【階層別】座学研修のテーマ14選|研修効果を高めるポイント
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人材育成の一環として、毎年階層別に研修を実施しているという企業もあるでしょう。研修に座学を組み込みたいけれど、どのようなテーマを選べば良いかわからないとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、階層別のおすすめの研修テーマと、座学研修を効果的に実施するためのポイントを紹介します。
受講者が没入して取り組むアクティビティと専門講師の講義・振り返りをブリッジすることで、翌日から業務で実践できる知識・スキルを習得
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座学研修とは
座学研修とは、受講者が座って講師の話を聞くセミナー形式の研修のことです。複数人の受講者が一斉に知識を身につけられる、基本的な知識やスキルを体系的に学べるというのが、座学研修のメリットです。
ただ、長時間座って講師の話を聞くだけでは、集中力が持続しにくく、学習内容も身につきにくいといわれています。そのため企業研修の場合は、「座学+ワーク」「座学+ディスカッション」など、能動的な学習(アクティブラーニング)と組み合わせて行われることが多いです。
座学研修の内容
座学研修の内容は、研修のテーマによって異なります。また、1つのテーマのなかにもさまざまな研修があるので、まずは「何のために研修を行うのか」という目的を明確にすることが重要です。研修を設計する際は、目的を設定し、テーマを選び、具体的な内容を決めていくという流れで進めていきましょう。なお、おすすめのテーマは次項で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、厚生労働省が公表している令和4年度「能力開発基本調査」では、企業が実施したOff-JTの内容について、次のような結果が出ています。
特に新任層を対象とする研修において、座学が取り入れられることが多いようです。
【階層別】企業研修におすすめのテーマ14選
階層や役職が変われば、求められるスキルも変わります。それぞれの段階で研修を実施し、必要なスキルを身につけてもらうことが大切です。ここからは、階層別におすすめの研修テーマを紹介していきます。
新入社員(新卒)
まずは、入社後1年未満の新入社員(新卒)におすすめの研修テーマを4つ紹介します。
ビジネスマナー
ビジネスマナー研修は、社会人として押さえておくべき基本のビジネスマナーを身につけるための研修です。
講義では、ビジネスマナーの基礎知識だけでなく、「なぜビジネスマナーが必要なのか」ということもしっかり伝えましょう。そして、ビジネスマナーについてただ知ってもらうだけでなく、「できるようになってもらう」ことが重要なので、ロールプレイングなどの演習の時間を多めにとることをおすすめします。
研修の内容は、どこまでを「ビジネスマナー」とするかによっても変わってきます。たとえば、お辞儀や身だしなみ、敬語の使い方、名刺交換などのほかに、信頼を得るための話の聞き方、議事録の取り方、ロジカルシンキングの基礎などをプログラムに組み込んでいる研修会社もあります。
アクティビティ・講義一体型のビジネスマナー研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
タイムマネジメント
タイムマネジメント研修とは、決められた時間のなかで効率よく仕事を進めるための時間管理や、成果を最大にするためのポイントなどを学ぶ研修です。具体的には、計画の立て方や、優先順位のつけ方、有効な時間の使い方、PDCAサイクルなどを学びます。
座学で学ぶのは、タイムマネジメントの原則や、PDCAサイクルとは何かといった部分です。受講者に時間管理について考えてもらう、自分の仕事を振り返ってもらうなどのワークを組み合わせると、実践につながりやすくなります。
コミュニケーション
新入社員向けのコミュニケーション研修は、ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)のやり方や、話の聴き方、質問の仕方、わかりやすく説明するためのスキルなどを学ぶプログラムが組まれることが多いです。コミュニケーションは、相手がいてこそ成り立つものなので、複数人で行うロールプレイングやケーススタディなどと組み合わせると、高い効果が期待できるでしょう。
また、コミュニケーションの基本の型だけでなく、マインドを学んでもらうために、「ビジネスにおけるコミュニケーションとは何か」という講義を組み込むのもおすすめです。
講義型のコミュニケーション研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
ストレスコントロール(ストレスマネジメント)
ストレスコントロール(ストレスマネジメント)研修とは、自分のストレスを管理し、モチベーションを維持するスキルを身につけるための研修です。
入社したばかりの頃は、慣れないことやうまくいかないことばかりで、いろいろなことにストレスやイライラを感じてしまいがちになります。早い段階で負の感情の受け止め方や、自分の感情をコントロールする方法、レジリエンスなどを学ぶことで、ストレスにうまく対処できるようになるでしょう。
座学で学ぶのは、ストレスの仕組みや、ストレスコーピングとは何か、レジリエンスとは何かといった部分です。加えて、これまでのストレス体験を振り返る、現在のストレス度をチェックするなどのワークも組み合わせてみましょう。
講義型のストレスマネジメント研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
若手社員
次に、入社2年目以降、3年未満までの若手社員におすすめの研修テーマを3つ紹介します。
キャリアデザイン
キャリアデザインとは、自分の将来の「ありたい姿」を描き、それを実現するためのプランを設計することをいいます。
現代は、VUCA時代と呼ばれるほど変化が激しい時代となっています。また、少子高齢化、長寿社会化の進展により、仕事人生も長期化しています。このようななかを生き抜いていくためには、主体的にキャリアを設計し、行動する力が必要なのです。研修により、社員のキャリアデザインをサポートすることで、離職防止やエンゲージメント向上にもつながるでしょう。
キャリアデザイン研修を若手社員向けに実施するなら、まずキャリアの捉え方や、主体的にキャリアを形成することの重要性を講義で伝え、ワークで実際に設計してみるという内容がおすすめです。
講義型のキャリアデザイン研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
プレゼンテーション
若手社員になると、上司への報告だけでなく、顧客や取引先に提案をする機会も増えてきます。また、最近はオンラインで会議や商談を行うことも多くなっていますので、簡潔にわかりやすく伝える力を養ってもらう必要があります。プレゼンテーション研修で、相手の行動変容を促すプレゼンテーションスキルを身につけてもらいましょう。
プレゼンテーションスキルは、実践なしに向上させるのは難しいといえます。研修では、まずプレゼンテーションの基礎を座学でインプットしたあと、演習でアプトプットし、講師からフィードバックを得るという流れを繰り返すことで、スキル向上を図れるでしょう。
研修会社によっては、業界や職種別のプレゼンテーション研修や、プレゼンテーションの資料の作り方を重点的に学べる研修を用意しているところもあります。
メンタルヘルス
メンタルヘルス研修は、メンタルヘルス(こころの健康)やストレスに関する正しい知識、自分のストレスをコントロールする方法などを学ぶ研修です。若手社員になると、新入社員の頃よりも任せられる仕事も多くなるため、ストレスも増えてしまいがちです。社員のメンタルヘルス不調を防ぐために、セルフケアのスキルを身につけてもらいましょう。
研修では、メンタルヘルスやセルフケアの重要性を座学で学んでもらったのち、ストレス要因の分析や、ストレスへの対処の仕方、考え方の切り替え方、人間関係の築き方などをワークで学ぶと、実践につながりやすくなるでしょう。
講義型のラインケア研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
講義型のメンタルタフネス研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
中堅社員・リーダー
次に、入社3年目以降の中堅社員や、リーダーのポジションに就いている社員におすすめの研修テーマを4つ紹介します。
リーダーシップ
中堅社員になると、自分が先頭に立って部下を率いていかなければならない場面も増えてきます。リーダーシップ研修で、リーダーの役割や心構え、実践すべき行動などを学んでもらいましょう。
リーダーシップに関する研究や理論は非常に多く存在しており、求められるリーダー像も時代とともに変わってきています。研修会社を利用する場合は、まずは社員にどのようなリーダーになってもらいたいかを明確にして、自社が求めるリーダー像に合う研修を行ってくれるところを選ぶことが大切です。
リーダーシップ研修も、理論や考え方を座学で学ぶだけでなく、実践につながるようなワークと組み合わせると効果的です。
講義型のリーダーシップ研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
ファシリテーション
ファシリテーションとは、会議やミーティングを円滑に進めるためにサポートすることです。この役割を担う人を、ファシリテーターといいます。ファシリテーターは、ただ司会進行をするだけでなく、参加者に質問を投げかけて意見を引き出したり、参加者の意見をまとめて合意形成を促したりする役割があります。ファシリテーション研修は、このようなファシリテーターの役割を理解し、必要なスキルを身につけるための研修です。
座学で学ぶのは、ファシリテーションとは何か、ファシリテーションの目的や必要なスキルなどです。加えて、関連するワークを組み込んだり、実際に題材を決めて模擬会議を行ったりすると、学んだスキルが身につきやすくなります。
「合意形成・アサーティブコミュニケーション研修」は、コンセンサスゲームと講義を組み合わせ、お互いを尊重するコミュニケーションスキルや合意形成(グループの意見を一致させる)の方法を学び、翌日から業務で活用できる研修プログラムです。
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チームビルディング
チームビルディングとは、チームのメンバー全員が最大限に能力を発揮して、大きな成果を上げられるような強いチームを作るための取り組みのことです。業務効率化や生産性向上、エンゲージメント向上にもつながるとして注目されています。
一般的なチームビルディング研修は、スポーツやアクティビティを通して、受講者に「チームで同じ目標を達成する」ことを体験してもらい、チームワークを強化するという内容のものが多いです。ただ、中堅社員やリーダーを対象とするチームビルディング研修は、このようにチームワーク強化につながるだけでなく、強いチームの作り方を学べる内容を組み込むのがおすすめです。たとえば、まずチームビルディングの重要性を座学で学び、部下とのコミュニケーションの取り方や課題の乗り越え方などをワークで学ぶといったプログラムが考えられます。
アクティビティ・講義一体型のチームビルディング研修については、以下の資料でご確認ください。
アンガーマネジメント
アンガーマネジメントとは、イライラや怒りの感情をコントロールするスキルのことです。これを身につけることで、部下が失敗したときや問題を起こしたときも、感情任せに叱責するのではなく、適切な指導を行えるようになります。
座学で学ぶのは、アンガーマネジメントとは何か、怒りの原因、怒りをコントロールする方法などです。そして、自分の怒りの傾向の分析や、感情の切り替え方、部下の正しい𠮟り方を学ぶワークを組み合わせると、より実践的なスキルを身につけられるでしょう。
講義型のアンガーマネジメント研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
管理職
次に、課長や部長などの役職に就いている管理職や、経営企画部などの経営層に近いポジションで働いている社員におすすめの研修テーマを3つ紹介します。
コンプライアンス
コンプライアンス研修とは社員のコンプライアンス意識を高めるための研修です。全階層に対して実施されることがある研修ですが、管理職向けに実施する場合は、以下の3つの内容をプログラムに組み込みましょう。
- 自分がコンプライアンス違反をしないために、コンプライアンスの基本を再確認する。
- 部下のコンプライアンス違反を防ぐために、部下とのコミュニケーションや勤怠管理・進捗管理の重要性を学ぶ。
- 万が一コンプライアンス違反が起きた場合の対処法を学ぶ。
座学だけでなく、ケーススタディやロールプレイングと組み合わせると、実際にコンプライアンス違反が起きてしまったときにどのように動けばいいのかをイメージしやすくなるでしょう。
ハラスメント
コンプライアンス研修のなかでもニーズが高まっているのが、ハラスメントを防止するためのハラスメント研修です。
パワーハラスメント(以下、パワハラ)、セクシュアルハラスメント(以下、セクハラ)については、防止措置を講ずることが企業の義務となっています(パワハラは労働施策総合推進法第30条の2、セクハラは男女雇用機会均等法第11条に記載されています)。そのほかにも、カスタマーハラスメントやオンラインハラスメント、モラルハラスメントなど、さまざまなハラスメントがあります。これらを防ぐためには、まずは研修で正しい知識を身につけることが大切です。
ハラスメント研修の内容としては、ハラスメントとは何か、どのような種類があるのかを座学で学び、予防法や万が一ハラスメントが発生したときの対処法をワークで学ぶといったプログラムが組まれることが多いです。
参考:職場におけるパワーハラスメント対策が事業主の義務になりました! – 厚生労働省(PDF)
講義型のハラスメントを避ける指導法研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
マネジメント
マネジメント研修は、社員をマネジメントする立場に就いている人を対象とした研修です。管理職を対象とする場合は、管理職の役割や業務、組織の運営の仕方、部下の育て方、経営的視点などを学びます。
座学だけでなく、普段の自分を振り返ったり、問題点を洗い出したり、部下の育成計画を立ててみたりなど、実践につながるようなワークを組み合わせると効果的です。
講義型のマネジメント基礎研修については、以下のページで詳しく紹介しています。
座学研修を効果的に実施するためのポイント
株式会社IKUSAが実施した調査では、以下のような結果が出ています。
座学研修を実施するときは、
- 研修の目的をはっきりさせる
- 実務との関連性を明確にする
- 能動的な研修プログラムと組み合わせる
の3つを意識することで、受講者の満足度を高められるでしょう。
研修の目的をはっきりさせる
研修にはさまざまなテーマがあり、1つのテーマのなかにもいろいろな内容の研修があります。たとえば、一口に「リーダーシップ研修」といっても、リーダーシップを開発するための研修や、プロジェクトリーダーとして活躍できるようになるための研修などがあります。
このように、目的によって実施すべき研修の内容は変わってきますので、まずは目的をはっきりさせることが重要です。誰に、どのようになってもらうために研修を実施するのかを明確にしてから、テーマ選び、プログラムの設計という順に進めていきましょう。
実務との関連性を明確にする
研修の内容と実務との関係性を感じられないと、受講者に「無駄な時間だった」と思われてしまう可能性があります。
株式会社識学が2022年に実施した調査では、調査対象者の5割以上が、これまでに受けた研修で「無駄だと思った研修がある」と回答しており、そのうち47.9%が、業務に役立つ場面がなかったことを理由に挙げています。また、研修を受ける意味や意図がわからなかったという回答も12.7%となっています。
参考:【研修に関する調査】これまで受けた研修、無駄だと思ったことがある人半数以上。理由は「既に知っていることだったため」が最多|識学のプレスリリース
研修を実施する際は、あらかじめ受講者と研修の目的を共有し、「なぜこの研修が必要なのか」「どのように役に立つのか」を理解してもらっておきましょう。
能動的な研修プログラムと組み合わせる
先ほど階層別におすすめの研修テーマを紹介しましたが、どのテーマも座学だけで行われるケースはほとんどありません。座って話を聞くだけでは、集中力やモチベーションも下がりやすいので、能動的な研修プログラムと組み合わせることをおすすめします。
何かを「体験」してもらうことで、研修の内容がより印象に残りやすくなり、学習も定着しやすくなるとされています。
まとめ
座学研修は、基本的な知識やスキルを体系的に学んでほしい場合には向いていますが、座って聞くだけでは集中力やモチベーションの維持が難しく、実践にもつながりにくいといえます。能動的なプログラムを組み合わせて、研修のなかでインプットとアウトプットの両方を行うのが望ましいでしょう。
「あそぶ社員研修」は、受講者全員が没入して取り組むアクティビティ・振り返り・講義をブリッジすることで学びを最大化させ、翌日から業務で活かせる知識・スキルが身につく講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。アクティビティが受講者の主体性を高めてコミュニケーションを促進させ、スキルアップやチームビルディングをはかれます。
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以下では、講義・アクティビティ一体型の研修テーマの例を紹介します。
1.合意形成・アサーティブコミュニケーション研修
合意形成・アサーティブコミュニケーション研修のアクティビティ「コンセンサスゲーム」では、危機的な状況下でどの物資を優先して確保すべきかをチーム内で議論し、最適な結論を導きます。
学びのポイント
- 各々が個人ワークで考えた答えを聞くことで、チームメンバーの状況に対する認識や物資の重み付けの違いを受講者が理解する
- 話し手は自分の答えにいたった理由を論理的・説得的に説明する
- より良い根拠を導き出すための比較検討をして、チーム全員が納得する結論を出す
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2.PDCA研修
PDCA研修のアクティビティ「ロケットPDCAチャレンジ」では、パーツを組み合わせてロケットを制作し打ち上げ結果から原因を考えて、より良く飛ぶロケットに改善していき、目標の達成を目指します。
学びのポイント
- 計画を立ててロケットを飛ばし、その結果から組み合わせの誤り・部品の不足・不良部品の有無を推察し、それを繰り返すことで組み合わせの精度を上げていく
- 資金稼ぎ・パーツの選択・打ち上げの準備を繰り返し、作戦タイム振返りを経て行動を改善していくことで、最適化されていく
3.戦略思考研修
戦略思考研修のアクティビティ「ワールドリーダーズ」では、労働力や資本を使って事業を設立し、利益を稼ぐことを目指します。
学びのポイント
- 不確実な状況のなかで自チームにとって最適な行動方針を考え、実行していく
- 戦略を決めるために与えられた手段のなかでどの情報を取得していくかの優先順位決めが求められる
4.コミュニケーション研修
コミュニケーション研修のアクティビティ「謎解き脱出ゲーム」では、チームでコミュニケーションをとりながら問題に隠された法則を発見する謎解きゲームのクリアを目指します。
学びのポイント
- 受講者が「自分しか見えていない情報・問題・解き方」をチームで共有することでコミュニケーション促進やスキルアップにつながる
- 突飛な発想・ヒラメキをチームのなかで積極的に発言できる心理的安全性の高い環境づくりが求められる
5.ロジカルシンキング研修
ロジカルシンキング研修のアクティビティ「リアル探偵チームビルティング」では、チームに配られた断片的な情報を取捨選択し、論理パズルを完成させ、全問正解を目指します。
学びのポイント
- 小グループで得られた情報を論理的に整理し、確定情報・曖昧情報・不要な情報を選り分ける
- 大グループで全体に必要な情報を論理的に判断・共有することや、自分たちに足りない情報を聞き出すことが求められる
6.クリティカルシンキング研修
クリティカルシンキング研修のアクティビティ「混乱する捜査会議からの脱出」では、推理ゲームで論理的に情報を整理するなかで証拠の違和感に気づき、仮説立てや検証を行って目標を達成します。
学びのポイント
- 証拠品や証言など多くの情報を手分けして読み、組み合わせて論理的に結論を導き出す
- フェーズが進むごとに情報が増え、複雑になっていくなかで必要な情報を取捨選択する
- 出た結論に満足せず、常に新しい情報と照らし合わせて再検証する
7.リーダーシップ研修
リーダーシップ研修のアクティビティ「グレートチーム」では、チームの運営を疑似体験することでリーダーシップやマネジメントを学びます。
学びのポイント
- メンバーのリソース管理や育成、リーダーとしての決断を繰り返すことで、いろいろなリーダーシップの型を知ることができる
- 現代に合わせたリーダーシップの発揮の必要性を知り、自分らしいリーダーシップを学べる
8.ビジネスマナー研修
ビジネスマナー研修のアクティビティ「ビジトレ」では、実践形式・クイズ形式のアクティビティを通して、ビジネスマナーを楽しく学びます。
学びのポイント
- 堅い内容になりがちなビジネスマナー研修にゲーム形式を取り入れることで、受講者が没入して学べる
- 名刺交換や報連相などを実行し、動作・マナーに慣れることで、翌日から実践できるようになる
9.防災研修
防災研修のアクティビティ「先が見えない防災訓練からの脱出」では、チームで協力して、防災のアイテムや知識を使用しながら謎解きゲームのクリアを目指します。
学びのポイント
- 謎解きの答えが災害時のNG行動にまつわる内容となっており、解説時になぜ行なってはいけないかもセットで学ぶ
- 被災時は様々な情報が飛び交うため、情報を取得する際にどのようにすれば惑わされないかを学ぶ
10.OODA LOOP研修
OODA LOOP研修では、瞬間的な判断力が求められる運動系のアクティビティである「サバイバルゲーム」または「チャンバラ合戦」を実施することで、意思決定のフレームワークである「OODA LOOP」を実践的に習得することを目指します。
学びのポイント
- 敵チームをよく観察して作戦を練り、状況に応じた行動を素早く判断しながら、チームで共有して一体となって行動する
- ミッションの勝利条件をもとに、観察、判断、行動を繰り返すことで、本当にすべき行動が何なのか、行動の最適化を行う
この記事の著者
雪国生まれ、関西在住のライター・ラジオパーソナリティ・イベントMC。不動産・建設会社の事務職を長年務めたのち、フリーに転身。ラジオパーソナリティーとしては情報番組や洋楽番組を担当。猫と音楽(特にSOUL/FUNK)をこよなく愛し、人生の生きがいとしている。好きな食べ物はトウモロコシ。