内定者研修におすすめのグループワーク20選を紹介

  • 研修ノウハウ
    • グループワーク
この記事の監修者
株式会社motch me 取締役
石野 太一
同志社大学在学中に大学生向けクリエイティブスクールの立ち上げに携わる。25歳の時に「地頭を鍛える」をコンセプトに、謎解きやパズルを用いた学習塾「たいち数楽教室」を開塾し、延べ300名以上を指導。その後ベンチャー企業の一号社員として研修事業の責任者を務め、営業・コンテンツ開発から講師登壇までを担い、年間88回登壇した実績を持つ。「講師は現場を離れて講師だけをやっていてはいけない」をモットーに、現在はイベント制作会社の取締役として経営企画・人事に携わりながら、講師活動を続けている。

内定者研修は、入社前に会社への理解を深めるだけでなく、同期との関係づくりや先輩社員とのつながりを築く大切な場です。

特に内定者にとって入社前は、「どんな仲間と働くのか」「会社の雰囲気に馴染めるのか」といった不安を抱えやすい時期でもあります。そこで有効なのが、交流を促し、会話が生まれるグループワークを取り入れた研修です。

対話や協働を通じてチーム意識や自己理解が深まり、これから働く会社の雰囲気もつかみやすくなるため、入社に向けた前向きな気持ちづくりにもつながります。

本記事では、内定者研修におすすめのグループワークを20選紹介します。

 

内定辞退の防止には、内定者同士のつながりと入社意欲の醸成が欠かせません。あそぶ社員研修の内定者プログラムは、楽しみながら同期の絆を深め、入社への期待を高める体験型プログラムです。

⇒【無料ダウンロード】「内定者プログラム」の資料はこちら

内定者研修におすすめのグループワーク15

内定者研修におすすめのグループワーク15選を紹介します。

1.ペーパータワー

「ペーパータワー」とは、A4用紙とハサミのみを使い、できるだけ高いタワーを作るグループワークです。

紙の折り方・切り方・重ね方によって高さや安定性を試行錯誤するため、作りはじめると自然と意見交換が生まれ、「どの形が支えやすいか」「どこを補強するか」などアイデアを出し合いながら進行することができます。

作業のステップごとに役割が入れ替わるなど、グループのやり取りが活発になりやすい点も特長です。協力しながら形を整えていく過程で会話が増え、初めて顔を合わせる内定者同士でも関係づくりが進むでしょう。

2.他己紹介

「他己紹介」とは、ペアでお互いにインタビューを行い、その内容をもとに全体の場で紹介するグループワークです。

初対面同士の内定者研修の場では、自己紹介で多くを語りづらいこともあるでしょう。しかし、他者からのインタビューを介することによって名前や趣味などに留まらず、より内面的な価値観や人柄まで、多様な情報を引き出しやすいです。そのため、自己紹介以上に自身を知ってもらえる方法といえます。

相手のことを多角的に知ることができ、チームとしての一体感形成にも役立つほか、インタビューの際に傾聴力や質問力、情報を整理する力も養えます。

3.自由討論

「自由討論」とは、テーマを設定し、参加者同士が自由に意見を交わすグループワークです。

「チームが力を発揮する瞬間とは?」「働くうえで譲れない価値はなにか?」など、答えがひとつに定まらないテーマにすることで、多様な意見や価値観が生まれやすくなります。

討論を通して、相手の意見を受け止め、自分の感じたことを率直に言葉にするで、価値観の共有や関係構築が進み、安心して話せる雰囲気づくりにつながります。

4.十人十色ゲーム

「十人十色ゲーム」とは、お題に対してグループ内の誰がどんな回答をするかを予想し、お互いの好みや傾向を探るグループワークです。

「休日の過ごし方といえば?」「気分転換に選ぶものは?」など、相手の価値観を想像しやすい日常的なお題を用意するとよいでしょう。回答によっては意外な一面が見えたり、共通する趣味が見つかったりと、会話のきっかけが広がることもあるでしょう。

ルールも簡単であり、気軽に始められるため、他者への関心や相互理解を深めるグループワークとして有効です。

5.人生グラフ

人生グラフは、これまでの人生の出来事とモチベーションの高低を折れ線グラフで表現したものです。内定者は、まだ関係性が浅い状態では言葉だけの自己紹介になり、表面的な交流に留まりがちですが、そんな内定者が互いの人柄・価値観を深く理解するためのグループワークとして活用できます。

参加者はまず、横軸に時系列となる「幼少期〜現在」を、縦軸には「モチベーションの高低」をとったシートを作り、自分の人生の転機を折れ線で表します。その後、グラフのなかで特に印象的な出来事にコメントを載せ、グループ内で発表します。

人生グラフでは「なぜその選択をしたのか」「なにを大切にしてきたのか」といった相手の価値観や背景を知ることができます。また、自分の変化の過程をたどることで、入社後どんな働き方を目指したいのか、キャリアの軸を考えるきっかけにもなります。

6.バースデーライン

「バースデーライン」とは、言葉を使わずに互いの誕生日を伝え合い、全員で「誕生日の早い順」に正しく並ぶことを目指すグループワークです。

身振り手振りや表情といった非言語コミュニケーションだけで情報を共有する必要があるため、自分の誕生日をどう示すか、周囲の意図をどう読み取るかといったスキルが求められ、協力が生まれやすいです。

非言語での関わりを通すことで緊張がほぐれやすく、「相手の誕生日を知る」という関係構築の第一歩を踏み出しやすいのも特徴です。

7.アクティブ・ブック・ダイアローグ

「アクティブ・ブック・ダイアローグ」とは、1冊の本を複数人で手分けして読み、その内容をもとに対話していくグループワークです。

参加者は、1冊の本のなかから担当となる範囲を決め、その箇所を読み込んで要約し、発表し合います。全員の発表から、感じた疑問や気づきを持ち寄って議論することで、短時間で1冊の本への理解を深められるのが特徴です。

内定者研修では、要約力や発表力が磨かれるだけでなく、「同じ本を読んだ」という関係性構築のきっかけとなります。

扱う本はビジネス書に限らず、テーマ性のあるエッセイや小説など、目的に応じて選ぶとよいでしょう。

8.会社クイズ

「会社クイズ」とは、自社にまつわる出来事や文化、社内で共有されているトピックを題材にしたクイズに挑戦するグループワークです。

部署や業務内容、社内で起こった出来事を問題にし、内定者の興味を惹けるような出題にするとよいでしょう。また、自由回答だと難しくなるため、答えを選択式にし、選択肢から推理できるようにする工夫も重要です。

【出題例】

例題 ①社内で毎週○曜日に行われている定例イベントはどれ?

A:朝のショート勉強会 / B:部署横断のランチ交流 / C:ミニプレゼン会 / D:雑談コーヒータイム

例題 ②入社後の新人研修で、例年もっとも盛り上がるプログラムはどれ?

A:先輩社員への逆質問会 / B:職種別のワーク体験 / C:社内ツアー / D:プロジェクト体験

社内の雰囲気や文化に触れられるため、内定者が会社理解を深めるきっかけになり、安心して組織に入る土台づくりにもつながります。

9.先輩社員エピソードクイズ

「先輩社員エピソードクイズ」とは、先輩社員の実体験やエピソードをもとにしたクイズに挑戦するグループワークです。「会社クイズ」と比べて、先輩社員がモデルのため、入社後の働き方をよりイメージしやすいのが特徴です。

たとえば、「先輩が入社してから一番嬉しかったことはなにか」「入社当初に経験した一番大変だった経験はどれか」といったクイズが出題されることで、リアルな実体験を知り、入社後の働き方や社内の雰囲気を具体的にイメージできるでしょう。

10.会社案内の作成ワーク

「会社案内の作成ワーク」とは、グループごとに自社の会社案内を企画・作成し、発表するグループワークです。

参加者はホームページや研修資料をもとに、企業理念や事業内容、組織構造、強みなどを整理し、分かりやすい形にまとめていきます。視覚的に情報を整理することはもちろん、情報の取捨選択や伝え方の工夫が求められ、グループ内での積極的な議論が必要になります。

内定者は自社の理解を深めるとともに、相手に分かりやすく伝える表現力や協働での作業スキルを体験できます。

11.ビジュアル・コミュニケーションワークショップ

「ビジュアル・コミュニケーションワークショップ」とは、絵や図を使って自社の理念や価値観を表現するグループワークです。

参加者は自社の企業理念を視覚的に描くことを目的とし、それぞれの表現に込めた考えや感情をグループ内で発表します。絵を通して意見交換や対話が生まれ、理念の理解が自分ごととして定着します。

なお、気軽なワークとして「肩肘張らず絵を描くこと」とし、絵の上手さを問わないことは強調しましょう。

12.内定者人狼

「内定者人狼」とは、数名の「正体を隠した先輩社員」を内定者グループに紛れ込ませ、会話のなかから誰が先輩社員かを推理する、人狼ゲームの要素を取り入れたグループワークです。

内定者は、入社の動機や価値観、入社前の不安などをテーマに話しながら、会話の端々から「社会人らしい視点」や「学生らしい視点」を読み取り、先輩社員を探します。

最後に先輩社員の正体を明かし、実体験やアドバイスを共有してもらうことで、自分の働き方のイメージがつかみやすくなり、入社に向けた不安の軽減にもつながります。

13.ブラインドスクエア

「ブラインドスクエア」とは、参加者全員が目隠しをした状態で声だけを頼りにロープの形を整えていくグループワークです。

参加者が円になり、その中央にロープを円状に置いたところからスタートです。視界が見えないなかで位置関係を伝え合いながら、全員で「四角形」を作ることがゴールです。

「角を担当する人の距離感をどう合わせるか」といった課題に、言葉の使い方や情報共有の工夫が求められ、自然とリーダーシップや役割意識が生まれるでしょう。

14.ヘリウムリング

「ヘリウムリング」とは、56人のグループで輪になり、人差し指に乗せたフラフープを協力して床に置くグループワークです。

全員の指が常にフラフープに触れている状態でゆっくり降ろす必要があり、誰かの指が離れてしまうと最初からやり直しです。降ろすスピードを合図でそろえたり、メンバーの並びを変えてみたりなど、試行錯誤しながら最適なやり方をグループで探すことになります。

失敗も含めて盛り上がり、改善のために対話が増えることで、リーダーシップや協調性、調整力を発揮するきっかけになるでしょう。

15.ワールド・カフェ

「ワールド・カフェ」とは、少人数のテーブルに分かれて自由に意見を交わしながら、複数回のラウンドで参加メンバーを入れ替えていくグループワークです。先輩社員と内定者でおこなうとより効果的です。

カフェのような落ち着いた雰囲気を意識して進めるのが特徴で、「先輩と働くメリット」「入社前に不安なこと」などテーマを設けつつ、議論ではなく、話しやすい空気のもと会話を深めていきます。

ラウンドが進むごとに人が変わるため、さまざまな視点や意見が集まり、内定者は働くことへの視野が広がるでしょう。最後には各テーブルの発見をまとめ、全体で共有する時間を設けることで、個々の対話が集合的な学びへと発展します。

 

「そもそもチームビルディングとは?」「何から進めればいい?」という方のために、基本の考え方からチームづくりの5段階、すぐ使えるフレームワーク15選までを1冊にまとめた入門ガイドをご用意しました。

⇒【無料ダウンロード】「チームビルディング実践ガイド」はこちら

内定者研修におすすめのサービス会社のグループワーク5

サービス会社が提供しているグループワークも内定者研修にはおすすめです。ノウハウを持ったサービス会社であれば、さまざまなプランやグループワークが用意されており、目的に合ったサービスを選ぶことも可能です。

以下で、内定者研修におすすめのサービス会社のグループワーク5選を紹介します。

16.コンセンサスゲーム

「コンセンサスゲーム」とは、株式会社IKUSAが提供するチームビルディング型の体験型研修プログラムで、限られた状況下で優先すべき物資をチームで話し合い、全員が納得する答えを導くゲームです。

参加者は議論を通じて互いの考え方や価値観の違いを理解しながら、論理的思考や情報整理力を鍛えることができます。コンセンサスゲームのシナリオはジャングルでの遭難、都市での災害、ゾンビ襲来などから選ぶことができ、シナリオに沿って体験をおこなうことで、選択を真剣に考え、意思疎通や協力の重要性を学べます。

内定者研修としても活用でき、初めて顔を合わせる内定者同士が意見交換を通して打ち解け、連帯感を育む効果も期待できます。

合意形成研修│株式会社IKUSA

17.謎解き脱出ゲーム

「謎解き脱出ゲーム」とは、参加者が物語の主人公となり、制限時間内に謎を解き危機的状況から脱出することを目指すゲームです。

株式会社IKUSAが提供しており、会議室や燃え盛る本能寺、魔法学校など、テーマごとに異なるシナリオが用意されています。楽しみながら進められるため、コミュニケーションの活性化も期待できるでしょう。

一人だけでは謎は解けず、自然と役割分担と協力が促せられる仕組みになっており、チームワークの重要性を学ぶことができます。

コミュニケーション研修│株式会社IKUAS

18.リアル探偵チームビルディング

「リアル探偵チームビルディング」とは、株式会社IKUSAが提供する体験型プログラムで、参加者が小グループと大グループを行き来しながら、一つの課題の答えを導き出すアクティビティです。

「ジグソー法」にもとづいたアクティビティになっており、各小グループは異なる情報を受け取り、それぞれ手に入れた情報を大グループで共有します。こうして互いに教え合うことで、学習効果を高め、情報整理能力や論理的思考力を養うことができます。

複数のグループに分かれながらも多くの人とコミュニケーションが取れるため、人数の多い内定者研修にも適しています。

ロジカルシンキング研修│株式会社IKUSA

19.謎解きフォトハント

「謎解きフォトハント」とは、株式会社チームビルディングジャパンが提供する、チームで街を巡りながら謎を解き、写真に収めるチームビルディングプログラムです。

参加者はチームを組んで指定エリアを歩き、用意された問題リストに沿って撮影ポイントを探し出します。チームで課題に取り組むことで、協力意識が芽生え、内定者同士が打ち解けるきっかけも作れます。

謎解きフォトハント│株式会社チームビルディングジャパン

20.MBTI®を用いた自己理解ワークショップ

MBTI®を用いた自己理解ワークショップ」とは、株式会社ピープルフォーカス・コンサルティングが提供するプログラムで、ユングのタイプ論を活用して自己分析と他者理解を深めるグループワークです。

参加者はまず自分のタイプを確認し、演習を通じて思考や判断の傾向、対人関係の特徴を体感的に理解します。その後、異なるタイプについて学ぶことで、多様な考え方を理解し、コミュニケーションの取り方やチーム内での協働の工夫を学ぶことができます。

MBTI®を用いた自己理解ワークショップ│株式会社ピープルフォーカス・コンサルティング

まとめ

内定者研修は、社会人としての第一歩を踏み出す大切なスタートラインです。

研修を通して、学びを得ることも大事ですが。しかし、それ以上に同期との関係構築、会社へのさらなる理解を深め、内定者が安心感を持ち、「この会社に入ってよかった」「一緒に働くのが楽しみ」と感じられるようにすることが重要です。

また、グループワークをおこなう際は「どんな場面で話しやすさが生まれるのか」「内定者がどんなテーマなら積極的に発言できるのか」といった、普段は見えにくい内定者の特徴を把握することは大切です。この情報は、今後のグループワークの改善や入社後のフォロー体制づくりにも役立ちます。

グループワークの楽しさのなかに小さな成功体験や気づきが積み重なることで、前向きな感覚が生まれ、晴れやかな気持ちの入社につながるでしょう。

 

内定者フォローの成否は、入社後の定着と活躍を左右します。「あそぶ社員研修」では、内定者同士が自然に打ち解け、入社意欲が高まる体験型プログラムをご用意しています。

⇒「内定者プログラム」の資料を無料でダウンロードする

 

「どの研修が自社に合うかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。目的やご予算に合わせて最適なプログラムをご提案します。

この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

あそぶ社員研修は、企業の研修担当者向けのお役立ち情報を発信するメディアです。研修に関するノウハウ、組織・人材開発の手法、ビジネススキルなどをわかりやすく紹介します。

よく読まれている記事