職場活性化のアイデア23選!取り組むメリットも紹介

  • 組織・人材開発

職場活性化とは、社員が仕事に前向きに取り組める環境を整え、企業全体のパフォーマンス向上に寄与する取り組みのことです。職場活性化に取り組むことで、働く社員のモチベーションが高まり、業務のパフォーマンスが高い環境を整えられます。

本記事では、職場活性化に取り組むメリットや、職場活性化に繋がるアイデアをアプローチ別に紹介します

 

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職場活性化に取り組むメリット

職場活性化に取り組むメリットを紹介します。

社員のモチベーション・生産性向上 につながる

職場活性化に取り組むことで社員が仕事にやりがいを感じられると、モチベーションや生産性向上につながります。たとえば、キャリアパスを明確化して目標を持ちやすくしたり、褒章制度を整え努力が報われると感じやすくしたりする施策などがあります

社員自らが積極的に仕事に取り組む空気を醸成できることで、活気が生まれるでしょう。

スキル開発の機会提供で優秀な人材の確保につながる

スキル開発の機会を提供し、社員が成長を実感できる環境を整えることで、職場活性化を図れます。仕事を通じて自己実現が叶うことで仕事への積極性が増し、より成長できる好循環が生まれます

能動的な人材が増えることで、職場全体によい影響が生まれます。また成長できる環境は優秀な人材の確保や離職防止にもつながるでしょう。

コミュニケーションの活性化につながる

職場活性化に取り組むことで、コミュニケーションの活性化につながります。特に経営層と社員の縦方向のコミュニケーションが円滑になることで、一人ひとりの希望やニーズを把握できるようになるでしょう。経営層が自分を理解していると感じられることで社員は安心して働けるだけでなく、心理的安全性を築けます

また、社員同士の横方向のコミュニケーションも重要です。業務で連携が取りやすくなるうえ、同僚との絆が仕事へのモチベーションに直結します。会社へのエンゲージメントが高まり、チームビルディング向上につながるでしょう。

職場活性化のアイデア23

職場活性化につながるアイデアを紹介します。

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1.キャリアパスの明確化

キャリアパスとは社内での目標達成のためのルートを指します。たとえば「1年後にはリーダー職に就きたい」「3年後にはこの部署に異動したい」などのビジョンが挙げられます。

キャリアパスを明確化することで、社員が目標を定めやすくなり、モチベーションの向上につながります。そのため、会社の中で目標を見出し、意欲的に成長できる人材が育てられるでしょう。

効果

  • 社員のモチベーション向上
  • 社員のスキル開発

2.インセンティブ制度の導入

努力や成果が目に見える形で報われるような制度をつくることで、社員のモチベーションが向上します。たとえば目標達成の程度に応じて商品券を贈呈したり、成果を上げた個人やチームを発表する社内表彰式の機会を設けたりする方法があります。

表彰の形は、多くの社員に分かる形にするのがおすすめです。表彰される人はモチベーションが上がり、周りの社員は企業がどのような人材を評価するかを知れるため、目標を立てやすくなります。

効果

  • 社員のモチベーション向上
  • 優秀な人材の確保

3.ロールモデルの紹介

会社で評価されるロールモデルを紹介することで、社員は目標設定がしやすくなり、モチベーションが上がります。たとえば社内報で、活躍する社員をインタビューし「普段取り組んでいること」や「目標としていること」を紹介するアイデアが考えられます。

紹介する際は、幅広い部署のトップランナーを取り上げ、偏りが生まれないように配慮しましょう。

効果

  • 社員のモチベーション向上
  • 社員のスキル開発

4.業務裁量権の付与

裁量権とは、業務において個人の判断で行動を決定できる権限です。職場において用いられる場合、業務をどのように進めていくのか、上司の意見を仰がず自分で決定できる範囲を指します。

社員に裁量権を広く与えることで、意思決定の機会が増え、判断力やリーダーシップスキルが高まります。また、成長を実感できることでやりがいが生まれ、仕事へのモチベーション向上につながるでしょう。

効果

  • 意思決定スピードの向上
  • 社員のスキル開発

5.社員の自己実現をサポートする

職場活性化では会社が社員一人ひとりの目標を把握し、実現できるようサポートすることが重要です。会社にいれば希望が叶うと社員が実感できることで、モチベーションを高めて業務に取り組めるでしょう。

たとえば新入社員にはキャリア形成の相談をできるよう、経験豊富な社員が個別につくメンター制度を導入するのがおすすめです。

また、会社でeラーニングのサービスに登録したり、書籍購入費の補助を出したりすることで、社員が自分の関心のあるものからスキル開発を始められます。

効果

  • 社員のモチベーション向上
  • 社員のスキル開発

6.評価制度を明確にする

評価基準を社員に対して明らかにすることで、社員が努力する方向性を理解しやすくなり、モチベーションを高められます。評価に公平感があることで働き続けやすい環境づくりにもつながります。

また、基準を公表するほか、評価制度に関する不明点を相談できる窓口を設置することで、より社員の理解を促進できるでしょう。

効果

  • 社員のモチベーション向上
  • 社員の定着

7.管理職研修

管理職やリーダー候補者に、職場を率いるために必要とされるスキルを身につけてもらうことは、職場活性化につながります。

なぜなら、管理職は現場の社員と経営層どちらともコミュニケーションをとる立場にあり、管理者の行動は、職場の雰囲気に留まらず、チームワークや企業文化を大きく左右するためです。

また、新任管理職に対しては、プレイヤーとマネージャーで異なる視点の捉え方や意識転換を学ぶ内容が適切です。中間や上級管理職に進むにつれて、マネジメントや経営といった高い視座での考え方を取り入れましょう。

効果

  • コミュニケーション活性化
  • 社員のスキル開発

8.チームビルディング研修

チームの目標や理想を達成するため、個人の能力や個性を最大限に発揮できる環境づくりや取り組みであるチームビルディング研修は、職場活性化への効果が期待できます。

社員同士が密に関われるようなプログラムに取り組めるチームビルディング研修に参加することで、通常業務以上に深くコミュニケーションを取る機会となり、チームワークを強化できます。チームワークが強化され、社員同士の理解が深まることで働くことに対するモチベーションが高まり、職場活性化につながるでしょう。

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効果

  • モチベーション向上
  • コミュニケーションの活性化

9.経営方針の共有

職場活性化を図るためには、自社の経営方針や目標を社員に共有する機会を定期的に設定するのもおすすめです。経営者や人事部から社員に直接話すことで、企業経営を社員一人ひとりが自分ごと化でき、会社へのエンゲージメントが向上します。

また経営者と社員とがコミュニケーションを取れることで企業全体に一体感を醸成でき、職場活性化につながります。

効果

  • 風通しの向上
  • エンゲージメントの向上

10.改善提案の募集

社員から普段の業務に対する改善提案を募集することで、経営層と社員のコミュニケーションの機会をつくり出せます。社員にとって不便や不満を声にすることが改善につながると実感できれば、職場づくりに能動的な姿勢が持てるでしょう

また、声を上げることを恐れる必要がない企業風土は、積極的な意見交換を生み、職場活性化につながります。

効果

  • 風通しの向上
  • 労働環境の改善

11.社内イベントの企画

定期的に社内イベントを開催することで、社員同士の交流を図れます。

たとえば社内運動会は、スポーツを通じて普段とは違う同僚や上司の一面を知れるイベントです。また、社員の家族を職場に招いたり、一緒にイベントを行ったりする「ファミリーデー」は、家族ぐるみの付き合いを通じて、同僚とのコミュニケーションを深められるでしょう。

効果

  • 社員のエンゲージメント向上
  • コミュニケーション活性化

12.クロスファンクショナルチームをつくる

クロスファンクショナルチームとは、各部署・部門から横断的にメンバーを集めたチームです。異なる分野の人材が集まることで、これまでにないアイデアを生み出したり、新たな市場開拓へ発想を広げたりすることを目的につくられます。

普段の業務環境とは違うメンバー同士が交流することで新たなつながりが生まれ、枠組みを超えたコミュニケーションがとれるため、職場活性化につながるでしょう。

効果

  • コミュニケーションの活性化
  • アイデアの創出

13.タウンホールミーティングの実施

タウンホールミーティングとは、経営陣と社員の対話の場を指します。経営陣と社員との双方向的な関係を築き、コミュニケーションを活性化させることが狙いとして実施します。経営陣が現場に出向き意見を交わすほか、オンラインでの実施も方法の一つです。

経営陣から社員へ直接語りかける機会をつくることで意思決定の浸透を図れ、社員が現場の声を経営に反映できるチャンスが生まれます。縦方向のコミュニケーションを改善できることで、職場活性化に大きく寄与するでしょう。

効果

  • 社員のモチベーション向上
  • コミュニケーションの活性化

14.ランチミーティングの設定

ランチミーティングとは、ランチタイムに行う会議を指します。食事を交えることで、会議室で行うときとは違う、打ち解けた雰囲気で意見交換できるメリットがあります。

業務の合間となるため、参加者の予定を合わせやすく、集まりやすいメリットがあります。ただし、あまり頻繁に開催すると、社員が負担に感じることも考えられるため、開催頻度には留意しましょう。

効果

  • 心理的安全性の向上
  • コミュニケーションの活性化

15.社内サークルをつくる

社内サークルをつくることで、好きなことや関心で社員同士がつながれるため、業務とは違うコミュニケーションが生まれます。

また、社員がリフレッシュできる場を創出でき、労働環境の改善にもつながるでしょう。

効果

  • コミュニケーション活性化
  • 労働環境の改善

16.社内報の発行

社内報で、会社で評価された取り組みを掲載したり、新入社員の自己紹介や各部署の一日に密着したりすることも、職場活性化を図るアイデアの一つです。トピックや連絡事項を社員に通知、共有することで社員同士が横断的な関わりを持てるようになります。社内報は紙での発行のほか、イントラネット(企業や組織内の限られたネットワーク)や社内SNS、メルマガでの形式も普及してきています。

効果

  • 社員のエンゲージメント向上

17.社内SNSやサンクスカードを導入する

効果

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社内SNSとは、社員同士がラフに意見を交換し交流するためのプラットフォームを指します。ツールの多くがオンラインサービスで、メッセージのやり取りのほか「サンクス」や「スター」といった称賛を送り合う機能など、コミュニケーションを促進する機能が搭載されています。

また、物理的にカードを用意し、「サンクスカード」として、社員同士が感謝の気持ちを送り合う制度を設けてもよいでしょう。感謝や称賛の気持ちを表明しあうことで、ポジティブな風土をつくりだし、職場が活性化します。

効果

  • 社員のモチベーション向上
  • コミュニケーション活性化
  • 企業風土の改善

18.フレキシブルな労働環境を整える

社員が自分の判断である程度働く時間や場所を選択できると、働きやすさが増します。たとえばテレワークの導入や、期間内で定められた総労働時間に見合うよう自分で働く時間を調整できるフレックスタイム制など、働き方の選択肢を増やせるとよいでしょう。

自分で働き方を決められることで満足度が上がり、生き生きと働く社員が増えて職場活性化につながります。

効果

  • 労働環境の改善
  • 人材の確保・定着

19.メンター制度の導入

メンター制度とは、経験豊富な社員が部下や後輩に対して行う個別支援活動です。特に入社間もない社員は、悩みを打ち明ける相手や環境が見つけづらく、相談相手を制度として設けることで、離職防止や働きやすさの改善が期待できます。

メンターとなる社員にも、コミュニケーション能力が向上するメリットがあります。仕事の悩みを職場内で解消できる環境を整えることで、人間関係の風通しの良さをつくりだせるでしょう。

効果

  • コミュニケーション活性化
  • 心理的安全性の確保
  • 社員の定着

20.1on1の実施

1on1とは、上司と部下が11で行う定期的な面談を指します。人事評価というより、部下の成長のための時間という意味合いが強く、現在の仕事に対するモチベーションや職場で起きていること、部下が描くキャリアなどが議題に挙げられます。

評価を目的としたミーティングではないため、部下も気負わずにミーティングに臨めるのがメリットです。定期的なフィードバックを行うことで、自分の意見や考えが認識されているという安心感が生まれ、職場活性化につながります。

効果

  • 社員のモチベーション向上
  • コミュニケーション活性化
  • 労働環境の改善

21.フリーアドレス制を導入する

フリーアドレス制とは固定席を設けずに、社員が好きな席で働ける制度です。動ける範囲が定められているグループアドレス制と、どこでも利用可能なフリーアドレス制の2種類の方法があります。

働く場所を変えられることで、交流できる人の幅が広がるメリットがあります。また人間関係が固定化しにくくなるため、風通しがよくなり職場活性化が期待できます。

効果

  • コミュニケーション活性化
  • 労働環境の改善
  • 風通しの向上

22.社員食堂やリフレッシュスペースを設ける

社員食堂やカフェがあることで、職場内で気軽に社員同士が話せるスペースが生まれ、交流促進につながります。食堂で食費の補助制度を設けられれば、福利厚生が充実し、労働環境の改善につながります。

また、オフィスの一角に、コーヒーメーカーやソファなどを設置してリラックスできるリフレッシュスペースを設けるのも有効です。

仕事から一旦離れ、気持ちをリフレッシュできる場があることで、仕事の生産性が上がり、職場活性化につながります。

効果

  • 社員のリフレッシュ
  • 労働環境の改善
  • コミュニケーション活性化

23.社内相談窓口を設ける

社員が業務上で抱えた問題を相談できる窓口を設置することで、社員が安心して働ける環境づくりができます。

受け付ける相談内容は、ハラスメントや仕事を起因とするストレス、メンタルの不調などが想定されます。産業医や保健師など産業保健スタッフとも連携し、誰もが安心して悩みを打ち明けられる環境を整えましょう。

トラブルが起きても相談できる会社にすることで、社員が生き生きと働け、職場活性化につながります。

効果

  • 労働環境の改善

まとめ

職場活性化に取り組むことで、社員に働きがいが生まれ、パフォーマンスの向上が期待できます。職場活性化のためには多角的な視点で取り組む必要があります。モチベーションの向上やコミュニケーションの活性化、労働環境の改善など、まずは自社の改善点を把握することが大切です。

本記事を参考に、必要な施策を取り入れ、社員が生き生きと働ける職場環境を目指しましょう。

 

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

あそぶ社員研修は、企業の研修担当者向けのお役立ち情報を発信するメディアです。研修に関するノウハウ、組織・人材開発の手法、ビジネススキルなどをわかりやすく紹介します。

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