自己肯定感を高めるゲーム・ワーク19選を紹介

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この記事の監修者
株式会社motch me 取締役
石野 太一
同志社大学在学中に大学生向けクリエイティブスクールの立ち上げに携わる。25歳の時に「地頭を鍛える」をコンセプトに、謎解きやパズルを用いた学習塾「たいち数楽教室」を開塾し、延べ300名以上を指導。その後ベンチャー企業の一号社員として研修事業の責任者を務め、営業・コンテンツ開発から講師登壇までを担い、年間88回登壇した実績を持つ。「講師は現場を離れて講師だけをやっていてはいけない」をモットーに、現在はイベント制作会社の取締役として経営企画・人事に携わりながら、講師活動を続けている。

自己肯定感とは、「ありのままの自分を認め、肯定できる感覚」を意味します。自己肯定感を高めると、何事にも前向きに、主体的に取り組めるようになるといわれています。そのため、ビジネスで成功するためにも重要な要素と考えられています。

本記事では、グループやペアで行う自己肯定感の向上につながるゲームと、ワーク・アイスブレイク、個人で行う自己肯定感を高めるワークを、合わせて19選紹介します

 

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自己肯定感を高めるゲーム7

まずは、グループやペアで行う自己肯定感を高めるゲームを7つ紹介します。

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1.わくわく・ジョブクラフティング(東京大学共同開発)

「わくわく・ジョブクラフティング」は、東京大学医学部川上研究室が開発したゲームです。「ジョブクラフティング」とは、仕事をやりがいのあるものにするために、働く人自身が仕事の捉え方を変えたり、工夫を加えたりすることを意味します。

【進め方】

  1. 34人のグループを作ります。
  2. グループ内で役割を決めます。1人はラジオ番組のリスナー、その他はパーソナリティになります。
  3. リスナーは、選んだカードをもとにパーソナリティに仕事の悩みを相談します。
  4. パーソナリティは、選んだカードをもとにリスナーにアドバイスします。
  5. リスナーは、一番良いアドバイスをくれたパーソナリティにリプライカードを渡します。

これを全員がリスナーになるまで繰り返し、最終的に最も多くリプライカードを持っている人が勝ちというゲームです。

販売元:わくわく・ジョブクラフティング(東京大学共同開発) | お仕事ボードゲーム専門ショップ by ㈱遭遇設計

2.人生よかったカルタ

「人生よかったカルタ」は、ネガティブな出来事を瞬時にポジティブに変換するというゲームです。

【進め方】

  1. 読み札と絵札には、ネガティブに捉えやすい出来事が書かれています。読まれた絵札を見つけた人は、「よかった!」と言ってその絵札を取ります。
  2. 他の人が「どうしてですか?」と問いかけます。
  3. 絵札を取った人は、ポジティブな理由を答えます。

「人生よかったカルタ」には、自己肯定感カードもあります。これを取った人は、カードの絵柄を見て「ありがとう」を思うことを答えます。

こども版、大人版だけでなく、おじさん版、英語版もあります。詳しくは、販売元のホームページをご覧ください。

販売元:和田裕美「よかったカルタ」 – HIROWA

3.ZENタイル

ZEN(ゼン)タイル」は、会社員の男性が開発したボードゲームです。ベーシックは1人でもグループ(4人まで)でも遊べますが、ゲーム性が異なります。1人で遊ぶ場合は「自分を見つめ直す」、グループで遊ぶ場合は「気持ちを当て合う」というゲーム性です。

【進め方】

  1. 時間ボード(24時間を表す定規のようなもの)を並べ、気持ち碁石(気持ちを表す漢字が書かれた碁石)を裏向きにして置いておきます。
  2. 碁石を一つ引きます。
  3. その気持ちになった出来事を思い出して、それが起こった時間に碁石を置きます。
  4. 碁石を10個置いたら、その中で「自分を褒めたい」と思うところに目印を置き、自分を褒めてあげましょう。

※「自分を褒める」パートが入るのは1人で遊ぶ場合のみ。

販売元:ZENタイル ベーシック – ちゃがちゃがゲームズ

4.ほめゲーム~褒め力養成ゲーム

「ほめゲーム~褒め力養成ゲーム」は、製作者のichidoさんが、褒め力をアップさせるためのワークショップで使用していた570種類以上のカードを厳選して100枚にまで絞り、気軽に遊べるゲームにしたものです。

【進め方】

  1. 最初の人がカードを引き、書かれている内容を読み上げます。
  2. 読み上げられた内容を実行します(※10秒以内に)。
  3. 褒められた人は、素直に受け止めて「ありがとう」と伝えます。

これを、時計回りに繰り返していきます。

基本セットのカードは2色あります。若草色のカードに書かれている内容は実行しやすいですが、水色のカードは結構難しいものもあり、褒める力が鍛えられます。

販売元:ほめゲーム ~褒め力育成ゲーム – 褒め力育成ゲーム

5.短所を長所に変えたいやき

「短所を長所に変えたいやき」は、短所を長所に変えるカルタです。カードはたいやきの形をしており、こげた色の面には短所が(やめたいやき)、ちょうど良い焼き色の面には、それを長所として捉えた場合の言葉が書かれています(なりたいやき)。同じ言葉が書かれたカードが2枚ずつ入っているので、1セットを読み札、もう1セットを取り札として使います。

【進め方】

  1. 取り札は「なりたいやき」の面を上にして広げます。
  2. 読み手は「やめたいやき」を読み、プレイヤーはそれを長所に言い換えると何になるかを考え、該当する札を取ります。

自分に自信が持てないときは、「やめたいやき」を見て自分の短所を数枚選び、それを裏返してみるという遊び方もあります。短所と長所は表裏一体であることに気づけるでしょう。

販売元:知育玩具 15才~ 短所を長所に変えたいやき – カードゲーム|株式会社アイアップ

6.ポジティブフィードバックゲーム

「ポジティブフィードバックゲーム」は、SDGsの取り組みとして金沢工業大学が開発したゲーミフィケーション教材の一つで、1人のプレイヤーをその他のプレイヤー全員で褒めるというものです。

【進め方】

  1. 34人のグループを作り、じゃんけんで親を決めます。
  2. 親はキャラクターカードを引き、そのキャラクターになりきります。
  3. 他のプレイヤーは、引いたカードを使って親を褒めます。他のプレイヤーが親を褒めたときは、あいづちを打ちます(あいづちシートから選ぶ)。
  4. 褒め終わったら、全員で拍手をします。

これが1ターンです。全員が親になるまで、これを時計回りに続けます。

詳細:SDGs ゲーミフィケーション教材 – ポジティブフィードバックゲーム|KIT 金沢工業大学

7.POJICO

POJICO(ポジコ)は、就職活動をする学生のために開発されたカードゲームです。ポジティブな自己分析を行うことをテーマとしています。こちらも、前項で紹介した「ポジティブフィードバックゲーム」のように、1人のプレイヤーを他のプレイヤーで褒めるというゲームです。

推奨人数は35人とされています。相手のことを知っている人同士で、ポジティブな気持ちで取り組みましょう。

【進め方】

  1. 親を決めます。
  2. 親以外のプレイヤーは順番にカードを引いて、そのイラストから思い浮かぶ親の「良いところ+その理由・エピソード」を伝えます。
  3. 全員が親を褒めたら、親は一番うれしいことを言ってくれたプレイヤーにポイントカードを渡します。

この流れを、全員が3回親をするまで続けます。そして、最後にポイントカードを一番多く持っているプレイヤーが勝ちとなります。

自己肯定感を高めるのにおすすめのゲームですが、販売は終了しているため、新品を手に入れるのは難しいかもしれません。

公式サイト:POJICO(ポジコ) 自己分析カードゲーム

 

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自己肯定感を高めるワーク・アイスブレイク8

次に、グループやペアで行う自己肯定感を高めるワーク・アイスブレイクを8つ紹介します。

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1.陽口ワーク

陽口(ひなたぐち)とは、陰口の逆で、本人がいないところでその人を褒めることを意味します。「陽口ワーク」は、“本人がいないという設定で”その人のことを他の参加者全員で褒めるというワークです。オンラインコミュニケーションツールさえあれば、簡単に実施できます。人数は、47人程度で実施するのがおすすめです。

【進め方】

  1. 参加者全員がオンライン上に集まります(カメラ・マイクともにオンの状態)。
  2. 誰の陽口を言うのかを決めます。
  3. 陽口の対象になった人は、カメラ・マイクをオフにして、“その場からいなくなったフリ”をします。
  4. 制限時間内に、全員でその人の陽口を言い合います。
  5. 制限時間が来たら、陽口の対象になった人はカメラ・マイクをオンにして、陽口を言われた感想を述べます。

これを、全員が陽口を言われる人になるまで続けます。

2.陰褒めゲーム

前項で紹介した「陽口ワーク」は、対面でも実施できます。その場合は、「陰褒めゲーム」として紹介されることが多いようです。

【進め方】

  1. グループを作り、椅子を円形に並べて座ります。
  2. 誰の陰褒めをするのかを決め、対象になった人だけ外側を向いて座ります。
  3. 他の参加者は、その人がこの場にいないかのように振舞いながら、その人のことを全力で褒めます。

これを、全員が陰褒めの対象になるまで続けます。

3.ほめほめゲーム

「ほめほめゲーム」も、1人の参加者を他の参加者全員で褒めるというゲームです。何人でも実施できますが、1グループは56人程度が良いでしょう。

【進め方】

  1. グループの中で褒められる人を1人決めて、他の参加者はその人に向かって一列に並びます。
  2. 先頭の人から順番にその人のことを褒めていきます。一つ褒めたら、列の一番後ろに並びます。
  3. 2を、ファシリテーターが合図するまで続けます。

これを、全員が褒められる人になるまで繰り返します。褒められる人は、特に反応はしなくて構いません。褒めてもらったことを、素直に受け止めましょう。

4.褒め褒めじゃんけん

「褒め褒めじゃんけん」も、相手を褒めるというワークです。2人以上であれば、何人でも実施できます。

【進め方】

  1. 自由に歩き回り、出会った人と握手をしたあと、じゃんけんをします。
  2. じゃんけんに勝った人から自己紹介をします。
  3. 負けた人は自己紹介を聞いたうえで、「それは素晴らしいですね!」と言い、具体的にどこが素晴らしいのかを伝えます。
  4. 勝った人は、お礼を伝えます。
  5. 今度は負けた人が自己紹介をし、同様に34を行います。

広いスペースさえあれば、準備するものは特にありません。かかる時間も5分程度なので、気軽に実施できるワークです。

5.ミラーストレッチ

「ミラーストレッチ」は、『10分のアイスブレイクが心理的安全性を高める 人材育成と生産性向上に効く!体験型ワーク33』(著者:木之上拓浩 出版社:ごきげんビジネス出版)という書籍で紹介されているワークです。

【進め方】

  1. 2人ペアを作り、ストレッチをする人(Aさん)と鏡役(Bさん)を決めます。
  2. Aさんは自由にストレッチをし、BさんはAさんの動きを真似します。
  3. 1分経ったら、役割を交代します。

研修前に実施すれば緊張がほぐれ、集中力が高まる、積極的に参加してくれるようになるといった効果も期待できるでしょう。

参考:『10分のアイスブレイクが心理的安全性を高める 人材育成と生産性向上に効く!体験型ワーク33』第1章・無料全文公開|ごきげんビジネス出版

6.ハッピーバック

「ハッピーバック」は、参加者の背中に貼られた紙に、その人に対するポジティブなフィードバック(長所、素敵だと思うところ、感謝の言葉など)を書き込むというワークです。

【進め方】

  1. 参加者全員の背中に、白い紙を付けます。
  2. 参加者は歩き回りながら、各々がポジティブなことを他の参加者の背中の紙に書き込みます。
  3. 最後に、参加者が自分に紙に書かれた内容を確認します。

人数分の紙とペン、参加者が歩き回れるだけの広いスペースがあれば実施できる簡単なワークです。

7.他己紹介

「他己紹介」は、自分以外の誰かに自分のことを紹介してもらうというワークです。

【進め方】

  1. グループに分かれ、グループ内で2人ペアを作ります(3人でも可)。
  2. 紹介する相手を知るための質問タイムを設けます(5分程度)。質問の内容は、どんな仕事を担当しているか、休日の過ごし方、趣味など、なんでも構いません。
  3. 2でヒアリングした内容をまとめ、グループのメンバーにペアを組んだ相手のことを紹介します。

これにより、自分では気づけなかった長所や強みが見つかることもあります。それらを認めてもらえることで、自己肯定感が高まることが期待できるでしょう。

8.Good & New

Good & New」は、グループ内に分かれてGoodNewを発表するというワークです。

【進め方】

  1. 参加者をグループに分けます(人数に決まりはありませんが、1グループ310人程度が目安です)。
  2. 24時間以内に起きた「良いこと(Good)」や「新しいこと(New)」を、1人ずつ発表します。

これを定期的に実施することで、普段の生活の中で「良いこと」と「新しいこと」を探す癖がつきます。物事の捉え方が変わり、ネガティブをポジティブに変換する力が鍛えられるでしょう。

個人でできる自己肯定感を高めるワーク4

最後に、個人でできる自己肯定感を高めるワークを3つ紹介します。

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1.スリー・グッド・シングス

「日記を書く」というのも、自己肯定感を高めるのに有効な方法です。「スリー・グッド・シングス」は、寝る前に今日一日の中で起きた「良いこと」を3つ書き出すというワークです。

「良いこと」は。ほんの些細なことで構いません。できれば何が起きたのかだけでなく、なぜそれが「良いこと」だと感じたのかも書いておきましょう。

寝る前は、なぜか嫌なことを思い出しやすいものです。そのような時間帯にこのワークを行うことで、明るい気持ちで一日を終えることができ、ストレスを解消する効果もあるといわれています。

2.フォー・グッド・シングス

前項で紹介した「スリー・グッド・シングス」は、「良かったこと」だけを書き出すワークでしたが、ネガティブなことにも目を向ける「フォー・グッド・シングス」というワークもあります。

「フォー・グッド・シングス」では、下図のように中心に一つだけ今日あった「駄目なこと」を書き、その周りに「良いこと」を4つ書いていきます。

ネガティブな部分も含めて「自分」です。ただ、ネガティブな部分ばかりだと受け止められなくなることもあります。「駄目なこと」を「良いこと」で包み込むことで、ありのままの自分を受け止めやすくなるでしょう。

3.if-thenプランニング

if-thenプランニング」とは、「もし(if)~なら、そのとき(then)はこうしよう」というように、どのような状況で、どう行動をするのかを決めておくというワークです。

【例】

  • 夕食を食べ終わったら、勉強をする。
  • 送ったメールに対して明日の〇時までに返信が来なかったら、やんわり催促してみる。

自分が決めた通りに行動できれば、「できた」という小さな成功体験が得られます。これを積み重ねていくと、自己効力感が高まります。自己効力感も、自己肯定感を高めるために重要な要素と考えられています。

4.ウィッシュリスト

「ウィッシュリスト」とは、願いごと・やりたいこと(wish)のリストを作るというワークです。

大きな願いや目標でも構いませんが、あまり考えすぎずに、どんどん書いていくことがポイントです。小さいことでも、現実的に難しいことでも構わないので、100個を目標に書き出してみましょう。

【例】

  • もっと面白い話ができる人になりたい。
  • 大好きな芸能人に会って握手してもらいたい。
  • 海に行きたい。

リストの作成を通じて、自分に対する理解が深まります。自己理解を深めることも、自己肯定感を高めるために大切なことです。

まとめ

自己肯定感は、人生の幸福度や仕事のパフォーマンスにも影響を与える要素と考えられています。

誰かから「承認」されると、自己肯定感が高まりやすくなります。自己肯定感を高めるには、他人からポジティブなフィードバックをもらえるようなゲーム、ワーク・アイスブレイクなどが効果的と考えられます。また、自分自身を「承認」してあげることも重要です。自己理解を深めるための個人ワークも、実践してみてください。

 

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

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