テレワークツールのおすすめ16選!課題別の選び方も紹介

  • 組織・人材開発

テレワークは情報通信技術(ICT)を活用し、時間や場所に囚われない柔軟な働き方です。とはいえ、出社する働き方とは異なる環境ゆえにさまざまな課題が存在します。テレワークの課題を解決するためには、社員の働き方を把握したり、コミュニケーションをとったりできるテレワークツールの導入が有効です。

本記事では、おすすめのテレワークツールを、課題別に紹介します

※本記事に記載の情報は、202411月時点の情報です。各ツールについての最新情報は、公式ホームページをご確認ください。

 

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テレワークによって生じる業務上の課題

テレワークを導入することで、働き方に柔軟性が生まれ、社員の労働環境を改善できる、オフィスの家賃や通勤手当などのコストを削減できるなど、社員と企業にとってさまざまなメリットがあります、一方で、導入したことによる課題もいくつか存在します。

ここではテレワークを実施するうえで考慮すべき課題について紹介します。

コミュニケーションや情報の共有が難しくなる

テレワークでは社員それぞれの働く場所が異なるため、顔を合わせる機会が減り、コミュニケーションをとることが難しくなります。直接話せば気軽に情報交換できた内容も、テキストベースになると従来通りにはいかないことも多くなるでしょう。

基本的にはチャットツールを使用する場合でも、定期的にWEB会議システムを利用し、顔を見てコミュニケーションを図る機会をつくるのがおすすめです

課題解決におすすめのテレワークツール

  • チャットツール
  • WEB会議システム
  • オンラインストレージ

業務の進捗管理が難しくなる

複数人数でのプロジェクトを進行する場合は「担当者、締め切り、進捗状況の確認」を把握することが重要です。対面であればこまめに確認し合えますが、テレワークの場合それぞれの状況が見えにくく、遅延や重複対応といったミスが起こりやすくなります。

そのため、テレワークではツールを活用し、タスクの進捗を把握できる環境を整えることが不可欠となります

課題解決におすすめのテレワークツール

  • タスク管理ツール
  • プロジェクト管理ツール

社員一人ひとりの様子が把握しにくくなる

対面の場合、社員の表情や会話を通じてコンディションを把握したり、残業の様子を確認して量を管理したりできます。しかし、テレワークの場合は直接様子が見えないため、社員一人ひとりの様子が把握しにくくなります。

仮に残業が多い社員がいた場合、管理者側が気付かずフォローできないままでいると、社員の離職リスクが高まる恐れがあります。

それらを防ぐために、勤務時間や社員が業務に対して感じていることを把握できるツールを活用することが大切です

課題解決におすすめのテレワークツール

  • 社内SNS
  • WEB社内報
  • 勤怠管理システム

セキュリティリスクが増す

テレワークでは、業務に必要なデータをオンライン上でやりとりする機会が増えます。そのため、万が一、社員が使用しているPCがウィルス感染を起こし情報が漏洩すれば、企業が信用を失う問題につながりかねません。

企業全体で共通のセキュリティソフトを使用するなど、サイバーセキュリティ対策に着手することが大切です

課題解決におすすめのテレワークツール

  • モバイルデバイス管理システム
  • インターネットセキュリティシステム 

テキストコミュニケーションがとれるテレワークツール3

テキストコミュニケーションのためのテレワークツールを紹介します。

1.Chatwork|株式会社kubell

Chatworkは、チャット機能とファイル管理機能を有するビジネス専用の連絡ツールです。社内外のユーザーでグループを作り、複数人数でのやりとりや画像やファイルの共有もできます。

ITリテラシーや専門スキルを持っていなくても簡単に利用できる操作性と、国際的なセキュリティ規格を取得し、安心に利用できるセキュリティ水準が強みです。

サービス名

Chatwork

運営会社

株式会社kubell

価格

フリー:無料

ビジネス:700円/ユーザー・月

無料トライアル

あり

URL

Chatwork

 

2.Microsoft TeamsMicrosoft Teams

Microsoft Teamsは、チャット機能のほか、通話、ビデオ会議機能も備えており、コミュニケーションに関する動作を1カ所に集約できます

さらに、ファイルのリアルタイム共同編集や瞬時翻訳、共有todoリストなど、共通のプロジェクトやゴールのための作業をTeams内で行える「コラボレーション」機能も充実しているため、テレワークで停滞しがちな共同作業を進めやすくなる点が魅力です。

サービス名

Microsoft Teams

運営会社

Microsoft

価格

Microsoft Teams Essentials599円/ ユーザー・月

Microsoft 365 Business Basic899円/ ユーザー・月

Microsoft 365 Business Standard1,874円/ ユーザー・月

無料トライアル

あり

URL

Microsoft Teams

 

3.SlackSalesforce

Slackは、「人と情報を集約するプラットフォーム」として、チャットのほか、ビデオミーティング、録音、録画など、コミュニケーションに必要なさまざまな機能を搭載しています

コミュニケーションツールとしての活用のほか、リストでプロジェクトを整理・管理したり、canvasと呼ばれるフリースペースでタスク整理や情報共有を行ったりできるため、連携がとりにくいテレワークにおいても共同作業を可能にするツールです。

サービス名

Slack

運営会社

Salesforce

価格

フリー:無料

プロ:1,050円/月

ビジネスプラス:1,800円/月

Enterprise Grid :要問い合わせ

無料トライアル

あり

URL

Slack

 

オンライン会議に適したテレワークツール3

オンライン会議に必要なテレワークツールを紹介します。

1.Zoom MeetingsZVC JAPAN 株式会社

Zoom Meetingsはビデオミーティングを行えるツールで、ノイズ抑制で快適に会話できます。背景選択機能を使うことで、場所を選ばず顔を見ながらコミュニケーションを図れます

Googleカレンダーやホワイトボード、ドキュメントなど、連携可能なツールが豊富です。上手く活用することで、会議にまつわるスケジューリングやミーティング進行をスムーズに行えるでしょう。

またZoom Meetingsは、Zoom Workplaceの機能のひとつであるため、Workplaceを利用するとチャットなど他の連絡手段も利用できるようになります。

サービス名

Zoom

運営会社

ZVC JAPAN 株式会社

価格

ベーシック:無料

プロ:1,999円/ユーザー・月

ビジネス:2,749円/ユーザー・月

ビジネスプラス:要問い合わせ

無料トライアル

あり

URL

Zoom

 

2.Google MeetGoogle

Google Meetは、高品質な映像や音声の提供に加え、65以上の言語に対応できる字幕翻訳機能や自動メモ機能など、コミュニケーションや会議進行をサポートする機能が備えられています

アプリをダウンロードすることで、スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスからアクセスでき、使い勝手がよいでしょう。

やり取りするデータはデフォルトで暗号化されているため、不正使用対策やプライバシー管理もされ、安心して利用できます。

サービス名

Google Meet

運営会社

Google

価格

参加者 100 人まで、最長 60 分まで無料(要Google アカウント)

長時間で大規模の会議や、海外からの参加等の条件の場合、Google Workspaceのプランの変更が必要

無料トライアル

あり(Google Workspace

URL

Google Meet

 

3.RemoteMeetingRSUPPORT株式会社

RemoteMeetingWeb会議機能に特化したツールです。音声がはっきりと聞き取りやすく、快適にコミュニケーションを図れるでしょう。

画面共有やドキュメント共有、共有画面への直接描画機能などが利用でき、オンライン上でも円滑な意思疎通が可能になります。

サービス名

RemoteMeeting

運営会社

RSUPPORT株式会社

価格

従量制ベーシック課金:29 /分 (税別)

定額制ユーザー課金:月額 990円 /1ライセンス (税別)

法人パック:要問い合わせ

無料トライアル

あり

URL

RemoteMeeting

 

データ共有に適したテレワークツール2

データ共有に必要なテレワークツールを紹介します。

1.Box|株式会社Box Japan

Boxはオンラインストレージサービスで、ファイルの共有や保存のほか、共同編集などのコラボレーション機能があります

またBox Shieldと呼ばれる機械学習を活用したシステムが、データ漏えい対策とサイバー脅威の検知機能を提供するため、別途セキュリティに配慮しなくても安心して利用できるのが魅力です。

特筆すべき機能として、電子サイン機能Box Signがあります。アプリ内から電子サイン機能を提供し、文書のやり取りを効率化できるでしょう。

サービス名

Box

運営会社

株式会社Box Japan .

価格

Business1,881円/ユーザー・月(税込)

Business Plus3,135円/ユーザー・月(税込)

Enterprise4,620円/ユーザー・月(税込)

Enterprise Plus6,600円/ユーザー・月(税込)

無料トライアル

あり

URL

Box

 

2.DropboxDropbox Japan 株式会社

Dropboxはオンラインストレージサービスで、コンテンツの保存や編集、書類への署名をツール内で行えます

ファイルの保存のほか、パスワード保護、画像やPDFにロゴやテキストの透かしを追加できる機能、閲覧者履歴など、さまざまなセキュリティを搭載しているため、ファイル保護の観点から見ても安心して使えるツールです。

サービス名

Dropbox

運営会社

Dropbox Japan 株式会社

価格

Essentials2,000円/月

Business1 ユーザーあたり 1,500円/月

Business Plus1 ユーザーあたり 2,400円/月

無料トライアル

あり

URL

Dropbox

 

プロジェクトの進捗管理に適したテレワークツール2

業務の進捗管理に必要なテレワークツールを紹介します。

1.Backlog|株式会社ヌーラボ

Backlog(バックログ)は、プロジェクトごとのやり取りを一元管理できるツールです。タスクごとに担当者や期日を設定でき、案件ごとの進捗や担当を明確にできます。

タスクごとのミクロ目線だけでなく、ガントチャートの機能を使うことでプロジェクト全体を俯瞰することも可能です。直感的な操作性で、ITツールに不慣れな方も扱いやすく感じるでしょう。

サービス名

Backlog

運営会社

株式会社ヌーラボ

価格

スターター:2,97円/月

スタンダード:17,600円/月

プレミアム:29,700円/月

プラチナ:82,500円/月

無料トライアル

あり

URL

Backlog

 

2.TrelloAtlassian

Trelloはプロジェクトのボードの中に、行うべきタスクをカードとして書き出し「ボード」「リスト」「カード」を使ってプロジェクト管理できるツールです

「進行中」「完了」といった、状況を書いたリストを作り、カードを状況に応じて移動させることで、プロジェクトの進捗が一目で把握できます。

全てのタスクを把握できる「タイムラインビュー」や「カレンダー機能」では、業務全体を確認でき、進行漏れを防げます。

サービス名

Trello

運営会社

Atlassian

価格

Free:無料

Standard$5USD

Premium$10USD

Enterprise$17.50USD

無料トライアル

あり

URL

Trello

 

社員のモチベーション管理に適したテレワークツール2

社員の状況を把握できるテレワークツールを紹介します。

1.TUNAG|株式会社スタメン

TUNAGは、社員同士の交流を生む社内SNSツールで、チャットやマニュアル管理といった実務的な機能のほか、サンクスカードといった社員同士の交流に役立つ機能を備えています

なかでも社内ポイント機能は、会社が活用奨励する制度や行動に対しポイントを付与するよう設定できる機能です。貯めたポイントは企業が設定した福利厚生サービスと交換でき、対面でのコミュニケーションがとりにくいテレワークでも、社員のモチベーションの向上が期待できるでしょう。

サービス名

TUNAG

運営会社

株式会社スタメン

価格

要相談

無料トライアル

なし(無料デモあり)

URL

TUNAG

 

2.UniposUnipos株式会社

Uniposはピアボーナスの機能を軸に、人と組織の行動力を引き出して組織課題を解決するツールです。投稿機能では感謝や激励のメッセージを送り合うことにより、社員同士の交流を深め、モチベーションを維持する効果が期待できます。

メッセージに付与できるポイントを貯めると、少額の金銭(ピアボーナス)や社会貢献活動への寄付、福利厚生サービスとの交換に利用でき、社員が努力する動機付けにもなるでしょう。

サービス名

Unipos

運営会社

Unipos株式会社

価格

要相談

無料トライアル

なし

URL

Unipos

 

勤怠管理に適したテレワークツール2

勤怠管理に必要なテレワークツールを紹介します。

1.MITERAS仕事可視化|パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社

MITERAS仕事可視化はPCログデータを活用し、テレワーク中でも社員の業務への意識を高め、業務効率化を図れるツールです

タイムレポート機能で実際の勤務時間を可視化でき、アプリケーションの利用状況から報告される「ジョブレポート」により勤務内容を把握し、客観的なデータで勤務状況を評価できます。

社員の行動を制限するような機能は搭載しておらず、見守り型のシステムのため、社員に対して過度な監視という印象を与えません。

サービス名

MITERAS仕事可視化

運営会社

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社

価格

月額210円〜

無料トライアル

あり

URL

MITERAS仕事可視化

 

2.ジョブカン勤怠管理|株式会社DONUTS

ジョブカン勤怠管理はクラウド型の勤怠管理システムで、打刻といった出勤管理機能やシフト管理、休暇申請管理などの勤怠管理全般を行えます。シンプルな操作性により、ツールに慣れていない方でも使いやすいのが強みです。

変形労働やフレックス、裁量労働制など、あらゆる勤務形態に対応できます。

サービス名

ジョブカン勤怠管理

運営会社

株式会社DONUTS

価格

無料プラン:無料

有料プラン:200500円/月

大規模(500名目安):要相談

無料トライアル

あり

URL

ジョブカン勤怠管理

 

セキュリティ管理に適したテレワークツール2

セキュリティ管理に導入したいテレワークツールを紹介します。

1.セキュアリモートアクセス|株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ

セキュアリモートアクセスを導入することで、社外のモバイル端末やインターネット接続環境から、踏み台サーバーと呼ばれるGW(ゲートウェイ)経由で社内システムに接続できるようになります

テレワークを実施するうえで、BYODBring Your Own Device:個人のデバイスを業務に使用すること)が広まることが想定されるため、社員それぞれの端末からでも安全に接続できる環境を整えることが大切です。

BYODを認めることで、社員は普段使い慣れた端末で仕事ができるため、テレワークの満足度アップにつながるでしょう。

サービス名

セキュアリモートアクセス

運営会社

株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ

価格

1,650円/月・ID(税込)

無料トライアル

なし

URL

セキュアリモートアクセス

 

2.Optimal Biz(株式会社オプティム)|株式会社オプティム

Optimal Bizは、企業で使われているスマートフォンやタブレット端末の管理とセキュリティ対策を支援するサービスです。業務で使用されているモバイル端末をウェブブラウザから簡単に管理できます。

社外に端末を持ち出す場合も、管理者がシステム上で遠隔ロックやデータ消去、スクリーンロック、暗号化の設定などの操作が行えるため、セキュリティを強化できます。

サービス名

Optimal Biz

運営会社

株式会社オプティム

価格

Android, iOS, iPadOS300 円/月・1

Windows, macOS500 円/月・1

無料トライアル

あり

URL

Optimal Biz

 

まとめ

テレワークは場所や時間に左右されない柔軟な働き方を実現できますが、コミュニケーションがとりにくくなる、業務の進捗が把握しにくくなるなど、いくつかの課題が発生します。

自社が抱える課題に対して有効なテレワークツールを取り入れ、労働環境を整えましょう。

 

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この記事の著者

あそぶ社員研修編集部

あそぶ社員研修は、企業の研修担当者向けのお役立ち情報を発信するメディアです。研修に関するノウハウ、組織・人材開発の手法、ビジネススキルなどをわかりやすく紹介します。

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