チームで達成感を味わえる瞬間7選!チームビルディングに活かせるビジネスシーンを中心に紹介

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この記事の監修者
株式会社motch me 取締役
石野 太一
同志社大学在学中に大学生向けクリエイティブスクールの立ち上げに携わる。25歳の時に「地頭を鍛える」をコンセプトに、謎解きやパズルを用いた学習塾「たいち数楽教室」を開塾し、延べ300名以上を指導。その後ベンチャー企業の一号社員として研修事業の責任者を務め、営業・コンテンツ開発から講師登壇までを担い、年間88回登壇した実績を持つ。「講師は現場を離れて講師だけをやっていてはいけない」をモットーに、現在はイベント制作会社の取締役として経営企画・人事に携わりながら、講師活動を続けている。

達成感とは、文字通り「達成できたという感覚」のことです。目指していたゴールにたどり着けたときや、努力が実ったとき、必要な物事をやり遂げたときに得られる満足感や充実感、喜びなどのポジティブな感覚・感情を指します。達成感を味わえる瞬間が訪れたら、チーム全員で共有し、お互いに称え合いましょう。そうすることで、チームの絆がより強固なものになります。

本記事では、まずチームで達成感を共有することの重要性を解説し、ビジネスシーンにおけるチームで達成感を味わえる瞬間7選を紹介します。さらに後半では、株式会社IKUSAが実施した調査結果から、達成感が得られるチームになるために必要なものについても考察しています。チームビルディングに取り組んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

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チームで達成感を共有することの重要性

チームが成長するためには、メンバー全員で達成感を共有することが重要です。ここでは、その理由を大きく4つに分けて解説します。

モチベーションが高まる

チームで達成感を共有することで、仕事に対するモチベーションが高まる可能性があります

達成感が得られると、脳内にドーパミンが分泌されます。これは、人を「楽しい」「嬉しい」といったポジティブな気持ちにさせたり、やる気を高めてくれたりする物質です。「快感ホルモン」や「やる気ホルモン」とも呼ばれています。メンバーからやる気を引き出すためにも、達成感の共有は重要なのです。

さらに、モチベーションが下がってしまう要因の一つに、マンネリ化があります。同じ仕事の繰り返しや、仕事にある程度慣れてしまったことで、新鮮さや刺激が感じられなくなる状態です。小さなもので構わないので、チームで目標を設定し、クリアするごとに達成感を共有しましょう。そうすることで、メンバーのマンネリ化が解消され、モチベーションを高められる可能性があります。

メンバーの自信につながる

チームで達成感を共有することで、メンバーは自分に自信を持てるようになります。そして、自分で自分の努力と能力を認められるようになり、自己評価も高まります。つまり、自己肯定感が高まるということです。

自己肯定感とは、ありのままの自分を認め、価値のある存在として肯定する感覚を指します。これが高い人は、物事を前向きに考え、主体的に行動できるという特徴があります。また、失敗を恐れず積極的に挑戦できるため、仕事においても活躍しやすくなります。

達成感の共有により一人ひとりの自己肯定感が高まれば、その結果としてチームのパフォーマンス向上や、チームの成長にもつながっていくでしょう。

エンゲージメントが高まる

チームで達成感を共有することで、メンバーのエンゲージメントも高まる可能性があります

エンゲージメントとは、メンバーがチームや会社に対して、自発的に「貢献したい」という意欲を持てている状態を指します。ここまでに説明したように、達成感が得られるとモチベーションや自己肯定感が高まります。さらに、何かを達成することで、メンバーは自分の成長も感じられます。これらは、エンゲージメントの向上に必要な要素なのです。

エンゲージメントは、チームや会社の成長を考えるうえでも重要な要素として、近年注目されています。具体的には、これが高まることで組織が活性化する、人材が定着する(離職のリスクを低減できる)、業績アップにつながるといった効果が期待できます。

チームワークが強化される

チームで達成感を共有することで、他のメンバーに対する信頼感が高まり、つながりが強くなります。コミュニケーションが強化され、一体感がより高まるでしょう。すると、チームの中にお互いを尊重し、助け合う雰囲気が醸成され、シナジー(相乗効果)が生まれやすくなります。次の目標に向けて、より高いパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。

 

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チームで達成感を味わえる瞬間7選

では、達成感はどのようなときに得られるのでしょうか。ここでは具体例として、7つの瞬間を紹介します。以下のようなタイミングで、チーム全員で達成を喜び、お互いに称え合うことで、前項で紹介したような効果も生まれやすくなるでしょう。

1.プロジェクトが無事に終わったとき

大きなプロジェクトが無事に終わったとき、またはプロジェクトの一つのフェーズが完了したときも、達成感を味わえる瞬間です。特に社運をかけた重要なプロジェクトや、スケジュール・条件等が厳しいプロジェクトを無事に終えることができたときは、大きな達成感が得られるでしょう。

全員で達成感を味わうには、進行中の役割分担や進捗管理が重要なポイントになります。「全員で力を合わせて完了させることができた」と実感できれば、チームの結束力もより強くなるでしょう。

2.目標を達成できたとき

設定していた目標をクリアできたときも、達成感を味わえる瞬間です。目標は、達成度合いを測りやすいように、できるだけ数値で表すことをおすすめします。たとえば、売上、生産量、顧客満足度などです。目標を数値化することで、「何割程度達成に近づけた」と具体的な成果を認識できるため、もし目標に届かなかったとしても、どれだけ目標に近づけたかを客観的に把握できるため、次へのモチベーションやプロセスへの納得感が得られやすくなるでしょう。また、目標達成に向けた計画の策定や修正も行いやすくなります。

そして、チームの目標だけでなく、個人の目標をメンバー全員で共有しておくことも大切です。そうすることで、自分と他のメンバーの役割や、それぞれの進捗状況を認識しやすくなります。また、助け合う雰囲気や、「全員でやり遂げた」という感覚も生まれやすくなるでしょう。

3.新たな案件を受注できたとき

営業の場合は、新規案件を受注できたときも、達成感を味わえる瞬間です。新規案件を受注するためには、多くのことを準備しなければなりません。しかも、その努力は必ず実るものではないため、受注できたときには大きな達成感が得られます。

特にコンペディション案件の場合は、チームで協力して準備し、競合との競争を勝ち抜いた先にようやく受注があるため、そこにたどり着けた際には最高の達成感を味わえるでしょう。また、コンペ案件の受注をきっかけに顧客を獲得できることもあります。そのような良い結果につながったときも、喜びをチームで共有することで、結束力を高められるでしょう。

4.成果が出たとき

時間をかけて取り組んできたこと、小さな努力を積み重ねてきたことが形になったときも、達成感が得られる瞬間ではないでしょうか。たとえば、「毎日コツコツ勉強して難しい資格試験に合格した」「SNSの企業アカウントで商品のPRをこまめに投稿していたら、問合せが増えてきた」などです。

ここまでに紹介した他の瞬間に比べると小さな達成感かもしれませんが、チームの絆は小さな成功体験を積み重ねていくことで強くなっていきます。日々の中で小さなもので構わないので成果を見つけ、そのたびにチーム全員で喜びを共有することで、一体感を高めていくことができるのではないでしょうか。

5.困難を乗り越えたとき

困難な課題やトラブルを乗り越えたときも、達成感を味わえる瞬間の一つです。取り組むものが難しいものであるほど、乗り越えたときの達成感も大きくなります。

反対に、どれだけ重要なプロジェクトや目標であっても、それがチームや個人にとって簡単なものであれば、クリアしても達成感が得られないことがあります。手間や時間をかけずに、特別な努力や工夫もせずにクリアできてしまうためです。あまりに簡単すぎると、「なぜこのような簡単なことをやらなければならないのだろう」と、ネガティブな感情を持ってしまう可能性すらあるでしょう。

だからといって、難易度が高すぎると乗り越えることができず、自信の喪失やモチベーションの低下につながる恐れがあります。達成感を得るためには、「試行錯誤のすえに達成できる仕事や目標」を与えることが大切なのです。

6.評価されたとき

努力や成果を第三者が評価してくれたときや、認めてくれたときも、達成感を味わえる瞬間ではないでしょうか。たとえば、以下のような場面が考えられます。

  • 成果に対して報酬がもらえた。
  • 社内表彰式で「優秀なチーム」として表彰された。
  • 社内報で自チームの取り組みが「成功事例」として紹介された。
  • 自チームが開発した製品に対して、顧客から良い口コミがもらえた。

社員が達成感を得て、それをチームで共有できるよう、会社としては上記のような仕組みを用意できるとよいでしょう。

そして、成果だけでなくプロセスをきちんと評価することも重要なポイントです。そうしないと、「良い結果さえ出せばよい」と考えるようになり、個人プレーに走ってしまう恐れがあります。たとえ良い結果にはつながらなかったとしても、具体的な行動や手段などを評価することで、評価される側は「やったことは無駄ではなかった」「次に活かし、今度こそ成果につなげよう」と感じられます。これにより、結果にかかわらず達成感を得られる可能性があります。

7.メンバーの成長を感じられたとき

チームのリーダーとしては、メンバーの成長を感じられたときも、達成感を味わえる瞬間の一つではないでしょうか。「自分のやってきたことは間違ってなかった」「ようやく形になった」と感じられ、喜びの感情が湧いてくるのです。

そしてメンバー自身も、自分の成長を実感できると喜びを感じられます。個人の成長もチームで共有し、全員で喜べるようになると、メンバー同士がポジティブな影響を与え合うようになります。そのような状態を作ることができれば、チームもますます成長していくのではないでしょうか。

達成感が得られるチームになるために必要なもの

リーダーやマネージャーの中には、「なかなか成果につながらない」「チームで達成感を味わえる瞬間が少ない」と悩んでいる方もいるでしょう。

株式会社IKUSAは、2026年3月に社会人1~3年目の方400名(※)に対して、インターネットで「新人・若手の早期離職に関する実態調査」(以下、本調査)を実施しました。この結果から、現代のチームに足りないもの、全員で達成感を味わえるチームになるために必要なものを考察してみます。

※回答者400名の内訳は、入社3年以内に退職経験がある方が37%、退職経験はないが辞めたいと思ったことがある方が21.75%、退職も離職検討もない方が41.25%です。

明確な目標と役割

達成感を得たいなら、まず明確な目標と役割を設定する必要があります。先ほど紹介したように、目標達成以外にも達成感を得られる瞬間はありますが、チームにおいては目標がないと、メンバーはどこに向かえばよいのか迷ってしまいます。また、役割が決められていないと、やるべきことも理解できません。作業の重複やロスも発生しやすくなるでしょう。このような状態では、なかなか成果が得られないことはもちろん、メンバーがストレスを感じてしまう恐れがあります。

本調査においても、日々の業務で最もストレスを感じる瞬間として、24%が「何を求められているか分からないとき」と回答しています。また、割合としてはそこまで高くありませんが、役割の不明確さが「辞めたい・辞めた理由」になることがあることも、本調査では明らかになっています。

明確な目標と役割があるか、そしてそれらがメンバーにきちんと共有されているか、一度見直してみてください。

良好な人間関係・雰囲気

本調査では、チームの「人間関係」や「雰囲気」が、新人・若手の定着に大きく影響を与えることも明らかになりました。具体的には、以下のような結果が得られています。

  • 辞めたい・辞めた理由として影響が大きかったものは何でしたか?
    →「チーム内の人間関係(19%)」「上司との関係(30.64%)」
  • 日々の業務で、最もストレスを感じる瞬間は何ですか?
    →「チーム内で相談しづらい雰囲気を感じたとき(75%)」
  • 入社後、チームのどのような点に違和感を覚えましたか?
    →「本音で話せる人がいない(7%)」「チームに一体感がない(25.87%)」
  • 新人・若手の早期離職を防ぐ上で、最も重要だと思うものは何ですか?
    →「チームの雰囲気(25%)」「上司との関係性(18%)」

チーム内の人間関係と雰囲気が良好でなければ、目標を達成できたとしても、喜びをメンバー全員で分かち合うことは難しいのではないでしょうか。

人間関係と雰囲気を改善する方法としては、対話の場を設ける、チームビルディングに取り組むなどが有効です。本調査においても、「このような取り組みがあれば、辞めずに済んだ(済まないだろう)」と思うものとして、「チームでの対話の場(34.25%)」「チームビルディング施策(29%)」が挙げられています。

適切な評価とフィードバック

チームで目標を達成しても、「自分もそれに貢献した」「自分の努力が実った」ことを実感できなければ、達成感は得られません。これを感じてもらうために、上司やリーダーはメンバーに対して評価とフィードバックを行う必要があります

しかし、これが足りていないケースもあるようです。本調査では、評価やフィードバックに関して以下のような結果が得られました。

  • 辞めたい・辞めた理由として影響が大きかったものは何でしたか?
    →「評価・フィードバック(8%)」
  • 日々の業務で、最もストレスを感じる瞬間は何ですか?
    →「上司からのフィードバックが曖昧なとき(25%)」
  • 入社後、チームのどのような点に違和感を覚えましたか?
    →「個人プレーが評価されすぎている(4%)」

また、本調査では、ポジティブなフィードバックが良い影響を与えることも分かっています。強いチームを作るためには、上司やリーダーにフィードバックの質を高めてもらうこと、公平な評価を行う基準や制度を整えることも重要です。

なお、「辞めたい気持ちが弱まった瞬間」を尋ねたところ、最も多い回答が「チームで成功体験を得た(41.48%)」でした。この結果からも、チームで達成感を共有することが重要であることが分かります。何か成果が得られたときはメンバー全員で共有し、加えてフィードバックと評価を行うことも忘れないようにしましょう。

IKUSAのプレスリリース:「新人・若手の早期離職に関する実態調査」の結果を公表

まとめ

プロジェクトが終わったとき、目標を達成できたときなど、ビジネスシーンでも達成感が得られる瞬間は多々あります。そのようなときが訪れたら、チーム全員で達成感を共有することで、メンバーのつながりがより強くなります。さらに、モチベーションやエンゲージメントの向上、自己肯定感アップにもつながるでしょう。

達成感を得られるチームになるためには、メンバーに明確な目標と役割を与えること、チーム内の人間関係や雰囲気の改善に取り組むこと、適切な評価とフィードバックを行うことも重要と考えられます。「達成感を得られる瞬間があまりない」と感じているなら、一度チームの状態も見直してみてください。

 

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

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