コアマシナリー株式会社様

社内研修で「サバ研」を実施

研修内容 OODA LOOP 階層 中堅・リーダー
受講人数 〜50名 業種 製造業

コアマシナリー株式会社様に社内研修の一環として「サバ研」を実施していただきました。

コアマシナリー株式会社様とは?

コアマシナリー株式会社は、半導体製造装置をはじめとする先端分野の機械メーカー様向けの部品製作を行っています。

長年に渡り洗練された技術と経験により、高品質な製品を製造することはもちろんのこと、コスト低減と納期短縮を実現されていて、その技術はとても高く評価されています。

サバ研とは?

サバ研は、サバイバルゲーム(略して「サバゲー」)を通して勝つためのフレームワーク「OODA LOOP」を体験できる研修です。

安全で疑似的な戦場に身を置くで素早くOODA LOOPを回す過程を体感でき、OODA LOOPを実践的なスキルとして身につけることができます。

サバゲーとは?

サバイバルゲームとはエアソフトガンとBB弾を使用して銃撃戦を再現した日本発祥のスポーツです。サバイバルゲームには厳格なルールがあるため、進行スタッフの指導を守りながら実施することで、初心者でも安全に楽しむことができます。

⇒サバ研公式サイトはこちら

サバ研を実施いただいた理由

実施した当時、コアマシナリー様の方針は「機動力」と「柔軟性」がテーマとなっていました。

各課の策定する行動計画では、数ヶ月から1年かけて取り組む中期的な活動もありますが、平時の業務においては、常に素早い判断と意思決定が求められています。

本研修のご担当者様は、この研修を通じてPCDAサイクルでは間に合わない個々の事案に対応する力を、メンバー全員が体感して身に付けることで組織力を強化し、目標達成の一助としたいと考えていらっしゃいました。
また、コロナ禍の中で2拠点化したこともあり、本社工場と新設の第2工場との交流事業という位置付けでもありました。

OODA LOOPとは?

OODA LOOP」とは、米空軍出身のジョン・ボイド大佐が提唱した戦場で勝つための理論であり、勝利を収めるまでの意思決定プロセスを分かりやすく理論化したフレームワークです。迅速かつ柔軟な意思決定の流れを4つのプロセスごとに分けています。

【みる】O:Observe

見るのではなく「観る」。何がいくつあるかなど観察して状況をデータ的に把握する。

【わかる】O:Orient

入手した情報をもとに、情勢を判断して戦略の方向性を決定する。最も重視すべきは、この後に起きる状況や空間のイメージを構築し、現在がどうなっており、その後どうなるかを把握すること。「世界観を作る作業」と言い換えられることもある。

【きめる】D:Decide

直感(inspiration)ではなく、「直観(Intuition)」で物事を判断する。
対象の事象に対して適切なパターンを瞬時に判断し、最適なパターンマッチングを行う作業。

【うごく】A:Act

決めた事項をやり切る。ここでは意志が重要となる。

また、これらを高速で回す(LOOP)ことにより、時間をかけずに物事を想定できる状況が更新され続け、最適な判断を下すことが可能となります。

OODAループ(ウーダループ)とは|PDCAとの違いや事例を学び個人・組織の生産性を高める

当日の様子

参加者の皆さまが戦場(京都のとあるサバゲー場)へと集まり、迷彩服に着替えて準備が整いました。

早速ゲームを開始。する前にまずは「サバゲー」についての説明を受け、しっかりと準備を整えた参加者の皆さま。

いざ戦場へと向かいます。まずは参謀の説明のもと、銃の取り扱いに慣れましょう。

そしていよいよ実践へと移ります。

今回は、「カウンター戦」と「フラッグ戦」の2種類のゲームを実施しました。

カウンター戦:撃たれたら自陣地に戻り、カウンターを押すことで復活。時間内に復活した回数が少ないチームの勝利。

フラッグ戦:相手チームのカウンターを押したら勝ち。撃たれた場合の蘇りはなし。

皆さま臆することなく立ち向かっていました。サバゲー初心者の方が「怖い…」と言いながらも撃たれて帰ってくると「悔しいっ。もう一回行ってきます。」と戦場に赴かれる姿が印象的でした。

午前の部の戦いを終え、お昼は皆さまでBBQ。

体を動かした後のお肉は最高のようで、しばしの休息となりました。

午後は「OODA LOOP」の座学からのスタートです。

「OODA LOOP」はサバゲーの時だけに使える考え方ではありません。ビジネスにおいてもスピード感のある情報収集や的確な判断をするためにOODA LOOPを活用することができます。

座学で学んだ後は、また実践です。

チームごとに役割を決めて、ミッションに挑みます。チームごとに作戦を立てながら、スタートしました。

状況を見て、即座に情報理解をし、次の行動を即決。皆さま、コミュニケーションを取りながらOODA LOOPを活用していました。最後に集合写真を撮影し、サバ研のすべてのプログラムが終了となりました。

コアマシナリー株式会社の皆さま、お疲れ様でした。

サバ研を通して得られる3つのメリット

一風変わった研修のサバ研ですが、研修を通して得られるメリットを3つご紹介します。

さまざまな階層に適した研修プログラム

サバ研はチーム戦で行います。チームでの情報共有や役割分担が重要なため、内定者研修や新人研修など、初対面の受講者同士が集まる研修ではコミュニケーション活性化に役立ちます。

また、素早い判断力や情報収集力も学ぶことができるので、中堅・リーダーやマネジメント層のスキルアップにもおすすめできる研修です。

チームビルディングになる

サバ研では、実践の合間に作戦を話し合う時間が設けられています。チームで目標に向かって戦略を立て、実践し、また戦略を立て……という流れを繰り返す中で、チームビルディング効果を実感できます。

同じ戦場で戦い抜いた「戦友」としてのつながりも深められるのはサバ研ならではのメリットと言えます。

スタッフのサポートで安心。初心者でも楽しんで参加できる

サバ研では、「大佐」と呼ばれる「講師」がサバゲーの細かいルールを説明し、各チームには「参謀」と呼ばれる「スタッフ」がつき皆さまをサポートします。そのため、サバゲー初心者でも楽しんでお楽しみいただけます。サバ研の楽しさを体感し、サバゲーに興味を抱いてプライベートで始められる方もいらっしゃいます。

まとめ

今回は、一風変わった新しい研修「サバ研」の事例をご紹介しました。

ユニークな研修をお探しの方は、ぜひ一度株式会社IKUSAにご相談ください。

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