心理的安全性を高めるゲーム20選!自己紹介やグループワークに関するゲームを紹介

  • 研修ノウハウ
    • グループワーク
この記事の監修者
友水 一喜
株式会社IKUSA
あそぶ社員研修事業部 責任者

心理的安全性とは、ハーバード大学教授のエイミー・C・エドモンドソン氏が「チームの心理的安全性」を提唱したことで広まった概念です。「対人関係におけるリスクを取っても問題ないと思えるチームや職場」であれば、心理的安全性が高いとされています。

心理的安全性が高いチームや職場であると、社員が安心して意見や気づきを発信し、人間関係が良好に保たれるため、生産性や成果の向上や離職率の低下などにつながります。そのため、社員の心理的安全性を高めるための施策を講じる会社が多くあります。

本記事では、心理的安全性の概要、心理的安全性を高めるゲーム20選を紹介します

 

 

心理的安全性とは

心理的安全性は、ハーバード大学教授であるエイミー・C・エドモンドソン氏が1999年に「チームの心理的安全性」を提唱したことで広まった概念です。「対人関係におけるリスクを取っても問題ないと思えるチームや職場」であれば、心理的安全性が高いとされています。

心理的安全性が高いチームや職場は、社員の学習や改善が促され、高いパフォーマンスを発揮することで成果向上につながります。また、心理的安全性が高いと社員同士のコミュニケーションが促進されたり、共通目標に向かって連携したりすることができるため、人間関係が良好な状態に保たれ、離職率の低下につながるともされています。

心理的安全性が低い組織がどうなるのか、計測方法、不可欠な要素、マネージャーや社員ができることなどの詳細については以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:心理的安全性を高める研修とは?チームの条件や計測方法も解説

心理的安全性を高めるゲームの特徴

ここからは、心理的安全性を高められるゲームに見られる特徴を紹介します。

相互理解を深めて信頼関係が構築される

心理的安全性は「安心して気づきや意見を相手に伝えられること」が指標となり、心理的安全性が高い状態にするためには、相互理解が高く信頼関係が築けていることが必須となります。そのため、自己紹介やグループワークで自己開示をして、相互理解を深められるゲームが適しています。

楽しくコミュニケーションが取れる

ゲーム体験をする際には楽しく取り組めることが前提となりますが、ゲームによってはコミュニケーションの要素が少ないものもあります。心理的安全性を高めるには、グループ内でコミュニケーションが促進され、緊張せずに安心して取り組めるゲームが適しています。

自己紹介を通じて心理的安全性を高めるゲーム5

以下では、自己紹介で心理的安全性を高めることができるゲーム5選を紹介します。

人生グラフ

「人生グラフ」は、X軸を年齢、Y軸をモチベーションの高さとするグラフを用いて、自分の人生のなかでモチベーションが上がったり下がったりしたエピソードと共に振り返る自己紹介ゲームです。

人生グラフをおこなうことで、その人にどのようなバックボーンがあるのか、何が原因でモチベーションが動くのかなどを知り、社員同士の相互理解を深めることができます。また、短時間で実施することができて、初対面でもコミュニケーションが取りやすいため、アイスブレイクに適しています。

人生グラフをおこなう際は、A4用紙のなかに具体的なエピソードを記載することが重要です。そのようにすることで要点が明確になり、発表をおこなう際に相互理解が深まりやすくなります。

人生グラフの実施方法

  1. 人数分のA4用紙とペンを用意する
  2. 45人程度のグループに分ける
  3. 各々が人生グラフにモチベーションの高さを書く
  4. モチベーションが大きく動いたエピソードをA4用紙に書く
  5. グループ内で人生グラフの内容を発表し合う

他己紹介

「他己紹介」は、ペアを組み、相手のことを全体に向けて紹介する自己紹介ゲームです。

出身地、学生時代の部活・サークル、趣味、休日の過ごし方などの自己紹介項目を事前に作成しておき、ペアで互いに発表し合ったうえで、相手のことを全体に向けて紹介します。ペアで自己紹介をおこなうことで積極的な傾聴が促され、ゲーム形式でおこなうことで主体性が高まるため、相互理解が効果的に深まることが特徴です。

他己紹介をおこなう際は、自己紹介項目を揃えて、全員が同じ項目について発表することがポイントとなります。そのようにすることで、共通点が見つかりやすくなり、興味・関心を持てることでコミュニケーションが促進されやすくなります。

他己紹介の実施方法

  1. A4用紙とペンを用意する
  2. 自己紹介項目を作成する
  3. ペアに分かれる
  4. 互いに自己紹介をおこなう
  5. ペアになった相手のことを全体に向けて紹介する

GOOD&NEW(グッドアンドニュー)

GOOD&NEW(グッドアンドニュー)」は、24時間以内にあった嬉しい出来事や驚いた出来事などを発表する自己紹介ゲームです。

たとえば、「宝くじが当たった」、「ライブのチケットに当選した」、「推しのグッズ発売が決定した」など、24時間以内に起こった嬉しかったり驚きが感じられたりした出来事をグループ内または全体に向けて発表します。ポジティブな体験を共有し、自然と自己開示につながることで、チームや職場の相互理解が深まります。

GOOD&NEW(グッドアンドニュー)を実施する際には、出来事を全員に共有し、全体としてコミュニケーションを促進させられるようにすることが重要です。グループに分かれて実施する場合も、一覧で全員の出来事を確認できるようにしましょう。

GOOD&NEW(グッドアンドニュー)の実施方法

  1. 24時間以内に起こった嬉しい・驚きのある出来事を各参加者が考える
  2. グループまたは全員で1人ずつ出来事を発表する

共通点探しゲーム

「共通点探しゲーム」は、ペアやグループで趣味や出身地、部活動などの共通点を見つける自己紹介ゲームです。

たとえば、「趣味」、「出身地」、「学生時代の部活動」、「休日の過ごし方」などの共通点を探します。共通点が見つかることで興味・関心を持ててコミュニケーション促進につながったり、相互理解が深まったりすることが特徴です。

共通点探しゲームを実施する際には、見つけた共通点について話す時間を設け、各々が持った興味・関心をコミュニケーションにつながることが重要です。共通点を探す時間を5分程度、歓談する時間を10分程度として、コミュニケーションを促進させるための時間を設定しましょう。

共通点探しゲームの実施方法

  1. ペアまたはグループに分かれる
  2. ペアまたはグループ内で共通点を探す
  3. 共通点に関する話題で歓談する

実は○○なんです自己紹介

「実は○○なんです自己紹介」は、意外性のあるエピソードについて共有し合う自己紹介ゲームです。

たとえば、「実は大食いで3キロまで1度に食べられる」、「実はSNSのフォロワーが5万人以上いる」、「実はアウトドア派で1カ月に3回以上はキャンプに行っている」など、他者が意外性を感じられるエピソードを45人程度のグループまたは全体で共有し合います。意外なエピソードを知ることで興味・関心を持ち、コミュニケーション促進につなげることができます。

実は○○なんです自己紹介を実施する際には、「すごいと感じられるエピソードである必要はない」と強調することが重要です。自分を客観的に見て、意外だと感じられるエピソードであれば問題ないことを伝え、楽しくコミュニケーションを取れるように促しましょう。

実は○○なんです自己紹介の実施方法

  1. ペアまたはグループに分かれる
  2. ペアまたはグループ内で意外性のある自己紹介をする

グループワークで心理的安全性を高めるゲーム15

以下では、自己紹介で心理的安全性を高めることができるゲーム15選を紹介します。

コンセンサスゲーム

「コンセンサスゲーム」は、46人のグループに分かれて、危機的状況における物の優先順位について話し合って合意を得るゲームです。「ジャングルサバイバル」であれば、船が漂着したジャングルで生き延びるために必要な物の優先順位を話し合って決めていきます。

コンセンサスゲームでは、個人で考えてから、グループで話し合いをおこないます。話し合いをおこなう際には全員が自分の意見を出し、論理的かつ建設的に結論に近づいていく必要があるため、参加者の心理的安全性を高めることができます。

コンセンサスゲームをおこなう際には、オープニングの演出で参加者の没入感を高め、具体的に想像しながら物の優先順位を考えられるように工夫することが重要です。また、物の優先順位を決めるには目的や前提条件が必要になるため、それらをアドバイスとして伝えることもポイントとなります。自分で考えるより、グループで話し合ったほうが正解に近づけるようにフォローしましょう。

⇒コンセンサスゲームを活用した「合意形成研修」の資料を受け取る

コンセンサスゲームの実施方法

  1. コンセンサスゲームの題材を決める
  2. 46人程度のグループに分かれる
  3. ファシリテーターがルールやストーリーの説明をおこなう
  4. 各々の参加者が考えて解答を記入する
  5. グループで意見を出し合って解答を導き出す
  6. 模範解答の解説や振り返りをおこなう

ロケットPDCAチャレンジ

「ロケットPDCAチャレンジ」は、グループで協力し、低いコストでロケットの発射を成功させることを目指すゲームです。

ロケット部品の組み合わせは数千通りあり、ミッションをクリアして資金を調達しながらロケットを発射し、失敗を参考に改善していきます。ロケット部品の組み合わせを考える際にグループで話し合う必要があり、グループ内で意見を出し合うなかで心理的安全性が高まります。

また、参加者が没入して取り組める仕掛けがあり、ロケット発射の映像を取り入れて無事に成功できるかをドキドキしながら見て、参加者が没入して取り組むことができます。

⇒ロケットPDCAチャレンジを活用した「PDCA研修」の資料を受け取る

ロケットPDCAチャレンジの実施方法

  1. ルール説明
  2. ロケットPDCAチャレンジの実施
  3. 解説・振り返り

謎解き脱出ゲーム

「謎解き脱出ゲーム」は、46人程度のグループで協力して謎解きをおこない、脱出成功を目指すゲームです。

46人のグループで机を囲み、グループワーク形式でおこないます。謎解き脱出ゲーム専用の謎解きパッケージが多数あり、没入して本格的な謎解き脱出ゲームを楽しめます。制限時間内に脱出を成功させるには役割分担や協力が必須となり、コミュニケーションを取りながら連携するなかで、心理的安全性が高まります。

⇒謎解き脱出ゲームを活用した「コミュニケーション研修」の資料を受け取る

謎解き脱出ゲームの実施方法

  1. ルール説明
  2. 謎解き脱出ゲームの実施
  3. 解説・振り返り

リアル探偵チームビルディング

「リアル探偵チームビルディング」は、学習法である「ジグソーメソッド」を取り入れ、情報共有が必須となる推理ゲームです。

大グループと小グループを行き来し、それぞれのグループ内で情報を共有・整理しながら、推理を進めていくことで最終的な結論を導き出します。情報共有や推理を進める際にコミュニケーションを取る必要があり、楽しく推理ゲームに取り組むなかで自然と心理的安全性が高まります。

⇒リアル探偵チームビルディングを活用した「ロジカルシンキング研修」の資料を受け取る

リアル探偵チームビルディングの実施方法

  1. ルール説明
  2. リアル探偵チームビルディングの実施
  3. 解説・振り返り

陽口ワーク

「陽口ワーク」は、グループ内の特定の参加者に関する良いところや素敵なところを挙げていくゲームです。

46人程度のグループに分かれ、各グループで陽口(ひなたぐち)を話します。陽口は陰口(かげぐち)の対義語を意味し、その人の良いところや素敵なところなどを挙げていきます。陰口は本人のいないところで話されることが多いものですが、陽口は本人が聞こえるところで話します。

良いところを話題にすることで、安心してコミュニケーションを取りやすくなります。また、グループ内でその人の良いところを共有することで新たな気づきが得られたり、好印象を持つきっかけづくりになったりするため、相互理解を深め、信頼関係を構築することにもつながります。

陽口ワークを実施する際には、全員が良いところ・素敵なところを1つずつ伝えるようにすることがポイントとなります。自分と他者を比べることができてしまうため、全員が平等になるように工夫することが重要です。全員の心理的安全性が高まると共に、自己肯定感なども効果的に高まるようにしましょう。

陽口ワークの実施方法

  1. 46人程度のグループに分かれる
  2. 1人あたり1つずつ陽口を伝える
  3. ローテーションして全員に陽口を伝える

なお、陽口ワークについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:陽口ワークとは?やり方と効果・ポイントを紹介

kゲーム

kゲーム」は、口頭でのコミュニケーションが禁止されている状況で、メモのやり取りのみで同じカードを集める目的を達成することを目指すコミュニケーションゲームです。

kゲームは、マネージャー1人、リーダー2人、メンバー2人の5人でおこなわれます。マネージャーとリーダー、リーダーとメンバーのみが筆談でコミュニケーションを取れますが、リーダー同士およびメンバー同士ではコミュニケーションを取ることができません。カードは5種類・4枚ずつあり、同じカードを集めることが目的となります。

同じカードを集めるという目的は、マネージャーの指示書にしか書かれていません。しかしマネージャーはリーダーやメンバーが目的を知らないということを知らずにゲームがはじまります。ゲームを進めていくなかでそのことに気づき、目的を共有することの大切さを実感することができます。

kゲームを実施する際は、コミュニケーションを多く取ることができません。ゲームを実施した後に、振り返りとして「風通しのいい組織づくりの重要性」や、「目的共有の大切さ」などを補足し、その後のコミュニケーションを促すことで、心理的安全性の向上につなげることが大切です。

kゲームの実施方法

  1. kゲームのキットを用意する
  2. 5人のグループに分かれる
  3. kゲームを実施する

なお、kゲームについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:kゲームとは?学べること、実施するときの注意点を紹介

トラストフォール

「トラストフォール」は、相手を信じて倒れ込み、相手に支えてもらう簡単なゲームです。

トラストは「信頼」、フォールは「落ちる」を意味しますが、相手を信頼して後ろに倒れ、体を支えてもらいます。トラストフォールはペアで実施します。体格差が大きいと相手を支えることができない可能性があるため、同じくらいの体格を持つ人同士でペアを組めるように調整する必要があります。また、相手の体に触れて支える必要があるため、同性同士でペアを組むことも基本となります。

トラストフォールでは、相手を信頼することが前提となるため、信頼関係の構築につながります。また、ペアで協力して取り組む必要もあり、相互理解を深めることにもつながりるため、コミュニケーションを通じて心理的安全性が高まることが期待できます。

トラストフォールの実施方法

  1. ペアに分かれる
  2. 後ろに倒れ込んでペアになった相手に支えてもらう

なお、トラストフォールについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:トラストフォールとは?やり方と実施する際の注意点・ポイントを紹介

マシュマロチャレンジ

「マシュマロチャレンジ」は、41組のグループに分かれ、グループで協力してパスタの乾麺を使用したタワーを作るゲームです。

グループ対抗形式で実施され、最も高いタワーを作ることを目指します。使用する物はパスタの乾麺20本、紐90cm、マスキングテープ90cm、はさみ、マシュマロ1つとなります。4人のグループでどのような形のタワーにするか、誰が何を担当するかなどを話し合い、最も高いタワーを作ることを目指して取り組みます。

マシュマロチャレンジでは、タワーが立って静止した状態で高さを計測する必要があり、折れやすいパスタの乾麺を慎重に扱うことが求められます。そのため、役割を分担し、各々が慎重に作業を進めて、協力して取り組むことが必須となります。また、作戦を立てる際に意見を出し合うことが重要なため、コミュニケーションを通じて心理的安全性の向上につながります。

なお、マシュマロチャレンジについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:マシュマロチャレンジとは?ルール・研修での実施方法・効果を解説

マシュマロチャレンジの実施方法

  1. 必要な物を用意する
  2. 41組のグループに分かれる
  3. グループごとに作戦を立てる
  4. タワーの組立をおこなう
  5. 計測する
  6. 振り返りをおこなう

ペーパータワー

「ペーパータワー」は、A4用紙30枚だけを使用して、最も高いタワーを作ることを目指すゲームです。

5分間の作戦タイムにA4用紙1枚を使用し、グループで話し合って役割や方法を決めていきます。そのため、グループ内で意見を出し合うことが必須となり、心理的安全性の向上が期待できます。A4用紙以外の物は使用できませんが、A4用紙を折ったりちぎったりして加工することは可能です。安定して立つタワーを作成するには同じ形・大きさの部品を作ることが重要となり、グループ内で協力することが必須となります。

作戦タイム5分、組立タイム5分の流れでおこない、終了後に10秒待ってから高さを計測します。計測時にタワーが立っていることが必須条件となります。

ペーパータワーの実施方法

  1. 必要な物を用意する
  2. 41組のグループに分かれる
  3. グループごとに作戦を立てる
  4. タワーの組立をおこなう
  5. 計測する
  6. 振り返りをおこなう

なお、ペーパータワーについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:ペーパータワーとは?研修での活用法や注意点も解説

ブラインドスクエア

「ブラインドスクエア」は、目隠しをした状態で、ロープを使って正方形を作るゲームです。

68人程度のグループに分かれ、アイマスクやタオルなどで目隠しをした状態でロープを手に持ち、正方形を作ることを目指します。全員が目隠しをするため、誰かが見ながら指示を出すことはできません。ロープが正方形になったと全員が思ったら足元に置き、目隠しを外して目視で正方形に見えれば成功となります。

目隠しをするため、同じグループの他者の言葉に耳を傾け、積極的に協力することが必須となります。そのため、自然とグループ内に仲間意識が醸成され、心理的安全性が向上することが期待できます。ブラインドスクエアをおこなう際は、目隠しをしているため他者の体に触れる可能性があるため、同性でグループを組むようにすることが重要です。

ブラインドスクエアの実施方法

  1. 68人程度のグループに分かれる
  2. ロープに触れている状態で目隠しをする
  3. 目隠しをしたままロープを正方形にする
  4. ロープを足元に置いて確認する
  5. 目視で正方形に見えれば成功となる

なお、ブラインドスクエアについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:ブラインドスクエアとは?研修での活用方法や注意点も解説

情報整理ゲーム

「情報整理ゲーム」は、情報を整理・分析することで目的の達成を目指すゲームの総称です。

代表的な情報整理ゲームとして、ミステリウムを取り上げます。ミステリウムは、1人の幽霊とその他の霊能者に分かれ、幽霊が幻視を送って霊能者に意思を伝えることで、真犯人を見つけ出すカードゲームです。容疑者・狂気・犯行現場のカードがあり、各霊能者のもとにトークンを置くことで正解・不正解の情報を得ながら、真犯人に辿り着くことを目指します。

情報整理ゲーム(ミステリウム)の実施方法

  1. カードゲーム「ミステリウム」を用意する
  2. ルールに則ってミステリウムを実施する

なお、情報整理ゲームについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:情報整理ゲーム7選!グループワークで実施する際のポイントも解説

図形伝達ゲーム

「図形伝達ゲーム」は、言葉を発する言語コミュニケーションだけで図形を伝え、正しく描くことができたら成功となるコミュニケーションゲームです。

図形は複雑に組み合わさった物を使用します。たとえば、円形、正三角形、二等辺三角形、正方形、長方形などの基本的な形の他に、歯車、ギザギザの円などの複雑な形も含まれる図形です。大きさや形を正確に伝える必要があり、コミュニケーション能力における幅広い伝える力・聞く力が求められます。

図形伝達ゲームでは、伝える側が聞く側に配慮してわかりやすく伝えることと、聞く側が積極的に傾聴することが必須となり、自然とコミュニケーションが促進されます。そのため、コミュニケーションを通じて心理的安全性の向上につながります。

図形伝達ゲームの実施方法

  1. お題となる図形を用意する
  2. 45人程度のグループに分かれる
  3. グループ内の1人が伝える側となってお題を見る
  4. お題の図形をグループ内の参加者に伝える
  5. 参加者が図形を描く
  6. 正しく描くことができれば成功となる

なお、図形伝達ゲームについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:図形伝達ゲームとは?研修での活用法や注意点も解説

ヘリウムリング

「ヘリウムリング」は、56人程度のグループに分かれ、全員の指から離れずにフラフープを床に置くことを目指すゲームです。

フラフープを全員の人差し指のうえに乗せた状態でスタートし、誰の指からも離れずに床に置くことができれば成功となります。グループ内の全員で息を合わせて少しずつ地面に近づけていく必要があり、自然と協力意識が醸成されるため、心理的安全性の向上が期待できます。

実施中にフラフープから指が離れた場合は、最初からやり直しとなります。スタート位置となる高さを実施前に確認しておき、同じ高さからやり直せるようにしましょう。

なお、ヘリウムリングについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:ヘリウムリングとは?研修での活用方法や注意点も解説

ヘリウムリングの実施方法

ワールドリーダーズ

「ワールドリーダーズ」は、SDGs経営を疑似体験するなかで、戦略を立てたり交渉したりして利益の最大化を目指すビジネスゲームです。

実社会のSDGs経営と同様に、環境や社会にとって有益な取り組みと利益を増加させることを両立することが求められます。労働力・資金・事業カード・アイテムなどが配布されて、各ターンの終了時に精算します。利益を増加させるには他チームよりも効果的なカードを手に入れる必要があり、グループ内で戦略を立てたり他チームと交渉したりするなかで、自然と心理的安全性が高まります。

⇒ワールドリーダーズを活用した「戦略思考研修」の資料を受け取る

ワールドリーダーズの実施方法

  1. ルール説明
  2. ワールドリーダーズの実施
  3. 解説・振り返り

混乱する捜査会議からの脱出

「混乱する捜査会議からの脱出」は、証拠品や証言を参考にして推理を進め、犯人を見つけ出すことを目指す推理ゲームです。

最新技術を用いた被写体認識基盤サービスを活用し、証拠品を読み込むことで推理を進めるための手がかりが得られます。そうして得られた情報を整理・分析し、真相にたどりつくにはチームで役割分担をしたり話し合いをしたりする必要があり、コミュニケーションを通じて心理的安全性が高まります。

⇒混乱する捜査会議からの脱出を活用した「クリティカルシンキング研修」の資料を受け取る

混乱する捜査会議からの脱出の実施方法

  1. ルール説明
  2. 混乱する捜査会議からの脱出の実施
  3. 解説・振り返り

まとめ

ゲームを活用することで、チームや職場の心理的安全性を向上させ、成果向上や離職防止につなげることができます。心理的安全性を高めるには、自己紹介を通じて自己開示をして相互理解を深めたり、グループ形式のゲームを活用してコミュニケーション促進につなげたりすることが効果的です。心理的安全性を高めるゲーム体験や研修の実施に関しては、ぜひIKUSAにご相談ください。

 

 

以下では、講義・アクティビティ一体型の研修テーマの例を紹介します。

1.合意形成研修

合意形成研修のアクティビティ「コンセンサスゲーム」では、危機的な状況下でどの物資を優先して確保すべきかをチーム内で議論し、最適な結論を導きます。

学びのポイント

  • 各々が個人ワークで考えた答えを聞くことで、チームメンバーの状況に対する認識や物資の重み付けの違いを受講者が理解する
  • 話し手は自分の答えにいたった理由を論理的・説得的に説明する
  • より良い根拠を導き出すための比較検討をして、チーム全員が納得する結論を出す

⇒ 合意形成研修の資料を無料で受け取る

 

2.PDCA研修

PDCA研修のアクティビティ「ロケットPDCAチャレンジ」では、パーツを組み合わせてロケットを制作し打ち上げ結果から原因を考えて、より良く飛ぶロケットに改善していき、目標の達成を目指します。

学びのポイント

  • 計画を立ててロケットを飛ばし、その結果から組み合わせの誤り・部品の不足・不良部品の有無を推察し、それを繰り返すことで組み合わせの精度を上げていく
  • 資金稼ぎ・パーツの選択・打ち上げの準備を繰り返し、作戦タイム振返りを経て行動を改善していくことで、最適化されていく

⇒ PDCA研修の資料を無料で受け取る

 

3.戦略思考研修

戦略思考研修のアクティビティ「ワールドリーダーズ」では、労働力や資本を使って事業を設立し、利益を稼ぐことを目指します。

学びのポイント

  • 不確実な状況のなかで自チームにとって最適な行動方針を考え、実行していく
  • 戦略を決めるために与えられた手段のなかでどの情報を取得していくかの優先順位決めが求められる

⇒ 戦略思考研修の資料を無料で受け取る

 

4.コミュニケーション研修

コミュニケーション研修のアクティビティ「謎解き脱出ゲーム」では、チームでコミュニケーションをとりながら問題に隠された法則を発見する謎解きゲームのクリアを目指します。

学びのポイント

  • 受講者が「自分しか見えていない情報・問題・解き方」をチームで共有することでコミュニケーション促進やスキルアップにつながる
  • 突飛な発想・ヒラメキをチームのなかで積極的に発言できる心理的安全性の高い環境づくりが求められる

⇒ コミュニケーション研修の資料を無料で受け取る

 

5.ロジカルシンキング研修

ロジカルシンキング研修のアクティビティ「リアル探偵チームビルティング」では、チームに配られた断片的な情報を取捨選択し、論理パズルを完成させ、全問正解を目指します。

学びのポイント

  • 小グループで得られた情報を論理的に整理し、確定情報・曖昧情報・不要な情報を選り分ける
  • 大グループで全体に必要な情報を論理的に判断・共有することや、自分たちに足りない情報を聞き出すことが求められる

⇒ ロジカルシンキング研修の資料を無料で受け取る

 

6.クリティカルシンキング研修

クリティカルシンキング研修のアクティビティ「混乱する捜査会議からの脱出」では、推理ゲームで論理的に情報を整理するなかで証拠の違和感に気づき、仮説立てや検証を行って目標を達成します。

学びのポイント

  • 証拠品や証言など多くの情報を手分けして読み、組み合わせて論理的に結論を導き出す
  • フェーズが進むごとに情報が増え、複雑になっていくなかで必要な情報を取捨選択する
  • 出た結論に満足せず、常に新しい情報と照らし合わせて再検証する

⇒ クリティカルシンキング研修の資料を無料で受け取る

 

7.リーダーシップ研修

リーダーシップ研修のアクティビティ「グレートチーム」では、チームの運営を疑似体験することでリーダーシップやマネジメントを学びます。

学びのポイント

  • メンバーのリソース管理や育成、リーダーとしての決断を繰り返すことで、いろいろなリーダーシップの型を知ることができる
  • 現代に合わせたリーダーシップの発揮の必要性を知り、自分らしいリーダーシップを学べる

⇒ リーダーシップ研修の資料を無料で受け取る

 

8.ビジネスマナー研修

ビジネスマナー研修のアクティビティ「ビジトレ」では、実践形式・クイズ形式のアクティビティを通して、ビジネスマナーを楽しく学びます。

学びのポイント

  • 堅い内容になりがちなビジネスマナー研修にゲーム形式を取り入れることで、受講者が没入して学べる
  • 名刺交換や報連相などを実行し、動作・マナーに慣れることで、翌日から実践できるようになる

⇒ ビジネスマナー研修の資料を無料で受け取る

 

9.防災研修

防災研修のアクティビティ「先が見えない防災訓練からの脱出」では、チームで協力して、防災のアイテムや知識を使用しながら謎解きゲームのクリアを目指します。

学びのポイント

  • 謎解きの答えが災害時のNG行動にまつわる内容となっており、解説時になぜ行なってはいけないかもセットで学ぶ
  • 被災時は様々な情報が飛び交うため、情報を取得する際にどのようにすれば惑わされないかを学ぶ

⇒ 防災研修の資料を無料で受け取る

 

10.OODA LOOP研修

OODA LOOP研修では、瞬間的な判断力が求められる運動系のアクティビティである「サバイバルゲーム」または「チャンバラ合戦」を実施することで、意思決定のフレームワークである「OODA LOOP」を実践的に習得することを目指します。

学びのポイント

  • 敵チームをよく観察して作戦を練り、状況に応じた行動を素早く判断しながら、チームで共有して一体となって行動する
  • ミッションの勝利条件をもとに、観察、判断、行動を繰り返すことで、本当にすべき行動が何なのか、行動の最適化を行う

⇒ OODA LOOP研修の資料を無料で受け取る

 

⇒ その他の研修はこちら

⇒ お客様の声はこちら

この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

あそぶ社員研修は、企業の研修担当者向けのお役立ち情報を発信するメディアです。研修に関するノウハウ、組織・人材開発の手法、ビジネススキルなどをわかりやすく紹介します。

よく読まれている記事