効果を紹介します。

コミュニケーション効率が改善される

業務上のコミュニケーションでは、伝えたつもり・わかったつもりになってズレが生じ、誤認したまま業務を進めてしまう場合があります。図形伝達ゲームを活用することで、参加者が自身のコミュニケーションを見直し、業務上の齟齬を減らすことにつながるため、コミュニケーション効率の改善が期待できます。

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研修の学びを深められる

図形伝達ゲームではコミュニケーションスキルや論理的思考力が求められるため、コミュニケーション研修やロジカルシンキング研修に取り入れることで、研修の学びを深めることにつながります。図形伝達ゲームにおける実践的な学びと講義を関連付けて、参加者がより学びを深められる研修を実施しましょう。

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参加者の主体性が引き出される

図形伝達ゲームは体験型ゲームであり、体験を通じて集中して積極的に取り組むことが促されるため、主体性が引き出されます。そのため、研修に対して主体的に取り組むことが促進され、研修で得た知識やスキルの定着につながります。

図形伝達ゲームを研修で活用する際のポイント

以下では、図形伝達ゲームを研修に取り入れる際のポイントを紹介します。

アイスブレイクを取り入れる

図形伝達ゲームでは、表現者が安心して説明できるようにするために、心理的安全性が高い状態になっていることが重要です。グループ内で簡単な自己紹介ゲームなどをおこない、コミュニケーションにおける緊張をほぐしましょう。

「楽しかった」で終わらない研修設計にする

図形伝達ゲームは大人が楽しく主体的に取り組めるゲームとされていますが、研修に取り入れる際には学びの定着が重要となります。参加者がゲームを楽しんで終わらないように、図形伝達ゲームで得られる実践的な学びと、振り返りや講義で得られる知識を関連付け、参加者が深く理解できる研修設計にしましょう。

まとめ

図形伝達ゲームを実施することで、言語コミュニケーションを通じて図形を正しく伝える・聞き取ることの難しさや面白さを実感し、業務上でのコミュニケーションを見直すきっかけ作りになります。コミュニケーション研修やロジカルシンキング研修が活用し、学びを深めましょう。ゲームを活用した研修の実施に関しては、ぜひIKUSAにご相談ください。

 

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

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