研修の服装に関する一般的なマナーやコーディネートのポイントを解説
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大学卒業後、クラシック音楽業界にて制作・マネジメント・プロデュースに従事し、アートと教育の融合をテーマに、「体験を学びとして届ける」手法を追求してきた。
その後、体験型コンテンツ会社を経て、株式会社IKUSAにクリエイティブプロデューサーとして入社。
現在は研修事業部の責任者として、体験型・ゲーム型の社員研修事業を統括している。
ユーザー視点に立ったサービス開発を得意とし、「楽しさが行動変容を生む」という信念のもと新しい研修体験を創出している。
研修の内容によって、求められる服装は変わります。「服装自由」「普段着OK」となっている研修を社員に受けてきてもらう場合、どのような服装で参加してもらえばよいのでしょうか。
本記事では、研修の一般的な服装マナーと、男女別の服装の選び方、清潔感を感じる身だしなみのポイントを紹介します。
研修の一般的な服装マナーとは
研修の内容によって、適した服装は変わってきます。たとえば、社外の人との交流がある研修や、外部から講師を招いて行う研修なら、よりフォーマルな服装で参加することが求められます。また、身体を動かすアクティビティのようなプログラムが組み込まれているなら、動きやすい服装で参加してもらう必要があります。研修の内容に合わせて服装が指定されている場合もありますので、外部の研修を受ける場合は、まずは研修会社に確認をして、一般的なマナーとともに受講者に伝えるようにしましょう。
特に指定がない場合は、スーツかオフィスカジュアルで参加してもらうことになります。ここからは、それぞれの一般的なマナーを紹介していきます。
基本はスーツ
特に服装の指定がない場合は、スーツで参加してもらうのが無難です。
新入社員は、リクルートスーツが推奨されています。会社の方針にもよりますが、一般的に研修期間中は、リクルートスーツが指定されていることが多いでしょう。スーツの色はブラックか、濃いネイビー、グレーが基本です。女性はスカートならタイトが基本ですが、研修では立ったり座ったり、何か作業をしてもらったりすることもあるため、動きにくいほどタイトなものは望ましくありません。また、Aラインやフレアスカートは研修の場にふさわしくありませんので、基本はNGとしたほうがよいでしょう。パンツならストレートか、セミフレア程度ならOKとされることが多いようです。
新入社員以上なら、いつも仕事で着ているビジネススーツで参加してもらえばOKです。外部の研修を受ける場合は、会社のイメージを損なわないように、シンプルで清楚感のあるスーツで参加してもらいましょう。派手な柄や明るい色のスーツ、シャツなどは避けてもらうようにしてください。
「服装自由」の場合はオフィスカジュアル
「服装自由」「普段着OK」の研修の場合は、受講者に自由にコーディネートを組んでもらって構いません。ただし、家にいる時や、休日に出かける時のような服装はNGです。研修を含め、ビジネスシーンではオフィスカジュアルを意識してもらいましょう。
オフィスカジュアルとは、簡単にいうと「スーツほどかしこまってはいないが、ビジネスの場にも対応できるファッション」を指します。たとえば、男性であれば「ワイシャツやポロシャツ+シンプルなパンツ」、女性であれば「ベーシックカラーのブラウス+膝丈スカート」というようなコーディネートは、一般的にオフィスカジュアルと呼ばれます。
ただ、オフィスカジュアルに明確な定義はなく、カジュアル要素をどの程度まで認めるかは、会社によって異なります。社員が迷うことのないように、可能であればオフィスカジュアルの規定やルールを設けておくとよいでしょう。
また、研修に身体を動かすプログラムがあり、「動きやすい服装」「スニーカーOK」とされている場合でも、あまりにもカジュアルすぎる服装や、派手なデザインのスニーカーなどは研修の場にふさわしくありません。研修担当者は、カジュアル要素がどの程度までOKなのか、スニーカーはどの程度のデザインまでOKなのかを具体的に示せると親切です。
【男性編】研修の服装選びのポイント
ここからは、男女別に研修の服装選びのポイントを紹介していきます。
まずは、男性の服装です。先ほどお伝えしたように、特に指定がなければスーツが無難でしょう。オフィスカジュアルなら、「襟付きのシャツ+チノパン」というような、シンプルな服装がおすすめです。
オフィスカジュアルで参加してもらう場合は、周りの人に失礼な印象を与えないように、受講者には次のポイントを伝えておくとよいでしょう。
ジャケットでフォーマル度アップ
ジャケットの着用は必須ではありません。特に夏場は汗をかきやすいので、襟付きのシャツだけでも構いませんが、ジャケットを羽織れる季節であれば、着用することでフォーマルな印象を与えることができます。
ジャケットは、素材や色でもフォーマル度が変わります。ウール素材や、ブラック、ネイビーというダーク色のジャケットほどフォーマルな印象を与えることができ、ポリエステルやコットン素材、グレーやベージュなどの明るい色のジャケットは、カジュアルな印象が強くなります。また、ジャストサイズを選ぶというのも、きちんとした印象を与えるためのポイントです。
そして、インナーはTシャツよりも襟付きのシャツが望ましいでしょう。色はジャケットやパンツとのバランスも見ながら、派手すぎないものを選びます。
ジャケットを着用しない場合は、シンプルな色・デザインのシャツやポロシャツを選ぶようにしてもらいましょう。
デニムはNG
デニムはカジュアル度が高すぎるので、ビジネスシーンではNGです。パンツはチノパンかスラックスを基本としましょう。
オフィスなら多少柄が入っていてもよいかもしれませんが、外部の研修なら社外の人と交流をする機会もありますので、シンプルなデザインのものが無難です。
また、パンツの裾丈も重要なポイント。裾丈が短いと、カジュアルな印象が強くなりますので、アンクルパンツではなく、立ち上がった時に靴下が見えない長さのものを選んでもらうようにしましょう。
靴は服装と研修の内容に合うものを
靴は、ジャケットを着用するならレースアップの革靴が、ジャケットを着用しないならシンプルなローファーがおすすめです。また、靴とベルトの色を合わせると、コーディネートが締まります。靴だけでなく、全体のカラーバランスも意識できると、より良い印象を与えることができます。
「スニーカーOK」の研修の場合は、派手すぎないものを選んでもらうようにしましょう。
【女性編】研修の服装選びのポイント
次に、女性の研修の服装選びのポイントを紹介していきます。
女性の場合も、特に指定がなければスーツが無難です。オフィスカジュアルなら、「きれいめのシャツやブラウス+膝丈スカート、またはチノパン」といったシンプルな服装がおすすめです。
オフィスカジュアルで参加してもらう場合は、受講者には次の点に注意してもらいましょう。
ベーシックカラーでコーディネートを
オフィスカジュアルは、ホワイト、ブラック、ブラウン、ネイビー、グレー、ベージュといったベーシックな色でコーディネートするのが基本です。オフィスなら、カラーアイテムを差し色として取り入れるとおしゃれですが、研修では控えてもらいましょう。
会社のルールにもよりますが、柄物やネオンカラー、ゴールド、シルバーなどはさすがに派手すぎるため、オフィスであってもNGとすることが多いです。普段からオフィスカジュアルをOKとする場合も、社外の人に失礼のない服装を意識してもらうようにしましょう。
露出しすぎないようにする
オフショルダーのトップスやミニスカートといった露出の多い服は、研修を含めビジネスシーンにはふさわしくありません。スカートも、膝が見えるくらい短いものはNGです。
また、最近は少しずつ意識が変わってきているようですが、まだまだ「ストッキングを履くのがマナー」という見方が一般的といえます。スカートでもパンツでも、ストッキングの着用を推奨しましょう。
シルエットにも注意
最近流行りのオーバーサイズのブラウスや、ひらひらしたマキシ丈スカート、タイトすぎるスカート、ワンピースなども、研修に適した服装とはいえません。このような服装は、カジュアルすぎる印象を与えますし、動きにくいので避けてもらうようにしましょう。
基本はパンプス
女性の場合、靴はパンプスが基本です。ミュールのような足先が出る靴や、ブーツのようなカジュアルすぎる靴は避けてもらうようにしましょう。
ヒールはピンヒールではなく、太めのものを選んでもらいます。ヒールの高さは3~6cmが望ましいとされてきましたが、最近は足に優しいローヒールや、フラットシューズをOKとする会社も増えてきているようです。今後は、このような靴もどんどん認められるようになっていくのではないでしょうか。
そして、歩く時にコツコツ大きな音が鳴る靴も、研修の場にはふさわしくありません。歩く時に音が鳴るのは、サイズが合っていないことが原因の場合もありますので、インソールなどで調節してみてもらうとよいでしょう。
「スニーカーOK」の研修の場合は、男性同様に、派手すぎないデザインのものを選んでもらうようにしましょう。
コーディネートだけでなく「清潔感」も意識しよう
ルールやマナーを守ったコーディネートとすることも大切ですが、清潔感が欠けていると、周りの人に不快な印象を与えてしまいます。最後に、服装の清潔感のチェックポイントを紹介しますので、研修の受講者に伝えてみてください。
【チェックポイント】
- シミや汚れがないか
- シワになっていないか
- ボタンがきちんと閉まっているか
- 肌着が透けていないか
- 服や靴のサイズは合っているか
- 髪がボサボサではないか
- 化粧やネイルは派手すぎないか
スーツ、オフィスカジュアルどちらの場合であっても、清潔感は重要なポイントです。受講者には、この点を意識してもらい、身だしなみを整えたうえで研修に参加してもらいましょう。
まとめ
研修は、特に服装の指定がない場合は、スーツで参加してもらうのが無難です。オフィスカジュアルをOKとするなら、会社のイメージを損なわず、周りの人に不快感を与えない服装で参加してもらうようにしましょう。受講者が迷わないように、研修担当者はできるだけ具体的な服装を示すように心がけてみてください。
以下では、講義・アクティビティ一体型の研修テーマの例を紹介します。
1.合意形成研修
合意形成研修のアクティビティ「コンセンサスゲーム」では、危機的な状況下でどの物資を優先して確保すべきかをチーム内で議論し、最適な結論を導きます。
学びのポイント
- 各々が個人ワークで考えた答えを聞くことで、チームメンバーの状況に対する認識や物資の重み付けの違いを受講者が理解する
- 話し手は自分の答えにいたった理由を論理的・説得的に説明する
- より良い根拠を導き出すための比較検討をして、チーム全員が納得する結論を出す
2.PDCA研修
PDCA研修のアクティビティ「ロケットPDCAチャレンジ」では、パーツを組み合わせてロケットを制作し打ち上げ結果から原因を考えて、より良く飛ぶロケットに改善していき、目標の達成を目指します。
学びのポイント
- 計画を立ててロケットを飛ばし、その結果から組み合わせの誤り・部品の不足・不良部品の有無を推察し、それを繰り返すことで組み合わせの精度を上げていく
- 資金稼ぎ・パーツの選択・打ち上げの準備を繰り返し、作戦タイム振返りを経て行動を改善していくことで、最適化されていく
3.戦略思考研修
戦略思考研修のアクティビティ「ワールドリーダーズ」では、労働力や資本を使って事業を設立し、利益を稼ぐことを目指します。
学びのポイント
- 不確実な状況のなかで自チームにとって最適な行動方針を考え、実行していく
- 戦略を決めるために与えられた手段のなかでどの情報を取得していくかの優先順位決めが求められる
4.コミュニケーション研修
コミュニケーション研修のアクティビティ「謎解き脱出ゲーム」では、チームでコミュニケーションをとりながら問題に隠された法則を発見する謎解きゲームのクリアを目指します。
学びのポイント
- 受講者が「自分しか見えていない情報・問題・解き方」をチームで共有することでコミュニケーション促進やスキルアップにつながる
- 突飛な発想・ヒラメキをチームのなかで積極的に発言できる心理的安全性の高い環境づくりが求められる
5.ロジカルシンキング研修
ロジカルシンキング研修のアクティビティ「リアル探偵チームビルティング」では、チームに配られた断片的な情報を取捨選択し、論理パズルを完成させ、全問正解を目指します。
学びのポイント
- 小グループで得られた情報を論理的に整理し、確定情報・曖昧情報・不要な情報を選り分ける
- 大グループで全体に必要な情報を論理的に判断・共有することや、自分たちに足りない情報を聞き出すことが求められる
6.クリティカルシンキング研修
クリティカルシンキング研修のアクティビティ「混乱する捜査会議からの脱出」では、推理ゲームで論理的に情報を整理するなかで証拠の違和感に気づき、仮説立てや検証を行って目標を達成します。
学びのポイント
- 証拠品や証言など多くの情報を手分けして読み、組み合わせて論理的に結論を導き出す
- フェーズが進むごとに情報が増え、複雑になっていくなかで必要な情報を取捨選択する
- 出た結論に満足せず、常に新しい情報と照らし合わせて再検証する
7.リーダーシップ研修
リーダーシップ研修のアクティビティ「グレートチーム」では、チームの運営を疑似体験することでリーダーシップやマネジメントを学びます。
学びのポイント
- メンバーのリソース管理や育成、リーダーとしての決断を繰り返すことで、いろいろなリーダーシップの型を知ることができる
- 現代に合わせたリーダーシップの発揮の必要性を知り、自分らしいリーダーシップを学べる
8.ビジネスマナー研修
ビジネスマナー研修のアクティビティ「ビジトレ」では、実践形式・クイズ形式のアクティビティを通して、ビジネスマナーを楽しく学びます。
学びのポイント
- 堅い内容になりがちなビジネスマナー研修にゲーム形式を取り入れることで、受講者が没入して学べる
- 名刺交換や報連相などを実行し、動作・マナーに慣れることで、翌日から実践できるようになる
9.防災研修
防災研修のアクティビティ「先が見えない防災訓練からの脱出」では、チームで協力して、防災のアイテムや知識を使用しながら謎解きゲームのクリアを目指します。
学びのポイント
- 謎解きの答えが災害時のNG行動にまつわる内容となっており、解説時になぜ行なってはいけないかもセットで学ぶ
- 被災時は様々な情報が飛び交うため、情報を取得する際にどのようにすれば惑わされないかを学ぶ
10.OODA LOOP研修
OODA LOOP研修では、瞬間的な判断力が求められる運動系のアクティビティである「サバイバルゲーム」または「チャンバラ合戦」を実施することで、意思決定のフレームワークである「OODA LOOP」を実践的に習得することを目指します。
学びのポイント
- 敵チームをよく観察して作戦を練り、状況に応じた行動を素早く判断しながら、チームで共有して一体となって行動する
- ミッションの勝利条件をもとに、観察、判断、行動を繰り返すことで、本当にすべき行動が何なのか、行動の最適化を行う
研修のノウハウに関しては、以下の記事にまとめて記載しています。
この記事の著者
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