ブレンディッドラーニングとは?企業研修に導入するメリットやポイントを解説

  • 学習法

集合研修(対面・オンライン)や、eラーニング、動画コンテンツといったさまざまな学習方法を組み合わせた学びを「ブレンディッドラーニング」といいます。近年は、企業研修にも導入されるようになってきている学習方法です。

本記事では、ブレンディッドラーニングとは何か、注目されている背景、企業研修に導入するメリット、効果を高めるポイントについて、わかりやすく解説します

 

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ブレンディッドラーニングとは

ブレンディッド(Blended)を日本語に訳すと、「混合した」「ブレンドした」などという意味になります。ブレンディッドラーニングとは、複数の学習方法を組み合わせた学びのことです「ブレンド型学習」「ブレンディッド教育」などと呼ばれることもあります。

【学習方法の一例】

集合研修

講師と受講者が一つの場所に集まって行われる研修です。対面式の研修だけでなく、Web会議ツールなどを使ってオンラインで行われる場合もあります。講師から受講者に知識を伝達することを重視したスタイルです。座学だけでなく、ディスカッションやグループワークなどを行うこともあります。

OJT

On the Job Training」の略称です。上司・先輩社員が部下・後輩に対して、実際の業務を通して仕事に必要なスキルを伝承します。知識の習得よりも実践に重きを置いており、仕事の具体的な進め方やノウハウを身につけることを目的に行われます。

eラーニング

インターネットを利用した研修です。受講者はパソコンやタブレットを使って、文字や図表、動画などの教材を視聴して学習します。時間・場所を選ばず研修を受けられるため、自分のペースで学習することができます。

上記のような学習方法を複数組み合わせることで、それぞれのメリットを活かして、効果的な学習を効率よく提供することができます。

ブレンディッドラーニングにはさまざまな定義がありますが、日本では対面研修とオンライン研修を組み合わせた学習を指す場合が多く、「ハイブリッド型学習」と同義で用いられることが多いです。「ブレンディッドラーニングとハイブリッド型学習は別物」、「ブレンディッドラーニングはハイブリッド型学習の一部」とされることもありますが、本記事ではこの二つを同語として扱うことにします

ブレンディッドラーニングの歴史

2006年にジョシュ・バージン氏の著書『The BLENDED LEARNING BOOK』が和訳され、『ブレンディッドラーニングに戦略』というタイトルで出版されました。この本がきっかけで、ブレンディッドラーニングはeラーニングや通信教育のドロップアウト(学習者が途中で学習を辞めてしまうこと)を解決するための方法として、日本でも注目されるようになりました。この本では、複数の学習方法をどのように組み合わせるかが重要とされており、ブレンディッドラーニングのモデルや実践例が紹介されています。

そして2017年には、マイケル・B・ホーン氏とヘザー・ステイカー氏による『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』が出版されました。この本では、ブレンディッドラーニングには以下の3つの要素があると述べられています。これは、比較的新しいブレンディッドラーニングの考え方です。

  • 一部はオンライン学習からなる。
  • 一部は自宅以外の監督者がいる教室で学習する。
  • 一つのコースの学習内容が、カリキュラム全体の一部として機能するように統合されている。

ジョシュ・バージン氏の著書では、対面研修は「有効な一つの手段」として挙げられていますが、マイケル・B・ホーン氏とヘザー・ステイカー氏の著書では絶対条件の一つとなっています。このように、ブレンディッドラーニングの定義にはさまざまなものがあります。

参考:武蔵野大学 学術機関リポジトリ – 定義からみる日本におけるブレンディッドラーニングの概要(藤本かおる

ブレンディッドラーニングの形態

ブレンディッドラーニングには、たとえば以下のような形態があります。

ローテーション型授業

一つの研修やコースにおいて、受講者が一定時間ごとに異なる学習形態をローテーションでまわるというスタイルです。

反転授業

事前にオンラインの動画教材などで予習をしておき、そのあとで個別に指導を受けたり、演習を行ったりするスタイルです。反転授業もローテーション型授業に含まれる場合もあります。

分散型授業

受講者を対面授業のグループとオンライン授業のグループに分け、次回の授業で対面とオンラインを入れ替えるというスタイルです。

ハイフレックス型授業

対面、同期オンライン、非同期オンラインの3つの中から、受講者が自由に選択できるというスタイルです。

参考:ハイブリッド型授業に関する知見の整理とFD研修の実践(浦田 悠) – 神戸大学(PDF)

ブレンディッドラーニングの例

企業研修でブレンディッドラーニングを行う場合には、たとえば以下のようなパターンが考えられます。

  • eラーニングや動画コンテンツで基礎的な知識を習得 → 集合研修でアウトプット
  • 集合研修で基礎的な知識を習得 → OJTで実践する

ブレンディッドラーニングは、数日かけて学ぶような高度なプログラムに向いています。一度きりの研修で終わらせるのではなく、「知識の習得→アウトプット・実践」の流れを繰り返していくことが理想的です

 

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ブレンディッドラーニングが注目されている背景

ブレンディッドラーニングが注目されている背景にあるのは、「リスキリング」ですリスキリングとは、新しい職業に就くため、または今の職業で必要とされるスキルの変化に適応するために、新たなスキルを獲得することをいいます。テクノロジーの進展により、今後は仕事の進め方がどんどん変わっていくことが予想されるため、リスキリングに対する関心が高まっているのです。

学習の成果と効率を両立させるためには、受講者の業務量、ワークスタイル、職種や勤務形態を考慮したプログラムが必要になります。複数の学習方法を組み合わせることで、効果的な研修を設計しやすくなるため、ブレンディッドラーニングが注目されているのです。また、新型コロナウイルス感染症を契機に、日本でもオンライン研修やハイブリッド型の授業・研修が普及したことも、ブレンディッドラーニングが注目されるようになった理由の一つではないでしょうか。

ここで、どのくらいの企業がブレンディッドラーニングを実施してるのか見てみましょう。株式会社manebiが実施した「2023年新入社員研修に関する道教調査」の結果を見ると、「オンライン研修と対面研修を併用」した企業は36.2%となっており、前回の調査から+7.2%増加しています。

また、株式会社日本能率協会マネジメントセンターが2022年に実施した「新人・若手社員のOff-JTに関するアンケート」では、9割を超える企業がOff-JTの見直しを検討しており、具体的な改善策として、35.7%が「『対面重視』だが、オンラインも活用」と回答しています。

これらの調査結果から、すでに多くの企業がブレンディッドラーニングを導入しており、注目度も高まっていることがわかります。

参考:【2023年新入社員研修に関する動向調査】対面研修の実施企業は前年比+12%上昇で5割に。オンラインと対面を合わせた研修も定着|株式会社manebiのプレスリリース

参考:9割超が「Off-JTの見直しを検討」と回答。オンラインの活用が進む 新人・若手社員の「Off-JT」に関する調査結果 | JMAM 日本能率協会マネジメントセンター | 個人学習と研修で人材育成を支援する

企業研修にブレンディッドラーニングを導入するメリット

企業研修にブレンディッドラーニングを導入することで、具体的にどのようなメリットが期待できるのでしょうか。企業側、参加者側それぞれのメリットを、詳しく見てみましょう。

企業側のメリット

すべてのプログラムを対面の集合研修で行うとなると、その分だけ研修会場、宿泊費、交通費などのコストがかかり、研修期間も長くなります。プログラムの一部をオンラインにすることで、金銭的なコストも時間的なコストも抑えることができます。

また、対面の集合研修の場合だと座席数が決まっていますが、オンラインで集合研修を行えば、より多くの社員を一斉に教育できるため、同じ講義を複数回に分けて行う必要がなくなります。会場や宿泊施設の手配、資料の印刷などといった準備も少なくて済むため、研修担当者の負担も減らすことができるでしょう。eラーニングの場合は、LMS(学習管理システム)を使えば、教材の作成や受講者の管理もしやすくなります。

ただ、ブレンディッドラーニングの環境が整うまでは、すべてのプログラムを対面の集合研修で実施する場合よりも、業務量やコストは増加することが多いです。継続して取り組んでいくことで、上記のようなメリットが期待できるでしょう。

参加者側のメリット

対面の集合研修を必要最小限とすることで、会場まで移動する手間が省けるため、参加者は日程の調整がしやすくなります。研修を受けるために通常業務をストップしなければならない期間を短くできるため、業務との両立もしやすくなるでしょう。

また、あらかじめeラーニングや動画コンテンツなど、オンラインで基礎的な知識を身につけておくことで、集合研修ではより実践的な学びが得られるという点もメリットです。

ただ、自宅等に機材やインターネット環境が整っていなければ、オンラインの研修には参加できません。社員がスムーズにオンライン研修に参加できるように、企業は社員の自宅等の環境の整備を支援する、基本的な操作についてのマニュアルを作成するなどのサポートをする必要があります。

ブレンディッドラーニングの効果を高めるポイント

最後に、企業研修にブレンディッドラーニングを導入する際に押さえておくべき6つのポイントを紹介します。

1.研修の目的と目標を明確にする

ブレンディッドラーニングに限ったことではありませんが、研修を実施する際は「目的」と「目標」を明確にすることが重要です

  • 研修の「目的」:社員が研修で学んだことを活かして行動変容を起こすこと。
  • 研修の「目標」:研修の「目的」を実現するためにやるべきこと。

目的と目標は混同しがちですが、二つの言葉の意味を改めて理解し、それぞれを明確に設定しましょう。これらが曖昧だと、せっかく研修を実施しても高い効果が得られません。

また、働き方が多様化したことで対面でのコミュニケーションが減ったため、コミュニケーションの機会として集合研修を行うケースもみられます。確かに、集合研修にはそういった側面もありますが、「コミュニケーションの機会」を研修の目的としてしまっては、有意義な研修にはならないでしょう。「社員にどうなってほしいのか」を意識し、目的と目標を明確にして、研修全体を設計することが大切です。

2.研修のデザイン設計は綿密に

ブレンディッドラーニングは、ただ複数の学習方法を組み合わせればいいというものではありません。それぞれの学習方法の特徴を理解したうえで、効果的につなげて、すべてを合わせて一つの研修になるように設計することが大切です

プログラムをつくる際は、研修の目的・目標を達成するためにはどんな知識やスキルを身につけてもらわなければならないのか、それらを習得するためにはどのような単元や課題が必要かを考えながら、研修全体をデザインしましょう。研修のデザインが出来上がったら、次は必要な教材やコンテンツを用意します。

目的と目標の設定、研修のデザイン設計、教材やコンテンツの用意と、ブレンディッドラーニングは導入するまでにやるべきことが非常に多くあります。長期的には、研修担当者の業務負荷軽減、コスト削減といったメリットが得られますが、はじめに研修プログラムを構築するまでは、研修担当者の業務負荷もコストも増える場合が多いという点は理解しておきましょう。

3.事前学習を徹底する

ブレンディッドラーニングにはさまざまな形態がありますが、企業研修の場合は「eラーニングや動画コンテンツでの事前学習で基礎的な知識を習得 → 集合研修でアウトプット」というスタイルが最も多いのではないでしょうか。

集合研修でグループワークやディスカッションなどを行う場合、基礎的な知識がしっかり身についていない受講者が一人でもいると、ほかの受講者が実践的な学びを得られなくなる可能性があります。ブレンディッドラーニングの効果を高めるためには、事前学習のテストに合格したもののみが集合研修に参加できるようにするなど、事前学習を形骸化させないための工夫が必要です

4.グループ分けを工夫する

集合研修に複数人で取り組む体験型のプログラムを盛り込む場合は、グループ分けも工夫しましょう。研修の目的・目標にもよりますが、「eラーニング・動画コンテンツ → 集合研修」という流れで実施するなら、前項でも紹介したように集合研修の前にテストなどを実施して、その結果をもとに理解度別にグループ分けをするのがおすすめです。同じグループ内のメンバーの理解度に差がありすぎると、ほかの受講者の学習効果に悪い影響が出る可能性があります。

5.コミュニケーションとフィードバックを忘れずに

受講者が「この研修には何の意味があるのか」「実務とのつながりがわからない」のような疑問を持ってしまうと、せっかくの研修も有意義なものになりません。研修の形態にかかわらず、あらかじめ研修の対象者に研修の目的と目標、研修がどのように実務に役に立つのかという点をしっかり伝え、意識づけをしておくことも大切です。「なんとなく」受講するのではなく、研修を「自分事」として捉えてもらえるよう、研修の前にも対象者とコミュニケーションをとるようにしましょう。

また、オンライン学習は、同期・非同期にかかわらず受講者が孤独感や不安を感じやすいというデメリットがあります。チャット機能や掲示板機能を活用して、フィードバックをしたり、気軽なコミュニケーションを取ったりすることができる仕組みを用意すると、オンライン学習のデメリットが解消できるだけでなく、受講者も研修に対するモチベーションを維持しやすくなります。

6.研修終了後は次のサイクルにつなげる

先ほどもお伝えしたように、ブレンディッドラーニングは、一度きりで終わらせるのではなく、「知識の習得→アウトプット・実践」の流れを繰り返していくことが理想的です一度目のサイクルが終わったら結果を振り返り、次のサイクルにつなげていきましょう

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以下では、講義・アクティビティ一体型の研修テーマの例を紹介します。

1. コミュニケーション研修

コミュニケーション研修のアクティビティ「謎解き脱出ゲーム」では、チームでコミュニケーションをとりながら問題に隠された法則を発見する謎解きゲームのクリアを目指します

学びのポイント

  • 受講者が「自分しか見えていない情報・問題・解き方」をチームで共有することでコミュニケーション促進やスキルアップにつながる
  • 突飛な発想・ヒラメキをチームのなかで積極的に発言できる心理的安全性の高い環境づくりが求められる

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2. ロジカルシンキング研修

ロジカルシンキング研修のアクティビティ「リアル探偵チームビルティング」では、チームに配られた断片的な情報を取捨選択し、論理パズルを完成させ、全問正解を目指します

学びのポイント

  • 小グループで得られた情報を論理的に整理し、確定情報・曖昧情報・不要な情報を選り分ける
  • 大グループで全体に必要な情報を論理的に判断・共有することや、自分たちに足りない情報を聞き出すことが求められる。

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3.PDCA研修

PDCA研修のアクティビティ「ロケットPDCAチャレンジ」では、パーツを組み合わせてロケットを制作し打ち上げ結果から原因を考えて、より良く飛ぶロケットに改善していき、目標の達成を目指します

学びのポイント

  • 計画を立ててロケットを飛ばし、その結果から組み合わせの誤り・部品の不足・不良部品の有無を推察し、それを繰り返すことで組み合わせの精度を上げていく
  • 資金稼ぎ・パーツの選択・打ち上げの準備を繰り返し、作戦タイム振返りを経て行動を改善していくことで、最適化されていく

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4.クリティカルシンキング研修

クリティカルシンキング研修のアクティビティ「混乱する捜査会議からの脱出」では、推理ゲームで論理的に情報を整理するなかで証拠の違和感に気づき、仮説立てや検証を行って目標を達成します

学びのポイント

  • 証拠品や証言など多くの情報を手分けして読み、組み合わせて論理的に結論を導き出す
  • フェーズが進むごとに情報が増え、複雑になっていくなかで必要な情報を取捨選択する
  • 出た結論に満足せず、常に新しい情報と照らし合わせて再検証する

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5.合意形成・アサーティブコミュニケーション研修

合意形成・アサーティブコミュニケーション研修のアクティビティ「コンセンサスゲーム」では、危機的な状況下でどの物資を優先して確保すべきかをチーム内で議論し、最適な結論を導きます

学びのポイント

  • 各々が個人ワークで考えた答えを聞くことで、チームメンバーの状況に対する認識や物資の重み付けの違いを受講者が理解する
  • 話し手は自分の答えにいたった理由を論理的・説得的に説明する
  • より良い根拠を導き出すための比較検討をして、チーム全員が納得する結論を出す

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6.戦略思考研修

戦略思考研修のアクティビティ「ワールドリーダーズ」では、労働力や資本を使って事業を設立し、利益を稼ぐことを目指します

学びのポイント

  • 不確実な状況のなかで自チームにとって最適な行動方針を考え、実行していく
  • 戦略を決めるために与えられた手段のなかでどの情報を取得していくかの優先順位決めが求められる

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7.防災研修

防災研修のアクティビティ「先が見えない防災訓練からの脱出」では、チームで協力して、防災のアイテムや知識を使用しながら謎解きゲームのクリアを目指します

学びのポイント

  • 謎解きの答えが災害時のNG行動にまつわる内容となっており、解説時になぜ行なってはいけないかもセットで学ぶ
  • 被災時は様々な情報が飛び交うため、情報を取得する際にどのようにすれば惑わされないかを学ぶ

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8.SDGs研修

SDGs研修のアクティビティ「ワールドリーダーズ」では、労働力や資本を使って事業を設立し、利益を稼ぐことを目指します

学びのポイント

  • 環境に配慮する事業としない事業それぞれのメリットおよびデメリットを学ぶ
  • 企業経営のシミュレーションを通して、社会における企業活動と環境を両立することの重要性を学ぶ

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9.交渉術・ネゴシエーション研修

交渉術・ネゴシエーション研修のアクティビティ「ワールドリーダーズ」では、利益を増やすことを目指し、自チームでの戦略構築や他チームとの交渉を行います

学びのポイント

  • 配られた事業・資金・労働力などの資源だけで目的が達成できない場合に、他チームと交渉してそれらを手に入れるための交渉力を習得する
  • 他チームの情報を得てから相手にとって価値のあるものを提供し、自チームにとってさらに価値のあるものを引き出すことが求められる

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10.   OODA LOOP研修

OODA LOOP研修では、瞬間的な判断力が求められる運動系のアクティビティである「サバイバルゲーム」または「チャンバラ合戦」を実施することで、意思決定のフレームワークである「OODA LOOP」を実践的に習得することを目指します

学びのポイント

  • 敵チームをよく観察して作戦を練り、状況に応じた行動を素早く判断しながら、チームで共有して一体となって行動する
  • ミッションの勝利条件をもとに、観察、判断、行動を繰り返すことで、本当にすべき行動が何なのか、行動の最適化を行う

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まとめ

ブレンディッドラーニングにはさまざまな定義がありますが、日本では対面研修とオンライン研修を組み合わせた学習を指す場合が多く、企業においてはeラーニングで基本的な知識を習得したのち、集合研修でアウトプットという流れが主流のようです。決まった形はありませんので、学習方法の特徴を理解し、それぞれのメリットを活かせる研修を設計しましょう。

ブレンディッドラーニングを導入することで、長期的に見ると金銭的・時間的コストの削減、研修担当者の業務負荷軽減といったメリットが期待できます。また参加者としても、スケジュール調整がしやすくなり、業務との両立もしやすくなります。ただ、ブレンディッドラーニングの仕組みが整うまでは、コストや研修担当者の業務負荷も増加する場合が多い点には注意が必要です。

 

あそぶ社員研修」は、受講者全員が没入して取り組むアクティビティと専門講師の講義・振り返りをブリッジすることで、翌日から業務で活用できる知識・スキルが身につく研修プログラムです。
アクティビティが受講者の主体性を高めてコミュニケーションを促進させ、スキルアップやチームビルディングをはかれます。
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この記事の著者

あらたこまち

雪国生まれ、関西在住のライター・ラジオパーソナリティ・イベントMC。不動産・建設会社の事務職を長年務めたのち、フリーに転身。ラジオパーソナリティーとしては情報番組や洋楽番組を担当。猫と音楽(特にSOUL/FUNK)をこよなく愛し、人生の生きがいとしている。好きな食べ物はトウモロコシ。

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