謎解きを研修で活用するメリットや適した研修テーマを解説

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謎解きとは、クイズ形式で出題された謎を、推理して論理的に考えたり、発想力・ひらめき力を発揮したりして解いていくゲームです。

謎解きにストーリー要素を加えて謎解きをする目的を明確にしたり、チームで協力して取り組む形式にしたりすることで、研修での主体性を高め、学びを深めることにつながります。

本記事では、研修に謎解きを取り入れるメリットやポイント、おすすめの研修テーマについて解説します

 

 

謎解きが適している研修テーマ3

クイズ問題を解く形式の謎解きでは論理的思考力(ロジカルシンキング)や発想力・ひらめき力、推理ゲームで謎解きをおこなう場合は批判的思考力(クリティカルシンキング)が求められます。

また、チームを組んで協力して謎解きをおこなう際には、「聞く力」、「伝える力」などのコミュニケーション能力や、リーダーシップ、ファシリテーションスキルなども重要となります。

以下では、謎解きの活用に適している研修ゲーマを紹介します。

コミュニケーション研修

コミュニケーション研修は、ビジネスシーンにおいて同僚や取引先などの他者と関わる際に必要になるコミュニケーション能力を身につけるための研修です

「聞く力(聴く力)」、「伝える力」に関する基礎的なコミュニケーション能力を身につけ、研修を通じて解釈のズレや心理的な食い違いが生じない適切なコミュニケーションが取れるビジネスパーソンを目指します。基礎的なヒューマンスキルであり、基本的には新入社員研修や内定者研修などの若手社員が対象となる研修で実施されます。

チームで謎解きに取り組む際には、役割分担や協力が必須となります。そうしたチームでの行動を体験することで、コミュニケーション研修の学びを深めることにつながります。

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論理的思考力研修(ロジカルシンキング研修)

論理的思考力研修(ロジカルシンキング研修)は、各種の要素を網羅的に把握し、的確な結論を導き出すことができる思考力を身につける研修です

論理的思考力(ロジカルシンキング)はMECE(漏れなくダブリなく整理するフレームワーク)が基本となり、考える力や伝える力にも直結します。コミュニケーション能力を高めるためにも論理的思考力(ロジカルシンキング)は重要であり、さまざまなビジネスシーンで必須のスキルとなるため、論理的思考力研修(ロジカルシンキング研修)も基本的に若手社員が対象となります。

謎解きで出題される問題には要素を洗い出して思考することが求められるものが多くあり、体験を通じて論理的思考力(ロジカルシンキング)を理解することにつながります。

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チームビルディング研修

チームビルディング研修は、社員同士の心理的安全性が高く、互いに協調して連携できたり、貢献意欲を持って取り組めたりするチーム作りにつなげるための研修です

チームビルディングという概念は「タックマンモデル」で示されています。チームビルディングには、相互理解や懇親を深めることが重要です。チームで謎解きを体験する際のコミュニケーションを通じて、相互理解を深め、関係性の構築につなげることができます

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なお、チームビルディングやタックマンモデルの概要や事例については、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:チームビルディングとは?施策の具体例や企業の成功事例5選を解説

謎解きを研修で活用するメリット・効果

以下では、謎解きを研修で活用することで得られるメリットや効果について紹介します。

受講者の主体性が高まる

謎解きは推理やパズルの要素があるゲームの1種であり、ゲーム体験を通じて受講者が主体性を発揮することにつながります

研修を実施する際に受講者の主体性が低いと、研修に対するモチベーションが低下し、学びが深まりにくくなる場合があります。謎解きを体験して受講者の主体性が高まることで、講義やワークに取り組む集中力やモチベーションが向上し、研修によるスキルアップが期待できます。

受講者同士の相互理解や懇親が深まる

謎解きは、チームで協力する形式で実施することができます。チームで役割分担をしたり、協力して謎を解いたりするコミュニケーションを通じて、受講者同士の相互理解や懇親を深めることにつながります

組織として活動するうえでチームビルディングは基本的に必須となるため、社員のスキル習得が研修の目的であっても、相互理解や懇親を深めることをサブミッションとして掲げる研修担当者が少なくありません。謎解きを活用することで、受講者同士のコミュニケーションを促進させ、相互理解や懇親を深められます

ビジネススキルの実践につながる

謎解きに取り組む際に求められるビジネススキルと研修内容を関連づけることで、ビジネススキルの実践につながります。

研修を通じて概念を理解できていても、具体的な実践方法がわからずに業務で実践できない場合があります。謎解きを活用することで、受講者が自身の体験を振り返って理解し、研修で学んだことを業務で実践することが期待できます。

謎解き脱出ゲームを活用する「あそぶ社員研修」

あそぶ社員研修は、ゲームと講義をブリッジさせることで受講者の主体性を高め、体験と座学により翌日から実践できるスキルを身につける研修プログラムです。また、ゲームを通じてチームでの協働を楽しみながら、行動変容やチームビルディングにもつながります。

【あそぶ社員研修のゲーム例】

  • 謎解き脱出ゲーム(謎解き:コミュニケーション)
  • リアル探偵チームビルディング(推理ゲーム:ロジカルシンキング)
  • 混乱する捜査会議からの脱出(推理ゲーム:クリティカルシンキング)

あそぶ社員研修では、自社開発した体験型ゲームを活用します。没入感を持って楽しめる本格的なゲーム体験を通じて主体性が高まり、研修での学びの向上につながります。

あそぶ社員研修の詳細については、下記の資料でご確認ください。

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まとめ

謎解きを活用することで、研修に対する主体性・前向きさを高めたり、講義での学びを深めたりすることにつながります。謎解きを活用した研修の実施を検討している方は、ぜひIKUSAにご相談ください。

 

以下では、講義・アクティビティ一体型の研修テーマの例を紹介します。

1.合意形成・アサーティブコミュニケーション研修

合意形成・アサーティブコミュニケーション研修のアクティビティ「コンセンサスゲーム」では、危機的な状況下でどの物資を優先して確保すべきかをチーム内で議論し、最適な結論を導きます。

学びのポイント

  • 各々が個人ワークで考えた答えを聞くことで、チームメンバーの状況に対する認識や物資の重み付けの違いを受講者が理解する
  • 話し手は自分の答えにいたった理由を論理的・説得的に説明する
  • より良い根拠を導き出すための比較検討をして、チーム全員が納得する結論を出す

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2.PDCA研修

PDCA研修のアクティビティ「ロケットPDCAチャレンジ」では、パーツを組み合わせてロケットを制作し打ち上げ結果から原因を考えて、より良く飛ぶロケットに改善していき、目標の達成を目指します。

学びのポイント

  • 計画を立ててロケットを飛ばし、その結果から組み合わせの誤り・部品の不足・不良部品の有無を推察し、それを繰り返すことで組み合わせの精度を上げていく
  • 資金稼ぎ・パーツの選択・打ち上げの準備を繰り返し、作戦タイム振返りを経て行動を改善していくことで、最適化されていく

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3.戦略思考研修

戦略思考研修のアクティビティ「ワールドリーダーズ」では、労働力や資本を使って事業を設立し、利益を稼ぐことを目指します。

学びのポイント

  • 不確実な状況のなかで自チームにとって最適な行動方針を考え、実行していく
  • 戦略を決めるために与えられた手段のなかでどの情報を取得していくかの優先順位決めが求められる

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4.コミュニケーション研修

コミュニケーション研修のアクティビティ「謎解き脱出ゲーム」では、チームでコミュニケーションをとりながら問題に隠された法則を発見する謎解きゲームのクリアを目指します。

学びのポイント

  • 受講者が「自分しか見えていない情報・問題・解き方」をチームで共有することでコミュニケーション促進やスキルアップにつながる
  • 突飛な発想・ヒラメキをチームのなかで積極的に発言できる心理的安全性の高い環境づくりが求められる

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5.ロジカルシンキング研修

ロジカルシンキング研修のアクティビティ「リアル探偵チームビルティング」では、チームに配られた断片的な情報を取捨選択し、論理パズルを完成させ、全問正解を目指します。

学びのポイント

  • 小グループで得られた情報を論理的に整理し、確定情報・曖昧情報・不要な情報を選り分ける
  • 大グループで全体に必要な情報を論理的に判断・共有することや、自分たちに足りない情報を聞き出すことが求められる

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6.クリティカルシンキング研修

クリティカルシンキング研修のアクティビティ「混乱する捜査会議からの脱出」では、推理ゲームで論理的に情報を整理するなかで証拠の違和感に気づき、仮説立てや検証を行って目標を達成します。

学びのポイント

  • 証拠品や証言など多くの情報を手分けして読み、組み合わせて論理的に結論を導き出す
  • フェーズが進むごとに情報が増え、複雑になっていくなかで必要な情報を取捨選択する
  • 出た結論に満足せず、常に新しい情報と照らし合わせて再検証する

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7.リーダーシップ研修

リーダーシップ研修のアクティビティ「グレートチーム」では、チームの運営を疑似体験することでリーダーシップやマネジメントを学びます。

学びのポイント

  • メンバーのリソース管理や育成、リーダーとしての決断を繰り返すことで、いろいろなリーダーシップの型を知ることができる
  • 現代に合わせたリーダーシップの発揮の必要性を知り、自分らしいリーダーシップを学べる

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8.ビジネスマナー研修

ビジネスマナー研修のアクティビティ「ビジトレ」では、実践形式・クイズ形式のアクティビティを通して、ビジネスマナーを楽しく学びます。

学びのポイント

  • 堅い内容になりがちなビジネスマナー研修にゲーム形式を取り入れることで、受講者が没入して学べる
  • 名刺交換や報連相などを実行し、動作・マナーに慣れることで、翌日から実践できるようになる

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9.防災研修

防災研修のアクティビティ「先が見えない防災訓練からの脱出」では、チームで協力して、防災のアイテムや知識を使用しながら謎解きゲームのクリアを目指します。

学びのポイント

  • 謎解きの答えが災害時のNG行動にまつわる内容となっており、解説時になぜ行なってはいけないかもセットで学ぶ
  • 被災時は様々な情報が飛び交うため、情報を取得する際にどのようにすれば惑わされないかを学ぶ

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10.OODA LOOP研修

OODA LOOP研修では、瞬間的な判断力が求められる運動系のアクティビティである「サバイバルゲーム」または「チャンバラ合戦」を実施することで、意思決定のフレームワークである「OODA LOOP」を実践的に習得することを目指します。

学びのポイント

  • 敵チームをよく観察して作戦を練り、状況に応じた行動を素早く判断しながら、チームで共有して一体となって行動する
  • ミッションの勝利条件をもとに、観察、判断、行動を繰り返すことで、本当にすべき行動が何なのか、行動の最適化を行う

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

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