自己表現力を高める方法20選!自己主張との違い・仕事にも活用できる自己表現力を高めるメリットも紹介

  • 組織・人材開発
この記事の監修者
友水 一喜
株式会社IKUSA
あそぶ社員研修事業部 責任者

自分の考えや思いを正確に相手に伝えるためには自己表現力が必要です。自己表現力を身につけることは、仕事を円滑に進めたり、相手との信頼関係をうまく構築できたりといった特徴があり、活躍できる人材として重宝されます。

本記事では、自己表現力と自己主張との違い、自己表現力を高めるメリット、自己表現力を高める方法20選をそれぞれ紹介します

 

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自己表現力とは

自己表現力とは「自分自身の感情や思いを相手に伝える力」のことをいいます。表現の仕方は言葉や発言だけではなく、文章・音楽・行動・表情など、さまざまな手法があります。

自己表現力が乏しいと、自分の考えや思いを相手にうまく伝えられずに語弊を生んだり、トラブルに発展したりすることが考えられるため、ビジネスシーンにおいても高い自己表現力が必須といえます。

自己主張との違い

自己主張とは、自分の感情や思いを相手に伝えたうえで、「相手に行動してもらうこと」を目的としています。自己主張では、自分の感情や思いに加えて、「自分の意見」もはっきりと含まれていることが、自己表現との主な違いです

ビジネスシーンにおいてはどちらの能力も求められますが、自己主張が強いと、相手からの反発を受けたり、トラブルに発展したりする恐れもあります。そのため、自分の思いや感情を伝えたいときには、自己表現を行うことが望ましいといえるでしょう。

自己表現力を高めるメリット

自己表現力が高いことのメリットを解説します。

仕事を円滑に進められる

自分の伝えたいことをうまく表現できれば、自ずと相手との円滑なコミュニケーションが図れるようになるでしょう。自己表現力が高いことで、双方のやり取りに語弊が生じることも少なく、業務上のミスや認識の違いによるトラブルなどの防止にもつながります。

商談・プレゼンがうまくいく

自己表現力が高いと、例えば営業や商談の場において、自社製品の良いところに加えて、製品に対する自分の思いや信念を込めた説明ができるようになります。相手の印象に残るような商談やプレゼンができれば、相手からの共感を得ることにもなり、結果として顧客の購買意欲向上や購入、自分の仕事の成果獲得につながるでしょう。

資料作成がうまくなる

自己表現力が高い人は、物事をどのように説明すれば伝わりやすいかを理解しています。自己表現力を高めることで、例えば、社内会議の資料・営業資料・プレゼン資料などの作成においても、受け手に伝わりやすい内容でまとめることができるでしょう。

信頼関係の構築につながる

自己表現がうまいと「自分の感情に素直な人」「表裏がない人」という印象を相手に与えられます。素直な人・表裏のない人というのは、相手からの信頼を獲得しやすいといえるため、仕事を円滑に進めることにも効果が期待できます。

自己表現力を高める方法20

自己表現力を高める方法20選を紹介します。

1.自己学習を推奨する

社員自らが進んで学習できるように、会社として自己学習を推奨しましょう。例えば、下記のような取り組みが、自己表現力を高めるための自己学習としてあげられます。

  • 読書
  • 社内・社外での勉強会
  • 学会・セミナー・講演会
  • 業務に関連した資格の勉強

幅広い知識を学び、それらを実践に生かせることで、自己表現力の向上につながります。

実施する際のポイント・注意点

  • 社外の勉強会やセミナーへの参加であれば、企業が交通費を支給するなどのサポートができる。
  • 推奨図書の購入支援、資格取得支援なども、自己学習を推奨する取り組みとして活用できる。

2.毎日違う言葉を使う

自己表現力を高めるには、たくさんのアウトプットが欠かせません。普段使わない言葉を意識して取り入れることで、ボキャブラリーが豊かになり、同じ内容でも異なる言葉で表現できるでしょう。いわゆる語彙力を高めることで、自分の気持ちや考えをより的確に、多様な言葉で伝えられるようになります。

実施する際のポイント・注意点

  • 1日の始めに「ニュースや新聞などから得た情報を自分のなかで噛み砕いてノートにまとめる」など、日々の仕事に役立てられるようなアウトプット方法が望ましい。
  • 知らない言葉の意味を調べることは知識の定着にもなり、仕事に役立つ可能性もある。

3.感じたことをメモする

メモをすることは、自身の考えや思いを整理してアウトプットする行動として効果的です。メモに書いて可視化することで頭のなかを整理でき、自己理解が深まります。日々の感情や出来事をメモに記録することで、表現のアイディアや素材が蓄積されるので、自分の内面を他者に伝える力も向上します。

実施する際の実施する際のポイント・注意点

  • メモに記載した内容は定期的に見直すことで、必要な情報の定着としても使える。
  • 最初はハードルを低く設定して、些細なことでもメモするよう意識し、継続することが大切。

4.自分の感情や思ったことを無視しない

自分の感情を無視すると、自己表現が表面的に偏りがちです。自分の思いに気づき、それを大切にすることで、豊かで奥行きのある自己表現ができるようになるでしょう。

実施する際のポイント・注意点

  • 上述した「メモをする」取り組みと合わせることで、相乗効果が期待できる。
  • 「なぜそう感じたのか」をなるべく具体的に記載することで、振り返りや行動変容につながる。

5.身近な人とのコミュニケーションで自己表現をする

信頼関係がある身近な人たちとのコミュニケーションを介して、安心して自分の考えや感情を伝える練習をしましょう。気心の知れている人たちとの対話をたくさん重ねることで、自己表現力が磨かれます。

実施する際のポイント・注意点

  • 雑談や相談ごとのような、さまざまなことについて話しながら、同時に自己表現力も高められる。
  • 気心の知れている仲であれば、相手の反応を伺いながら自己表現の練習ができる。

6.コンテンツからインプットする

自己表現力を高めるには、さまざまな知識のインプットが欠かせません。多様な知識や視点、表現方法に触れることで、自分の内面を豊かにできます。ただし、インプットばかりになると、自分で思考したり実践したりする機会が減ってしまう恐れもあるため、インプットとアウトプットのバランスが重要になります。

実施する際のポイント・注意点

  • 例えば、オフィス内に自由に読める書籍や雑誌を置く、推奨図書を選定して書籍代を支援するなどの取り組みは、読書からのインプットを促せる。
  • 会議やミーティングのときに「読んだ本の紹介」「今日の気になったニュースをまとめて発表」のような時間を設けると、インプットとアウトプットの練習になる。

7.アウトプットを繰り返し行う

アウトプットは繰り返し行うことで知識の定着につながり、結果として自己表現力が磨かれます。例えば、SNSやコンテンツの配信、ブログなどを活用してアウトプットをすると、発信した内容が相手に適切に伝わっているかを検討できます。自分の頭のなかにある情報や感情などを、相手にわかりやすく伝えられるように意識すると、自然と自己表現力も高まるでしょう。

実施する際のポイント・注意点

  • 個人アカウントのSNSやブログで発信する場合には、こちらの発信内容(アウトプット)に対する受け手の反応や言葉を鵜呑みにしないことも大切である。
  • 社内で企業SNSの運用や投稿、社内ブログ、社内報の記事作成などをしている場合では、それらをアウトプットの媒体として活用できる。

8.いろいろな人と関わる

たくさんの人と関わり、会話をすることは、他人の考え方や表現方法を学ぶ機会として最適です。多様な価値観や考え方に触れて、相手に合わせた伝え方を学べるため、柔軟なコミュニケーション力を養えます。他業種や多国籍などの異なる背景を持つ人たちと関わることで、自分の考えや感情を的確に伝える力が磨かれるでしょう。

実施する際のポイント・注意点

  • 社内であれば「交流イベント」「飲み会」などへ積極的に参加すると、いろいろな人と関われて、社内人脈も広げられる。
  • 社外では「異業種交流会」「ワークショップ」などに参加すると、普段は関わりのない人たちとの交流ができる。

9.目標となる人を見つける・真似る

身近にいる「自己表現力が豊かな人」「魅力的な表現方法を駆使する人」などを真似ることも、自己表現力の醸成に効果が期待できます。

実施する際のポイント・注意点

  • 年代や経験などが自分と近しいようなロールモデルだと、理想の姿をイメージしやすく、今後の目標を立てやすい。
  • 「その人はなぜ自己表現力が高いのか」を自身でしっかりと考察し、深掘りすることが、自己表現力を理解することにつながる。

10.自分の嫌いなものを魅力的に語る

ネガティブな感情を抱くものに対しても魅力を見出し、表現することで、自分の視点を意識的に広げることにつながります。既存の感覚を超えた、新しい切り口を見つける必要があるため、この過程で意外性やユーモアを交えた発想力が鍛えられるでしょう。

実施する際のポイント・注意点

  • 興味や関心を高められると、新たな視点を得ることにもつながり、表現力の幅が広がる。
  • あまりにも忌避感のあるものだと、かえって自身の気分が悪くなるので避けることが望ましい。

11.自分の感情や考えたことを分析する

「自分はなぜそう考えた(感じた)のか」と、「なぜ」を繰り返す(自分を深掘り)ことで、自分の内面を深く理解することにつながります。これを繰り返すことで、自分の考えの整理になり、明確な言語化が可能になります。

実施する際のポイント・注意点

  • 考えたことはメモをしておくと、頭のなかを整理しやすくなる。
  • 「なぜ」の問いを繰り返すことは、思考力の向上にもなる。

12.小さいことから自分で決断を下す練習をする

決断は、自分の考えをもとに選択することであり、これを繰り返すことで自己理解が深まります。「自分で選択した」ことの責任を自覚することで、自己表現の説得力も増すといえます。

実施する際のポイント・注意点

  • 自己表現には他者からの視点も重要であるため、決断を経験するという自己完結的な内容では、自己表現力は高まらない可能性が高い。
  • 例えば、仕事上での判断や決断であれば、上司や周囲の人からのフィードバックを得られると、より正しい判断力や表現力を身につけることに効果的である。

13.制限を設ける(限られた言葉や方法で伝える練習)

会話のなかで、例えば「3語だけで感情を伝える」「手を使わずに伝える」など制限を設けると、普段は使わない表現や言葉を使わなければなりません。制限のあるなかで効果的に表現する必要があるため、言葉や手段の選択が洗練され、自己表現力の向上にもつながります。

実施する際のポイント・注意点

  • 表現にはさまざまな知識や語彙力が求められる。
  • 日々のインプット→アウトプットで習慣を身についたことが生かされる。

14.人前に立つ経験を重ねる

他者の視線や反応を意識しながら、自分の考えや感情を伝える場を持つことで、伝える力や自信が養われます。経験を通じて自分の表現方法を試行錯誤するため、実践的な表現力が向上するでしょう。

実施する際のポイント・注意点

  • 人前に立つのが苦手な人には心理的負担が大きく、萎縮してしまうと逆効果になる可能性もある。
  • 克服する場合には、鏡や動画を使って練習する、家族や友人などの親しい人たちの前で練習する、人前での話し方を学べるセミナーに参加する、などがトレーニング方法としてあげられる。

15.自分の強みに目を向ける

自分の強みに目を向けることで、自信を持てるようになり、他者に対して自分らしさを伝えやすくなります。自分の強みを理解できれば説得力や魅力も増し、自信を持った自己表現が実現可能になります。

実施する際のポイント・注意点

  • 強みや得意分野に固執しすぎると視野が狭くなり、柔軟な表現が難しくなる可能性がある。
  • 強みを伸ばしつつも、たくさんの人や物事に興味関心を向けることで、視野を広く保てる。

16.言葉のニュアンスの違いを意識する

言葉というのは下記のように、似た表現でも微妙にニュアンスが異なります。

  • 好き・気に入っている・惹かれる
  • 疲れた・消耗した・くたびれた
  • 嬉しい・感激した・心が弾んだ

言葉をニュアンスごとに使い分けられると、より繊細な自己表現が可能になるでしょう。

実施する際のポイント・注意点

  • 言葉そのものの意味をしっかりと理解することが、ニュアンスに合わせた適切な言葉選びにつながる。
  • 特に読書(小説/物語/エッセイなど)は、語彙力を身につけるのに最適である。

17.1つのテーマを異なる媒体で表現する

1つのテーマを異なる媒体で表現すると、同じ内容を多角的に捉える力が養われます。言葉・絵・音楽など、各表現方法の特性を生かす工夫が必要になるため、創造力と表現の柔軟性が高まり、自己表現力の向上につながります。

実施する際のポイント・注意点

  • 例えば、各種SNSを媒体として活用する場合には、動画・画像・文字・音声などの要素から、そのSNSに最適なものを選んで表現することが求められる。
  • 同じテーマを発信するにあたり、異なるSNSを使うことで、異なる表現方法を身につけられる。

18.自分を客観的に見る

自分の強みや弱み、表現の癖を冷静に把握することで、相手に伝わる効果的な方法が選択できます。

  • 多くの情報力をインプットする
  • 物事の経験の幅を広げる
  • たくさんの人と交流する など

これらの取り組みができると多角的な視点が身につき、より自分を客観視できるようになるでしょう。

実施する際のポイント・注意点

  • 自己の客観視は自己批判につながりがちなので、表現に自信を失う可能性もある。
  • 家族や友人など、まずは身近な人から「自分はどんな人なのか」について教えてもらうと、自分を客観的に見ることができる。

19.異文化に触れる

自分と異なる文化で育った人と関わるには、自分と相手との文化の違いを理解したうえで、自分の意見をより明確に伝える必要性があります。「どうすれば伝わるか」を考えてコミュニケーションを図ることが、自己表現力の向上にも効果が期待できるでしょう。

実施する際のポイント・注意点

  • 異業種交流会、異文化交流会といったイベントに参加すると、普段では関わりのないような人たちとの交流ができる。
  • グローバルな視点を持つ場合には、海外旅行、留学、海外の情報を発信するメディアやコンテンツに触れるといった方法がある。

20.過去の自分と対話する

自分の経験や感情、記憶に残っている印象的な出来事を振り返ると、自己理解が促されます。同時に、過去の感情や思いを言語化する力も養われるので、自己表現力を高める取り組みとしても活用できます。

実施する際のポイント・注意点

  • 過去の失敗や後悔の方が記憶に残るため、ネガティブな感情が自己理解の妨げになる可能性もある。
  • 上述した「感じたことをメモする」の取り組みにあるような、自身のメモ帳を読み返すだけでも、自己理解が促進される。

まとめ

仕事を円滑に進めたり、相手の印象に残る商談・プレゼンを実践したりするには、高い自己表現力が求められます。自己表現力を高めるには、主体的にインプット・アウトプットを繰り返して知識を定着させたり、自身の感情や思いなどを発信したりすることが効果的です。自己表現力を高める方法はいくつもありますが、自分が取り組みやすいと感じたものからスタートして、継続して行うことが、自己表現力の向上につながるでしょう。

 

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

あそぶ社員研修は、企業の研修担当者向けのお役立ち情報を発信するメディアです。研修に関するノウハウ、組織・人材開発の手法、ビジネススキルなどをわかりやすく紹介します。

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